ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

卒業

2006-03-31 | 海外子育て
「昨日の続きを」と思っていましたが、3月も今日でおしまい。せっかくなので、この時期に相応しい話をひとつ。

香港で知り合った、日本人の「香港マダム」さん。
とても個性的で、弾ける笑顔がステキな「筋金入りのシングルマザー」(本人談)。このたび、息子さんが日本での“お受験”で見事に成功をおさめ、香港日本人中学校をご卒業、ご本人も香港での駐在員生活を終えてご帰国となり、“ふたり&ネコ1匹暮らし”は舞台を日本に移し、新たな展開を迎えようとしているところです。

彼女のブログ「子育て奮闘記」には、そんな生活が赤裸々に綴られており、男の子を育てる先輩ママの本音や、懐かしい香港の様子が手に取るようにわかることもあって、よくお邪魔しています。彼女と息子さんの腹を割ったやり取りには、何度舌を巻かされたことか。
「親子ってここまで“濃く”なれるんだ。というか、ならなきゃいけないんだ。」
と身につまされたり、反省させられたりすること、しきりです。

ブログのプロフィールによるおふたりは、
“仕事大好き。でも、楽しいことはもっと好き。好奇心旺盛。昔を懐かしがることなく、与えられた環境の中で楽しみを見出す天才。「俺って天才!」とのたまう息子と二人、似たもの親子です。”
って、本当に額面通りのおふたり(笑) そんな“天才親子”の「卒業」を、子育てをしている少しでも多くの人に知ってほしく、彼女のブログからそのままご紹介します。(原文はコチラから)
================

今日、卒業式でした。保育園では涙、涙。長い、長い6年でした。小学校はへらへら笑って卒業式。お母さん達と謝恩会のあと、2次会に繰り出し、「明日は仕事だから。」と12時半頃帰ってきたら、ドアの前に息子が座り込んで漫画を読んでいました。
「良かったよ、漫画届いていて。」
鍵を忘れて入れなかったようです。内廊下でしたので、寒くもなく、座り込んで待っていることができました。

そして今日、中学の卒業式。またまた泣けました。生徒も先生もそして親も。日本人学校、特殊です。これで日本に帰国する人が大半。子供だけ寮に入って帰国するものもいれば、お父さんだけ残して帰国する人も。人それぞれの思いを胸にばらばらになります。
(中略)

教室でささやかなお礼の会、子供たちが一人一人THANK YOUと書かれた手紙を親に渡してくれました。お母さん達、その手紙を読んでまた涙。今、帰宅して読み直すと涙が止まりません。わがままな母に良くぞついてきてくれました。選択の余地がないとはいえ、良い子に育ちました。「母、勝手だよ。」と言って涙を流したことがたびたびありました。

彼には叱られるでしょうが、引用します。

「今までの15年間、色々と迷惑をかけてすみませんでした。そして15年間、1人で僕を育ててくれて有難うございました。保育園のときから人の家に泊まりあるいていたから、一緒にいる時間は少しすくなかったかもしれないけど、がんばって働いて僕を養ってくれたのは感じたんでありがとうございました。
(←サクラサク)

僕を香港に連れてきたとき、ものすごく嫌だったけど、今思うと本当に良い思い出になったので感謝しています。今まで何十回も殺してやろうとかも思ったけど殺さなくて良かったと思います。高校に入ったらバイトとかがんばって、少しでも家のためになることをしたいと思っています。これからは養ってもらうだけでなく、僕が恩返しをしていく番なのでがんばっていきたいと思います。今まで本当にありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。」

(写真は香港在住の読者の方が送ってくださった新宿御苑の桜。きれいですね~)

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大きいことはホントにいいこと?

