株式市場はよく御神輿に例えられる。
みんなで支えている間は良いのだが、一人二人と支える人が抜けていくとだんだんと重くなり、ついには支えられなくなるのだ。
具体的な事象は株価の暴落である。
それがいよいよ日本経済という御神輿にも表れようとしている。
我が国の株価の世界だけの話なら良いが、そうはいかない。
欧米その他の株価も暴落し、恐慌状況に陥っているからである。
日本経済からもトヨタ、キャノンなどの輸出企業が一抜け二抜けを始めだした。
(従業員を大幅にリストラし、経費削減に努めている)
全企業や個人がこうした行動に移れば、御神輿を支える者がいなくなり、唯一の支出者では政府だけなのだが、政府はマスコミの「バラマキ反対!」連呼と小泉改革の呪縛により動くに動けない。
こうして年明けから本当の恐慌が始まる。
為替は50円台に向かい、株価も5000円台をつけることもあるだろう。
皆が恐慌を甘く見ている。
世界金融恐慌を勉強すべきである。