天気:晴れ、気温:20度C(9:00AM)
意外や意外、今朝の気温が20度Cとは。日中の温度はいつになく高く、Tシャツ1枚で過ごす。
いつものように見回りにいくと、今日は群れの中に2頭の和牛がホルスと一緒に。ところが、もう1頭がいない。こうなるとややこしい。事故ではないと思うも、姿を確認するまでは安心できない。ホルスと違い、和牛はその色から発見がむずかしいのだ。結局、B放牧地の疎林の中に1頭でいるのを発見する。
A放牧地でなくB放牧地に1頭だけでいる理由は、どうやら電気柵のようだ。BからAに牛を移すため、電気柵の一部を開放してあるのだが、この牛は感電を恐れて他の牛のように移動ができないでいるのだろう。あえて追ったり、誘導したりはしない。夕方になれば、水場で他の牛と合流できるから。
天気の良いのは有難い。しかし、水のことが気になりだす。牛用の水タンクは古く漏水が激しい。絶えず水を出していなければ空になってしまう。水源に行ってみると、前回よりも水の湧出量が少ない。水温も高い。止む無く流しっ放しのタンクの水を止めることにする。夕方の5時少し前、牛サマが水をお飲みに来る前に、いつも満水にしておけば問題ない。昔から、第4に牛を置いたときは、夕方の5時過ぎないと水を飲みに来ない。
明日からは、朝から午後まではタンクへの出水を中止することにする。その間に、毎日水源地のタンクと1キロ以上の距離に埋設されているホースの中を水でいっぱいに満たすようにすれば、当面は安心だろう。
なお、キャンパーには影響ないようにいたします、念のため。
林さんから懇篤なるコメントを頂戴する。
この牧場は牧場内に一般道を走らせるという、今なら考えられないようなことをしたのです。すでにできている牧区を無視して道路を作ったため、道路の両側に牧柵がない、ということにもなってしまったのです。ところが、第4牧区は種牛を置くため、道路に沿って牧柵が張られています。種牛は雄の和牛で危険なため、きちんと隔離しておかなければならないからです。が、これが誤解のもとになっていると思われます。
ある所は牧柵があるから当然入ってはいけないと分かっても、それのない所は自由に入ってもいいのだろう、と考えてしまう、無理からぬことかもしれません。
もっと良い管理方法もいろいろあるでしょう。ただできたらあまり無粋な立札を立てずに、牧場に入ったら道路以外の場所には立ち入らない、というルールを守っていただきたいのです。(つづく)