2006-03-30 | ペット・動植物
物がなんでも大きいニュージーランド。
例えば、メルマガ「ペットボトルを800円に」でも取り上げた、
2リットル入りの炭酸飲料― これを持ち歩きながら飲む訳です
玉子も1トレー30個― 冷蔵庫の玉子トレーに入りきりません
ミルクは標準が2リットル入り― 3リットルもあります

マクドナルドのビッグマックセットは、
ビッグマック3個+レギュラーサイズの炭酸飲料― 
「何人分?」という量ですが、もちろんひとりでペロリなんでしょう! 
これで10ドル(約750円)
カフェのコーヒーも日本のいわゆる「トールサイズ」が標準です。

まあ、体重40~50キロ台の人と、ゆうに100キロを超える人のランチが同じはずはないでしょうから、当然と言えば当然です。これはなにもここに限ったことではなく、アメリカ、ドイツ、北欧など、からだが大きい人が多い国ではよくあることかもしれません。(行ったことがないのでわかりませんが)

しかし、ここで大きいのは物ばかりではありません。
植物や動物も大きいんです。
例えばうちのレモン。ジャーン@@→

放っておくとこんな大きさになってしまうので、手が届くところのものはなるべく早めに取るようにしています。でも、木の上のほうで好き放題なってる実は、こんなサイズです。中身も大きいのですが皮が1センチ以上の厚みになり、輪切りにすると、ちょっとレモンに見えません´。`A

他にもシャクナゲ、コスモス、アジサイ、松葉ボタンなど、日本でお馴染みの草木もビックリするほど大きくなり、アジサイの花など洗面器いっぱい分くらいの大きさで、切花にすると重みでひっくり返りそうです(笑)

そして、虫。
「生類憐れみの令」を自らに課し、いまだに江戸時代を引きずっている私ですが、虫に関してはかなりの葛藤がTT
特に巨大サイズに突然出くわすとなると思わずタジタジ。
でも憐れまなくっちゃTT
ということで、虫に関してはまた次回。
(つづく)

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カタチから入るヤツ

2006-03-29 | 海外子育て
9歳になったばかりの善は、徹頭徹尾カタチから入るほう。
香港でサッカーを習っていた時、ゴールキーパーのグローブに憧れ、ゴールキーパーでもないのに3千円近い大枚を払って、ブランドもののグローブを買ってしまいました@@ 

当時6歳。3千円は大金でしたが、何度諭してもガンとして聞かず、長らく貯めていた自分のお金で買ってました。ニュージーランドに来てからはラグビー一直線で、高価なグローブは出番もないまま、スポーツ用品一式が入った段ボール箱の底に沈んでいます(笑)

今回も彼、カタチから入ってます。
9歳⇒大きい⇒ティーンエイジャーに近い⇒しっかりしないと!
という発想なのか、誕生日当日からエラく早起きをして、6時台から制服に着替え、家の中をウロウロしたり、新聞を取りに行ったり、今日なんかゲームボーイまでして暇つぶし(なんで朝から´。`?)

その制服ですが、善の学校は赤か、緑と白のストライプか、2種類のポロシャツから選べます。今までは赤一辺倒で、
「緑は絶対着ない!」
と断言していました。ところが赤の1枚がだいぶくたびれてきたので、ふと、
「善くんも9歳だし、そろそろ緑も着てみたら?大人っぽくて(なわけないけど´。`A)けっこう似合うかもよ~」
と温のお古を引っ張りだして、何気なく打診してみると・・・。

「うん、着てみる。」
とあっさり(笑)
さっそく、かなりオーバーサイズなのに(この国ではそんなことを気にする人はいませんが)、張り切って着ていきました。

このノリで、算数も。
ちょうど学校で帯分数、仮分数を習ってきたところだったので、
「ついでに通分、約分もやっちゃおうか?」
と紙を出して説明し始めると、温が横から、
「おっ、善くん、もうそんなことやるの?ボクたちも復習で、今それやってるんだよ。クラスの3分の2くらいの子が通分のやり方を忘れちゃててさ~(ホントの話)、焦っちゃうな~」
と、ノセる、ノセる(笑)

これを聞いて善の目は俄然輝き、
「うん、やってみる。」
(←ちょっとヤラセ風写真ですが´▽`、ダイニングテーブルで宿題の最中。うちには勉強机がありません)

このタイプ、ツボを押さえるとけっこうカンタンです。でも、それが前向きならば、けっこうな話。この素直さ、いいパートナーが見つかればけっこう幸せな人生が歩めるかも!

