キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

台風に飛ばされた”国民代表選”

2018-09-05 13:20:00 | Weblog

 大型台風21号が襲来、徳島県南部に上陸、近畿地方を縦断、日本海に抜け北上して各地に風台風の被害を残して、北海道方面に抜けた。大型台風が日本中を暴れ回っている最中に都内のホテルで臨時党大会を開き、代表選の投開票を行ったのが、吹けば飛ぶよな国民民主党だ。正に党の行方を象徴するかのようだ。玉木雄一郎共同代表(49歳、衆院香川2区、当選4回、財務省出)が津村啓介元内閣府政務官(46歳衆院比例中国、同6回、日銀出)を制して新代表に選出された。任期は平成33年9月までの3年間。世論調査では国民民主党の支持率0.7%と顕微鏡的な数字だ、調査の誤差を考慮すれば限りなく支持率ゼロに近い。代表選は総数284の「ポイント」の獲得数で争われ、玉木は204ポイントを獲得し、74ポイントの津村に大差をつけた。国会議員61人のうち2人が無効票を投じた。地方議員の24.8%(188人)と党員・サポーターの68.6%(5万1395人)が棄権したのは彼等さえ、この党を見放した証左だろう。津村は「支持率はゼロ%台、このまま来年の参議院選挙に突入すれば、全国比例は当選ゼロという事態はありうる。衆議院選挙では、比例復活の枠はおそらくゼロだ。3年以内にこの党の議員は半数以内に激減する。このままの道を行けば、国民民主党に未来はない。この党は消滅危惧政党だ」と危機感を叫ぶが特効薬がない。何せ、3年3ヶ月に及ぶポッポ、カンカラの失政、失態、お粗末が現在でも響いており、玉木、津村両名も財務、経済政策のしくじりに一半の責任がある。一般国民は懲り懲りしている。ソッポ向くのは当然の帰結だ。玉木は挨拶で誠に勇ましく「総理や閣僚に迫りたい。臨時国会開会までが勝負」「論戦の先頭に立って、バッタバッタなぎ倒していく」と丸で“桃太郎侍”だ、安倍政権と対峙していく決意を強調したが、”負け犬の遠吠え”に聞こえる。議員は少ない、支持者も少ない、智慧もないのナイナイ尽くしでは空疎に響く。早速立憲民主党の幹事長福山に野党合同選対本部の秋波を送れば「現実的だと思わない」と木で鼻を括る冷たさ、近親憎悪という奴だろう。自民党でも9月7日告示、20日投開票で 総裁選が始まる。安倍晋三総裁と石破茂の一騎打ちとなる。その石破は日本獣医師政治連盟から100万円の献金を受けている。獣医学部新設が極めて困難となる「石破4条件」閣議決定させた。さて再選されたタマキンさんも日本獣医師政治連盟から100万円の献金を受けている。獣医師会総会で威勢のいい挨拶「獣医学部の新設は阻止する!」「与党の先生が言っているから大丈夫だと思うが、仮におかしなことになれば、私もしっかりチェックしたい」と大見得を切っている。玉木の父は長年牛や豚を診る産業動物の獣医師で香川県獣医師会の副会長だった、弟も獣医師だが現在ITの仕事をしていると言い訳をしている。獣医師会から献金を受けた4人の中の2人が与野党の代表になれば獣医師会の献金工作は効果があった。獣医師会の目は節穴ではなかった。

写真はニセゴイシウツボ下はモンガラカワハギ