リーマン破綻から9月15日で1年を迎えた。
米国では、今春以降に市場が落ち着きを取り戻し、ウォール街では「強欲」が息を吹き返しつつあるという。
金融規制導入の国際協議を横目に、損失リスクが分かりにくい複雑なデリバティブ(金融派生商品)が再び増えてきているらしい。
『大きくて潰せない』ことが彼らを安心させ、ハイリスクハイリターンに向かわせていることは間違いない。
これを防ぐには、金融機関にしろ一般企業にしろ、必要以上に大きい組織を作らせないことが重要である。
また、少なくとも公的資金を注入する際には、次回は問題企業を倒産させることができるように企業を分割していく必要があるのではないだろうか。