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台風ワティ

2006-03-28 | 移住生活
知りませんでした、オークランドにも台風が来るなんて!
日曜日は大変な雨と風でまさに嵐のような天気でした。それまで20度くらいあった気温も一気に15度まで下がり、私も慌てて長袖を引っ張り出したのは一昨日お話した通り。

しかし、それが台風のせいだったとは@@ 
報道で初めて知りました。正確には熱帯性低気圧に変わっていたようですが、しっかり「ワティ」というマオリ語の名前までついていました(驚)

近所では大きな被害や冠水があった様子はありませんが、街路樹が小枝ごと葉を落とし、うちのレモンも5、6個落ちてきて(そのうち2個は枝ごと!)、強風の度合いを思い知らされました。オーストラリアでもアメリカのハリケーン「カトリーナ」級の超特大台風で甚大な被害が出たばかり。
南半球でも侮れないんですね、台風被害@@

その台風の中、温はラグビーの初試合。といってもチーム内の紅白戦で、今シーズンの1本目と2本目(いわゆる1軍と2軍)のメンバーを決めるための試合でした。

「なにもこんな天気の中、チーム内の試合をしなくても・・・」
と、思ってしまう軟弱者はいないようで(笑)、
プレーしている子どもは下着まで泥水だらけ・・・
観ている親は腕を組みながら雨に打たれ・・・

これが本場のラグビーの現実です。

(ユニフォーム一式洗いましたが、もうハンパじゃない泥、泥、泥・・・「乾かしてはたけば落ちる」という意見もありますが、今のところそこまで割り切れない´。`A、3回目のシーズン突入!どこかに温が→)

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千年前の煮物

2006-03-27 | 海外子育て
私:「あのカード、駐車場で見つけたのよね?」
温:「見つけた時は雨に濡れてビショビショだったんだ~。」

温が大事にしていたデュエル・マスターズカード(人気のカードゲーム)の一番強いカードを外出先でなくしたものの、クルマに戻った時に見つけた思い出話をしていると、
「チューシャジョウって何?」
と、善が話に入ってきました。

私:「パーキングのことよ。」
と言うと、
善:「あっ、そっか。」
と安心したように行ってしまいました。どうもヤツは、
「注射場」
だと思っていたフシがあり、
「世の中にそんなコワい場所があっていいのか?!」
という表情。
大丈夫か、彼のニホン語?!

週末に友だちが来て、子どもたち3人は日本から送られてきたばかりのマンガのビデオを観ていました。
善:「“なぞなぞハサキ”ってさ~」
友だち:「・・・・?」
私:「(内心)“歯裂き?”コワっ!」
と一瞬の沈黙の後、

温:「“なぞなぞ博士”だよ、善くん!」
全員伏せって爆笑´▽`;´▽`;´▽`;
大丈夫か、彼のニホン語?!

さらにビデオを観ている3人。
善:「千年前のニモノってさ~」
全員:「千年前の煮物ぉぉぉぉ?@@!@@?@@!」

友だち:「善くん、煮物やなくて魔物やで~。」 
そんな古い煮物、化石だよ~TT
大丈夫か、彼のニホン語?!

と心配ながらも、今日は善の9歳の誕生日。
ハッピー・バースデー・善♪♪
今年も元気で楽しく。ラグビーと日本語がんばろうね~´。`;

(←「ラグビーはまかせとけ!」
なんだけど、日本語は・・・´。`A)

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秋雨

2006-03-26 | 私事・リタイア・人生
今日は久々に長袖を着ています。香港から帰ってきて初めてです。というのも朝から雨で気温が低く、予報によれば1日降るそうです。これから一雨ごとに寒くなっていくのでしょう。(色づき始めた庭の木→)

あきさめ――秋雨
という言葉が好きです。「さめ」という音が「冷め」とか「覚め」につながる気がして、聞くだにひんやりとした季節感を感じます。寒さが深まりゆくこれからの季節が1年で一番好きです。特に10月の終わりから11月にかけての時期はしみじみとした気分になります。落ち葉を踏みしめて好きな人と歩きたくなります。今なら、夫と、家の庭でできますが・・・・(なんだかな~´。`A )

