昨夜は仲秋の名月を存分に堪能することができた。幾度か外に出て、その青白い光に洗われたすすきの原を歩いたりもした。あんな月を眺めていれば、現代科学が教える何もない荒涼とした世界も古い物語に脚色され、さながら子供に帰ったような気分でその姿を眺め続けた。
名月をとってくれろと泣く子かな 一茶
久しぶりに訪ねた入笠湿原はすっかり秋の装いに変わり、すでに緑の色が消えて、草もみじの艶やかな色が大勢を占めていた。まさしく季節の巧みな織物、錦繡である。リンドウ、ノコンギク、ウルシなどはここでも目にするが、伊那側よりか全体に秋の進み具合が早いということだろうか。
マユミの実も赤味を帯びつつあり、これから初冬にかけてさらにその色を濃くする。(9月30日記)
雨。夜半から激しく降り出し、今も止もうとしない。一昨日から牛守の仕事の他にふたつ別な仕事をかかえてしまい、独り言ちる間もなかった。これで少し暇ができるとよいのだが、雨が止めばまた忙しくなる。そして、そんな状況が今週はずっと続く。(10月1日記)
8月、9月とキャンプ場や小屋の利用者数が少しづつ回復してきた。いくら「混雑させないキャンプ場」を標榜しても、いつまでもcovid-19に負けてばかりはいられない。森や林や草原に埋没しないよう、牧の一隅にそれなりの存在感を保ち続けたいと、そう願っている。
9月は例年になく雨が少なかった。10月はどうなるだろうか。今朝は気温が10度以下、8度まで下がった。深まる秋。
1526さん、また機会はあります。M田さん、元気で暮らしてますか。
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本日はこの辺で。