不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬」 (18)

2017年12月19日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

        
一昨日と昨日の内容が続かず、話が中途になってしまった。横岳峠を越す道がなぜ発達しなかったのかという理由について、地形的なことを挙げてみたが、昔の人たちはもっと困難な場所にも道を通し、深い山中にも暮らしを立てた。下栗の里の落人説からしても、地形は重要な要件だが、それ以外の理由があったかもしれないと新たな疑問が湧いてきた。
 しかし今はこれ以上詮索しない。現地をしっかり見るまで、もう少し頭の片隅にしまっておくことにしたい。



 山川草木鳥獣と星、と決めていたのに徒に空想の山中を彷徨し・・・、この時期おいそれと横岳峠には行けないが、平家の落人と言われている「浦」ならばと出掛けてみた。
 西高東低の完全な冬型の気圧配置で、西山(中央アルプス)は雪雲に隠れていた。かつての高遠町も長谷村も10年ほど前までは独立した行政区であったのに、人口減少などの理由により今では伊那市に合併されてしまった。美和ダムの冷たい水の色、いつ来ても続いている湖の上流にある浚渫工事、そんな風景を眺めながらの久しぶりの浦だった。
 車でなら近くの杉島の集落からそれほど遠いとも思わないが、それでも辺鄙であることは間違いない。今ではすっかり廃屋が目立ち、住人にしてもどういう人たちが暮らしているのか、元々住んでいた人とは縁のない人たちかも知れない。
 目当てにしていた一軒の古い家の写真を撮った。築何年になるのか、それがきょうの1枚目。それから小松家の墓所に行って2枚目を撮った。記憶の中の墓石が思いの外新しく見えて驚いた。誰か来て、少しは手を入れたのかも知れないが、そこに至る周囲の様子はそれとは逆に、また一段と荒廃が目立ち、廃墟化が進んでしまっていた。そのうち、ここが平家に繫がる落人の隠れ里だったということも、忘れられてしまうのではないかと、そんなことを思いながら足早に立ち去った。
 
1年ぶりに年末年始の営業をすることにしました。予約をお願いします。また冬季の営業については以下をクリックしてください。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«     ’17年「冬」 (17) | トップ |     ’17年「冬」 (19) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

キャンプ場および宿泊施設の案内など」カテゴリの最新記事