(今から4年近く前に、11月にまつわるこんなメルマガを書いていました。よかったらコチラからどうぞ。)

一昨日の金曜日、うちで「エンド・オブ・サマー・パーティー」をしました。ゲストは私が香港に行っている間、家族が多大にお世話になった日本人の友人たちで、全部で大人7人、子ども7人、
「着席だったらこれが限界@@」
という人数。

12時過ぎまで、一番小さい幼稚園児まで、み~んなギンギン@@
よく食べ、よくしゃべり、よく遊び(夜の暗い庭で「イースターエッグ・スクランブル」――「餅投げ」のノリで金色の包装紙に包まれたエッグ型チョコを投げてみんなが拾うという思いつきゲーム。こんなことして西洋人に怒られる?`~´#)、楽しかった夏、長らく過ごしたサンデッキでの時を惜しみました。

そうしたら今日はこの雨――
季節の移ろいを肌身で感じます。
(昨日ドーンと洗濯しておいてよかった~~~イェイv´▽`v)

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先生の教え

2006-03-23 | 私事・リタイア・人生
今回の2週間の香港滞在中、
「やっぱりお会いできなかったな~」
と思ったのが、ある日本人の気功の先生。住んでいる頃から、
「一度会ってみたら。」
と勧められていたにもかかわらず、都合がつかなかったり、先生がご出張だったりで、とうとうお目にかかる機会がないままでした。

ある友人はぎっくり腰になって歩けなくなり、駆けつけた同僚が、
「これは病院じゃダメだわ。」
と彼女をタクシーに押し込み、先生のところに連れて行ってくれたところ、帰りは普通に歩けたそうです。

別の友人も長年、椎間板ヘルニアに悩まされていましたが、先生の所に通っているうちに良くなり、本当に治ったかどうか試すために走ってもいいかどうか聞いたところ、
「ぜひ、どうぞ。」
ということで走り始め、今ではフルマラソンも走れるようになりました。まったく痛みもなく、快調そのものだそうです。

それ以外にも、
首に激痛が走って曲がらなくなってしまった人、
妙な憑き物を背負い込んでしまった人
などが、元に戻してもらえたり、除霊してもらえたり。私の知る人たちだけでも、ずい分お世話になっています。

今頃になって、
「お目にかかっておけばよかった。」
と思う反面、
「私には必要なかったんだ。」
とも思っています。というのも、私には治してほしい持病や相談したい問題がなく、お会いするとしたらかなり興味本位になってしまう可能性があり、気が引けていました。

「やっぱり先生って効くぅ♪(もしくは当たるぅ)」
という自己満足のためにお目にかかるのは、あまりに失礼な気がしていました。(それ自体、見抜かれてしまうでしょうし)先生の能力を確かめに行くことは、確実に回復している友人たちの身に起きていることに半信半疑でいるのと同じことに思えました。

先生のところに駆け込まずに済んでいるのは、幸いなこと――。
そう思って、いつかお目にかかるかもしれない日を楽しみにすることにします。
(←先生は風水も見ます。風水上、この小島の配置が富と繁栄をもたらしていると言われる、高級住宅地レパルスベイ)

先生については「掲示板」でおなじみのrikaさんが、ブログの「スピリチュアルエージェント☆rikaが行く!」で、その教えを簡潔にわかりやすく記録されているので、下のリンクからどうぞ。
(「佐藤先生」はrikaさんが選んだ仮名です)

「気功整体」
「佐藤先生の人生哲学(その1)」
「佐藤先生の人生哲学(その2)」
「佐藤先生の人生哲学(その3)」

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「買っちゃったぁ~♪」

2006-03-22 | 家&庭関係
「買っちゃったぁ~♪」
と言っても、西蘭家の話じゃありません。友人です、友人´。`A

昨年の7月23日、移住1周年を記念して、友人3家族で食事をした時、話はキウイらしくドォォォ~っと不動産に流れ、
「ローンは?」
「銀行は?」
「金利動向は?」
「アレは?」
「コレは?」
と盛り上がったのですが、そのうちの1家族がとうとうマイホームをゲッチュ♪ 
写真は彼らのスイートホーム⇒⇒⇒⇒
(その時の日記はコチラから)

いいですねぇ~(ため息)
しかも、彼女も私も大好きな、「キャラもの」!
こちらではこの手の家を「キャラクター・バンガロー」と呼び、
クラッシックな造り
ステンドグラスのはまった窓
リム(NZの原木)の床
張り出し窓
などの特長があります。これらの条件が全部揃うとステキです(惚)

戦前の建物、特に1920年ごろの物件にいいのが多いです。
大恐慌の直前だったわけで、当時もそれなりにバブってて、気合を入れて建てたものが多いのでしょうか? その分、今でもお高く、これってバブルのツケ´。`?

