能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

ノトノハナノミサキ 雪割り草ツアー

2011年03月26日 | エコツアー能登
「ノトノハナノミサキ・猿山岬遊歩道の雪割草ツアー」を実施しました。
金沢大学の伊藤先生や宇都宮先生をはじめ、里山マイスター4名を合わせ総勢6名様のご参加を頂きました。
先生方の専門は植物学。マイスターの面々も草花には興味津々です。

もう3月末だというのに昨日の雪で季節外れの雪景色です。それにかなり寒い。雪割草は大丈夫か?!

まさに雪「わり」草です。いや雪「かぶり」草状態。寒くてつぼみがふくらんだ状態のままです。

雪に埋もれてよく見えない!雪が白すぎて花が分からない!目を凝らせばポツリポツリと。

ところがしばらく歩くと寒さも緩んで緑のところもあります。植生がグルグル変わる。
冬の間いつも北西からの季節風が吹くので風が当たるところと当たらないところで
それぞれ植生が固定されています。

みなさん熱心です。細かな草花に目をやり、わずかな変化にも敏感で、疑問にはすぐ先生が答えてくれます。

アラゲヒョウタンボク(スイカズラ科)

オウレンソウ

フユノハナワラビ

トキワイカリソウ・キヅタ・タチツボスミレ・ギョウジャニンニク・オオユリワサビ・ヤマネコノメソウ・・・
たくさんありました。インタープリターとしては絶好のお勉強の機会です。

よく分からないものもありました。たとえばこれはどうやらキノコのようです。

チャワンタケの仲間のようですが、今日は残念ながらキノコ博士は参加していませんでした。

帰り道に雪割草群落地を見ると、雪が融けてお花畑が見え始めていました。

みなさんも「見れてよかった」と喜んでくれています。

よかった、よかった。

最大の謎は雪割草の名前。スハマソウなのかオオミスミソウなのか。
花粉に詳しい宇都宮先生が解明してくれる(?)かもしれません。

「インタープリターの解説は、ただ目の前にあるものの解説だけでなく、
海からカヤックで見た様子や、違う季節の様子、猿山に関わるいろんな人(盗掘者)の話なども聞くことができ、
想像力をかきたてられるものでした。」
伊藤先生からそんな評を頂きました。ありがとうございました。
これからノトノハナノミサキを目玉ツアーに仕上げていきたいと思います!

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