武漢市で発生した新型肺炎の感染拡大を受け中国湖北省武漢市内、市外、省内在住の邦人と家族救出のため日本政府が用意した第一便のチャーター機1機が1月29日夜羽田空港に到着、続けて4便までで計763人が帰国したが無症状を含む感染者を確認している。外相、外務省が中国と再三交渉して実現した。自衛隊員が操縦している政府専用機に中国側が難色を示したので全日航機をチャーターした。一方1月20日横浜出港のクルーズ客船ダイヤモンドプリンセス号(英国船籍、米国の船会社が運営する日本発着)のクルーズに参加し1月25日に香港で下船した乗客が新型コロナウィルスに感染していることが判明した。2月4日横浜帰港の予定だったが、日程を早めて3日に横浜に戻り2月4日に横浜港沖にて船内で乗客を厚労省職員が検査、陽性者を隔離、発病者を下船させ専門病院に入院させた。その後乗員も検査、陽性者は隔離、発病者を入院させた。船内で活動した厚労省職員や検疫官ら11人も感染している。3月1日船内で活動に当たった橋本岳厚労副大臣や自見英子政務官、厚労省の職員98人についてはウイルス検査の結果、全員陰性だったことも明らかにし、全乗客乗員の下船が完了したと発表した。この非常時にも拘わらず、我が国良識の府の衆院予算委員会では相も変わらず♪桜~さくら~と議員が入れ替わり騒いでいた。そもそも総理主催の桜を見る会に疑惑ありと11月8日参院予算委員会で質問したのは共産党田村智子だ。これを“安倍攻撃に最適”だと立民党の枝野、安住国対が飛び付いた結果だ。新型コロナウィルス対策の質問もせず、対案も出さずでは国民も呆れ返る始末。この野党のバカ騒ぎもホテルが発行した「上様の領収書」を産経新聞がスクープした途端、水を掛けたボヤのように鎮火してしまった。立民・安住は衆院を通過した2020年度予算案について「新型コロナウィルス関連の予算が全く入っていない。考えられない」と批判。衆院予算委員会終了間際に野党が共同提出した3000億円の予算案の組み替え動議が否決されたことに触れた国民党の玉木は「われわれの反対を一顧だにせず、数の力で成立させた」と非難した。3月2日から参院予算委の審議が始まり野党は、新型コロナウィルス初動態勢などを追及、安倍首相の休校要請にも「なぜ専門家会議の意見を聴取しないのか」「文科相が27日に知ったというのは場当たり的対応だった証拠だ」「学童保育では、逆に濃厚接触のリスクが高まるではないか」首相は「判断に時間をかけるいとまがない中で、私の責任で判断した」加藤厚労相「学校の空き教室空き教室を貸して貰うなど、様々な取り組みが市町村の工夫で行われている」新型コロナは市中感染しており全国に蔓延するのも時間の問題だ。身近でも集会、会議など殆んど中止なっている。4月に伊豆の同期会もホテルにお願いして中止した。近所の薬局、ドラッグストア、スーパーからマスク、トイレ紙、テッシュなどを買い占め騒ぎで棚はガラガラ、正に1973年のオイルショックの再来だ。それにしても野党の危機意識のなさには驚愕する。政府の足を引っ張るチャンスとばかり、揚げ足取り、コロナ対策を妨害、遅延させるような挙に出れば次回総選挙で壊滅的な打撃を蒙るだろう。東日本大震災(2011年(平成23年)3月11日)発生時民主党政権の管直人、いわゆる空き缶、かんから、お粗末内閣だった。今回も立民政権だったらどうだろう。悪夢が蘇る。写真はトサミズキ、大寒桜