もう1家族も積極的に動いていて、うちが一番出遅れそうです。まっ、今の借家も気に入っているし、NZドルもやっと下がってきてくれて(しかし、強かった@@)、外貨預金が日の目を見ることになりそうなので、もう少し様子見ですかね~?

友人は今週末には引越します。超~~~忙しいのに、今日はわざわざ私の誕生日プレゼントを届けに来てくれ、大感激TT
とってもステキなシノワズリのアンティークで
(小泉首相じゃないけど、「感動!」)、
「早くこれが飾れる家に引っ越そう!」
と心に誓いました。それまでは大事にしまっておきます。
スイートホームでの友人一家の幸せを祈っています。

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収納ウォーズ

2006-03-21 | 家事・家計・リサイクル
昨夜から突然、善が吐き出し、夜中に何回吐いたことか。かといって食中毒という風でもなく、なんとなく何かの菌が胃に入ってしまったようです。今日はさすがに学校を休ませ(本人はちょっと残念そうでしたが)、静養させています。

そのため朝から善のリネン一式、夏がけの軽いふとんまで洗っての大洗濯。幸い夏日を思わせるような日差しで、夕方までには完全に乾きそうです。こうなると北半球の7倍だかの紫外線入りとは言え、この日差しに感謝。善もすっかりよくなりました。(何だったの^^?)

元々出かける予定もなく、今日は部屋の片付けを。
「近々引越しかな~」
と気を許していたせいか、部屋のあちこちに意味不明のものが積み上がりだし、マズい状態。家探しは続けているものの、なかなか思うに任せず、引越しなど全然視野に入ってこないことから、気を取り直して、片付けを・・・。

ニュージーランドに来てから極力物は買わないようにしてきましたが(幸い外出が激減し、目にしないので欲しくもなりません)、やはり2年近く経つと、頂き物、お土産、善のためにとってある温のお古などの“自然増”だけでも、ちょっとした量。キャンプ用品などはすべてこちらで増えたもの。最初から満杯だった収納スペースには変化がないので、やはりここは知恵を絞らないと。

物事が上手くいかないときには、まず掃除だそうです。
最近はこの手の話がブームになっていてたくさん本も出ているようですから、ご存知の方も多いでしょうが、私も自らの経験から、このからくりには心底納得しています。

去年の今頃は、庭の芝に混じって何年にもわたってはびこってきたのであろう頑固な雑草に挑み、暇さえあれば紫外線を浴びまくりながらしゃがみこんでいました。
しまいにはスコップがへし曲がって使い物にならなくなり、シャベルを持ち出して掘り返すほどでした。
(←去年の3月10日撮影。この後、柄が根元からポキリと折れてしまいました)

驚くほど太い、ショウガのような根っこと戦う、
熾烈で孤独な「ガーデン・ウォーズ」。
来る日も来る日も無心に戦っているうち、
事業が立ち上がり(4月1日)、
永住権が取れました(5月31日)。

「そんなのこじつけ~」
と笑われるかもしれませんが、私は相関性を信じています。
去年は庭、今年は家――ということで、新たな、
「収納ウォーズ」
に挑もうと思います。さっ、宣戦布告です!

