布屋忠次郎日記

布屋忠次郎こと坂井信生の日記

中山国交相は間違ったことは言っていない

2008-09-28 06:45:38 | ニュース
日本の教育のガンである日教組を解体しなきゃいかん、と発言した中山国交相が、辞任の意向との報道。
新内閣が発足し、さてこれからというところで、野党や左翼マスコミが当然突っついてくるだろう発言をしたことは、時局を見ることができない人だと思う。
けれど、日本の教育を本当に憂いている心ある人は「よくぞ本当のことを言ってくれた」と感じてると思う。

坂井は子供の頃から歴史が好きだった。日本史が中心だったけど、中国古典の豪傑モノや冒険譚も好きだったこともあって、「項羽と劉邦」や三国志の時代に魅力を感じていた。(コーエーの三国志がファミコンで出るよりずっと前の話です)
ところが中学のときの世界史の担当が、絵に描いたような日教組教師だった。この先生、世界史の授業を反原発教育につぎこみ続け、定期試験にまで「原発について述べよ」という問題を出す始末。しかもその挙げ句に授業時間が足りなくなり、年度の終わりの方(坂井が一番楽しみにしていた中国史のあたり)はプリントを配って終了ばかりになった。あんな授業でその科目が身につくはずがないし、その科目に興味関心すら持てるはずがない。もともと歴史好きだった私がうんざりするくらいだったのだから、歴史にそれほど興味がなかった人が興味関心を持てるようになるはずがない。世界史の教師が「世界史嫌い」を育てていたわけ。

だいたい、たかが労働組合が教育を牛耳れるというのが異常なんじゃないだろうか。少なくとも、私たちが選挙で選んだ国会で決められる法律や、その国会で選ばれた内閣による行政に、私たちが選んだわけではない教師が反対することが正しいというのは、民主主義の否定じゃないのか? しかもその手段もしばしば非民主的だ。(ここで私が民主主義と言っているのは、問題があるというなら国会に出て戦えと言いいたいのであり、非民主的と言っているのは、声が大きいほうが正義とばかりに叫んだり、教師の権威において子供たちを洗脳したり、授業をサボタージュしてデモや日教組の活動をしておきながら勤務時間に付けるなどという不正をしたりなどという、「目的のためなら手段は正当化される」という姿勢のことを言いたいのです)

ガンという中山発言は、至極妥当だと思う。
ただ、発言するべき時と場所を選びきれなかったのは、言っていることが正しいだけに残念だと思う。


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4 コメント

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日教祖 (エミリー)
2008-09-29 22:53:19
私は日教祖に対していい印象は持っていません。
でも布屋さんの言うような教師って本当にいるんですか?私はそういう先生に当たったことは無いので・・・。幸いにも。
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中にはいい先生もいると思いたい (布忠)
2008-09-30 01:43:34
不幸にも、本当にいるんです。
実は高校でも、大学受験に向けて選択した世界史の担当がしょーもない先生で(これは日教組うんぬんではなく能力の問題ですけど)、やむなく世界史での受験をあきらめたくらいです。数少ない好きな科目がまともに勉強できないというのは、悲しかったですよ。
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こんにちは。 (N)
2008-10-01 14:33:04
恥ずかしながら日教組という存在を知りませんでした。(新宗教と勘違いを…)

私は公立高校に通ってましたけど、
日本史、世界史、公民のどの先生の授業も、
話が上手くわかりやすかったので好きな科目でした。
受験には役に立たない征露丸の意味など数々の歴史トリビアを今でも覚えています。
先生達に共通してたのは、自分たちの教えてる科目が好きだったことだと思います。
その影響で社会科の大学に入学しました。

中山元国交相の発言は、「反省はしてる、でも後悔はしてない!」でしたね。
バッシングにあっても発言を撤回しないのは、
覚悟のいることですよね。
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Me too! (布忠)
2008-10-02 00:46:50
実は私も、日教組ってのは新宗教だと勘違いしてた時期が長いです。なんでだろ。「きょうそ」って音のせいでしょうか。
実際、日教組には社会主義万歳な先生が多いそうですが、社会主義ってのは宗教と変わらないですからね。私の中学時代の世界史教師も、本来の意味での「確信犯」だったと思うし、やっぱり宗教かも。
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