能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

ぶらり三十三観音の旅

2009年09月21日 | エコツアー能登
9月19日(土)に「ぶらり三十三観音の旅」のプログラムがありました。
ぜいたくにも先生に直接ご説明頂きながら札所を回るツアーです。
今回は穴水から能登島を舞台にしたフィールドワーク・エンターテイメントです。

西山郷史先生は能登の民俗に関する研究で在野の第一人者です。
『能登国三十三観音のたび』の著書があります。


能登は縄文より多くの人が住んでいた恵み多き地でした。
他方、中世より日本有数の修験の地でもありました。
巡礼の地として多くの人々が往来した能登半島にはそうした痕跡が
たくさん残っていることを知って驚きました。


例えば二子山の麓にある明泉寺は平安時代創建の古刹で
鎌倉時代には大伽藍が建ち並んだ真言宗の一大宗教センターでした。
その名残である大きな木造仏像や石造文化の遺品(五輪塔)などによって
往時を偲ぶことができます。

たくさんの神社仏閣がどんなに小さな集落にもあります。
ふつりあいな程大きなお寺にかつての繁栄を想像しました。
地名の由来や龍燈伝説など、知ってなるほどの歴史の旅でした。


七尾湾は今でもほぼ昔の海岸線で、今の風景から過去を遡ることが容易です。
ここに埋め立てや工業コンビナートができなかったのは奇跡的な幸運です。
歴史的風土の現在進行形・・・能登の素晴らしい利点でしょう。

穴水の「風傍」にて恵み豊かな食文化を実感!


昨年は輪島市門前、今年は穴水町と能登島でした。
来年のコースはどこ?・・・今から楽しみです。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。

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