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出会い

2006-03-20 | 私事・リタイア・人生
「人との出会いをすごく大切にしたいこの頃なので・・・」
というのは友人のメールにあった一文。仕事を辞し主婦となり、ニュージーランドに移住して・・・と、ここ2、3年で生活環境がガラリと変わった私には、ことのほか心に響く一文でした。

以前は転職するたびに新しい同僚ができ、同僚もどんどん転職していくので「出会い」には事欠きませんでした。気の合った人とは自然にお付き合いが続くので、友人は増えていく一方でした。同時に子どもたちが学校に通い始めるや、学校・習い事を通じ、これまた友人・知人が増え、いつでもどこでも「出会い」に溢れていました。

しかし、サラリーママを辞め家庭に入り、果ては知る人もほとんどいないNZまで来るや、「出会い」の大切さが身にしみるようになりました。幸い、ここでも子どもがたくさんのきっかけを作ってくれ、ご近所、学校、習い事、ラグビー、ダンス関係・・・と、親しい友人はみな彼らが連れてきてくれました。

「子どもがいなかったらどうやって社会に入ってただろう?」
と思うほどです。それでも“多動組”の夫は趣味のラグビーや取引先を通じて、子どもの絡まない友情を培っているようですが、“微動組”の私にはなかなかご縁がありません。
(メルマガ「多動微動」はコチラから)

そんな中で知り合ったあるキウイの女性は、子どもが絡んでいない貴重な友人のひとりです。彼女は12年も日本に住んでいたことがあり大の日本びいき(日本語は話せませんが)。お互い大の動物好き、あれこれ手作りを楽しむところも似ており、一回り以上も年上ながら、すっかり意気投合してしまいました。

昨日は彼女がワインを提げて訪ねてきてくれました。ラベルを見て思わず絶句。
TI POINT(ティ・ポイント)
まさに私たちが出会った静かな浜辺の名前だったからです。

「ワインセラーで贈り物を探してるっていったらこれを勧められたの。名前を見て一目で気に入ったわ。私たちの思い出の場所だものね。飲んだことがあるけどまろやかでおいしいわ。冷やしてタカと飲んでね!」
という、うれしいメッセージ。
彼女と出会って、今月でちょうど1年です。

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今日から冬時間

2006-03-19 | 移住生活
今日から時計の針を1時間遅くして冬時間に突入です。平日は毎朝6時半起きなので、それが7時半起きになるかと思うと、
ちょっと得した気分。
海外旅行に行った時、
「ワーイ、半日儲かった♪」
と感じる時差のようなもの。

しかし、それもすぐに慣れてしまってチャンチャン。
旅行から帰れば半日損してチャラ。
半年後には夏時間に入ってこちらもチャラ。

それでも、やっぱりウレシい冬時間。心のどこかに日差しの暖かさ、日が長いことのありがたみへの想いがあるのでしょうね。
これで日本との時差は3時間、香港は4時間になります。

時間の変更はいつも日曜日からです。社会的混乱を少しでも少なくするための配慮なのでしょう。いくらここで生まれ育っていても、
つい、うっかりぃぃぃぃ~~TT
という人は必ずいることでしょうから(笑)

去年、冬時間に変わった時も、近所のアイランダーくんが朝7時から善を迎えに来てくれて(本人、8時のつもり)、起き抜けの善はパジャマのままボーっと出て行ってましたっけ´▽`A
(けっきょく、彼はうちで善と朝ごはんを食べて学校へ♪)

今週末は温が2日連続でクラスメートの家にお泊り。(金曜日の朝、学校に出て行って以来、会ってないんですけど´。`;)
その代わり善の友だちが2日連続でお泊りに来ています。子どものラグビーシーズン開始前の最後の貴重~な週末、しかも善のダンスのパフォーマンスがないとあって、親子ともに大いにくつろいでいます。

(←今週まではタックルのないソフトなラグビー「タッチラグビー」だったけど、来週からはバリバリ全開~な気分の善。来週はスパイク履こうね´。`A)

よい週末を。

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駆け抜ける更年期?!

2006-03-18 | 健康・美容
「ねぇねぇ、更年期障害みたいなものってある?」
親しい同年輩の友人がたくさんいる香港で、ちょっと気になる質問をしてみました。

「ぜ~んぜん。そんなの50代に入ってからの話でしょう? 40代なんてまだ早すぎるわよ。」
と一笑に付す人。
「あるある。生理が少なくなってきたもの。はっきりわかるわ。」
と真顔で言う人、同年齢でもさまざまです。

私自身は今のところ、「ぜ~んぜん」のくちなので、実感はゼロ。いろいろな人から、40代に入ったら、
「即、老眼が始まるから覚悟しておいた方がいいわよ。」
「四十肩っていうのかな?肩と腰に来るわよ~」
「どこがどうっていうんじゃないけど、なんとな~く不調で不機嫌になるのよね。」
などと、言われてきました。

ところが、今のところ心当たりはなく、ビーズ・アクセサリー作りでの細かい作業もすれば、肩こり・腰痛とは無縁で、相変わらずのマッサージ・スパ嫌いで行ったことがありません。生理は元々不順で、
息子を妊娠した時はふたりとも出産予定日に「?」マークが
ついていたくらい(笑)
なので、これもあてになりません。

そうは言っても誰にでも来る更年期。いつかは、
「そうか、これのことだったのかぁ!」
とひざを打って立ち上がる日が来るのでしょうが、できれば軽く、楽しくやり過ごせれば、と思います。

更年期どころか、最近は近所のジョギングだけでは飽き足らず、
「マウンテンバイクを始めたい!」
と思っているところ。
(誰もいない冬のプール。香港の高級住宅地レパルスベイにて。いつか走って泳いで自転車に乗って・・・というトライアスロンな暮らしに挑戦できるのかな?→)

せっかくのニュージーランド暮らし、この手のアウトドア・ライフをエンジョイしない手はないのですが、周りにしている人がいなくて、どんなバイクを買ってどこに行けばいいのか皆目わからないところ。う~ん、どこかで誰かに出会わねば!

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子育つ期の実感

2006-03-17 | 海外子育て
昨日は、小さい母鳥が自分よりからだの大きなヒナに背伸びでもするように苦労して餌をあげる話をしました。それを目にするたび、
「もう大きいんだからさ~、自分で食べなよ。目の前に餌があるんだから食べてごらんよ。」
と、ブツブツ言っていた私。

母鳥と一緒にうちのサンデッキまで飛んで来られるのに、どうしてお皿の上のご飯が食べられないんでしょう? 不思議。ついでに、
「おかあさん、優し過ぎ! 自立させなきゃ!」
とも言っていた私ですが、気がつけば自分も同じような立場に。

12歳の長男・温はすでに私とまったく同じ身長163センチで、年内に抜かれるのは確実です。彼に見下ろされ、こちらが見上げながら話す日も近そうです。それでも、
「お弁当箱と体操着出して!」
(温の返事:「もう出したよ。」)
「バスの回数券持った?」
(同:「持ってる。」)
と、つい言ってしまう日々。12歳になったら言わない約束じゃ?
(詳しくはメルマガ「子育つ期」をどうぞ)

彼は日に日に小さく見える母親が気の毒に思えたのか、ある日、
「ママ、このクツ小さくなっちゃったからあげるよ。」
とスポーツシューズを持って来ました。(本人、本気@@)

「そんな~、25.5センチだなんて履けないわよ~」
と笑って断ると、
「ママだってまだ少しは大きくなるかもよ!」
といたって本気!これから大きくなる?それに、この身長でそんな大足になったら大変なんですけど@@

「ホントにもう少しも大きくならないの?」
「ならないわよ~。縮んでくかもしれないけどね!」
「えっ?縮むぅ?」
温は目をひん剥いていました。伸びないどころか小さくなるなんて、伸び盛りの彼には想像もできないのでしょう。

「じゃ、Tシャツは?少し大きくても着れるでしょう? 今度、小さくなったのあげるよ。善くんじゃ、まだ大きいし。」
とのこと。
あっ、ありがとTT
本当にいつの間にか「子育つ期」に突入していました。

(←「ねぇ、勉強している写真撮っておばあちゃんに送ってよ。もしかしたら“あら~、温くんと善くんエラいわね~”って言って、デュエル・マスターズカード(人気のカードゲーム)送ってくるかもよ♪」と言うふたりは、と~っても仲良し)

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神の皿

2006-03-16 | ペット・動植物
うちには「伊勢の皿」と呼ばれているお皿があります。掌大の素朴な素焼きで、明るい土色。色も重さも軽く薄いものです。伊勢神宮でのお払いの後、お神酒をいただくための皿で、持ち帰ることができます。香港時代は98年以降、毎年、お伊勢参りをしていたので、かなりの枚数を持っています。

まったく上薬がかかっていないので、ちょっとぶつけたらすぐにも割れそうです。
ところがこの皿、割れません。
どれぐらい割れないかというと、2メートル近い高さからたびたび落としても割れないほど。

そのため私たち一家は畏敬の念をこめて、
「伊勢の皿」
と呼んでいるのです。

このお皿、普段はスズメを中心とする鳥たちが使っています。これに毎朝餌を入れ、サンデッキの囲いの上に置いておくのです。サンデッキの上に直接置けば、落ちることはないのですが、人影が近すぎて鳥が落ち着いて食べられないのと、フン対策もあって、わざと高いところにしてます。

(この日はご飯の代わりに刻んだ麺を入れておきました。恐る恐る食べ始めたものの「けっこうイケる!」ということになり、すぐに空に。口の中が粘つくのか、盛んにくちばしをその辺にこすり付けてました→)

ところが食べ終わると、
「ちぇ、もう空じゃないか!」
と遅れてきた鳥がいじけて蹴るのか、たまたま落ちてしまうのか、時々サンデッキの上に墜落しています。(必ず空になってから)
しかし、この1年半で割れた皿はせいぜい2枚。落下していたことは数知れず@@

「やっぱり神様のお皿なんだね~」
と、感心しきりの私たち。
(←途中まで落ちる日も。これで約1メートルの落下。この状態で止まっているっていうのもただ事ではないような)

最近はこの春~夏にかけて孵ったヒナが立派な成鳥になったのか、やって来る鳥の数がめっきり多くなりました。

夏の間は母子で来ては、小さい母鳥が自分の1.3倍はありそうな口を高く上げた大きなヒナに、背伸びでもするように苦労して餌をあげる姿を毎日のように見かけたものですが、今はそんな母子もいなくなりました。季節の移ろいは、こんなところにも。

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2006年おパシフィカ・アルバムⅢ

2006-03-14 | 映画・文化
いくら「ポリネシアンLOVE」だからって、
パシフィカだけで4日もね~ -。-; 
と言われそうですが、すっ、すいません(しゅ~ん)
でも、再び!(すっく)

「カルチャー」、
「フード」、
と来たので、今日は、
「ピープル」で♪

いきなりですが、ドーンと出たこの方→
な~んとショーの司会者です。
アイランダー文化圏以外ではあまり見かけない、この職業にしてこの体系。
でも、パシフィカならフツーで~す*´▽`* 

←こちらの方々は~´。`?
はーい、典型的なアイランダー・パパです♪
これは子どもや家族の推薦によるパパのダンスショー@@
子ども5、6人に一斉に指差されて上がってきたパパも(笑)

じゃ、こちらは~?→
はい、もうおわかりですね。
アイランダー・ママです。
右の2人はママはママでもグランマ(おばあちゃん)です@@

みんなノリノリで、観客はやんややんやの大喝采。
グランマたち、サイコー!!(イェイ)

勝ち抜きではないのでステージに上がった人全員にTシャツのプレゼントが。広げると風呂敷のように大きなサイズ@@
そういえば、夫のラグビー友だちのアイランダーくんも、
「XXXXXXL」(「シックスXL」と読みます)
という、とてつもないサイズを着てましたっけ?
けっこう、フツーに買えるようです。

「なんでパシフィカで?」
と思ったこのブース。選挙民登録ブース。総選挙は去年終わったばかりで2008年までないはずなんですけど~´。`A
さすがに誰~もいませんでした(笑)

他にも、NZ版ハローワーク「ワーク&インカム」のブースや、
オタゴ大学のブースもありました。
「働いたり、勉強したり、選挙に行ったりしようね。」
ということのようです。

去年より全体に大人しめな分、カルチャー色が濃くなったかな~
という印象。お天気にも恵まれ、とても楽しい1日でした。
来年は“ちょいコスプレ”に挑戦?
(素顔の彼らに負けるって´▽`A)

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