だから、ここに来た!

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【女がテーマ】「ルパン三世」Part 6 後編 各エピソード鑑賞メモ

2022-01-09 | TV/ルパン三世

1月から「ルパン三世」Part.6 後半(2クール目)が始まりました!
前半は「ミステリー」がテーマでしたが、後半は「女」がテーマ

『ルパン三世 PART6』2クール目PV解禁!│"LUPIN THE THIRD:PART 6"

予告編が公開され、ルパンの「俺の母親だ」のセリフに視聴者騒然!?
あまり言及されることのなかったルパンの母親の正体が明らかにされるのか?
母と思われる「トモエ」以外にも登場する女性たちは、ルパンとどんな関わりを持つのか?
また、五ェ門、不二子、銭形のメイン回が後半にあるのかも気になります!

ホームズファンとして、前半のミステリー編(というかホームズ回のオチ)が思いの外ショックだったので、
前半の記事の方で憤りを爆発させてしまいましたが、思い入れが強いせいもあり、
「ルパン三世」として期待していた雰囲気とも違っていたので、残念な気持ちが積もり積もってしまったんですよね。
でも、その時の心境は覚えているうちに残しておかないと忘れてしまうし、
何故そんなに好き/嫌いなのか、向き合って分析する時間って大事だと思うのです。
なので、記事の内容はその時のまま残してありますし、
後半の記事も、感じたまま素直に綴っていくつもりです。ご容赦ください。

OGPイメージ

【ロンドンが舞台】「ルパン三世」Part 6 前半 各エピソード鑑賞メモ【ネタバレ】 - だから、ここに来た!

前回の記事で触れたように、現在も相変わらず「ルパン三世」のテレビスペシャルをコツコツ鑑賞中。OGPイメージ【新シリーズを前に…...

【ロンドンが舞台】「ルパン三世」Part 6 前半 各エピソード鑑賞メモ【ネタバレ】 - だから、ここに来た!

 

 

第13話 過去からの招待状 (2022年1月8日25:55放送)

ニューヨークのアジトで過ごすルパンと次元の元を不二子が訪れ、
世界各地の秘宝が出品されるオークションの話を持ちかける。
出品者の正体を訝しむ次元をよそに興味津々のルパン。
しかし、出品リストの中の宝石を見て急に押し黙る。
それは、かつてルパンが幼少期を過ごした屋敷から盗まれたものだった。
オークション会場にはルパンの予告状の情報を得た銭形と八咫烏が到着。
ルパンたちは決行当日に向け、入念な準備を進めていたのだが…

冒頭に作戦決行後のシーンを持ってきて、オープニングタイトル後にストーリーが始まる演出。
放送前に公式ページの「次元の手料理を食べながら退屈を憂うルパン」というあらすじを読んで、
これはリアタイで見なければ!と眠い目を擦りながら起きていましたが、
タコさんウィンナー付きパスタを作る次元が見られてよかったー!(しかも2回作ってたし。)

オークション会場に超小型ドローンを仕込むため、
ルパンは老人に変装して会場に飾られている花を調達している花屋に通い
そこの新人店員マティアちゃんと仲良くなりますが、
奥さんへのプレゼントという口実を作って花を買って帰るルパンに、
マティアちゃんが「おばあちゃんに会いたい」と言うのを聞いて、
会わせてあげたい!! 次元に!! と思いました(笑)。
実際次元に「俺からの気持ち」と言って部屋に花を飾るルパン。
相変わらずケンカするほど仲がいい2人ですね。

それにしても、オークション会場に下見に行って綺麗に飾られる花を見て、
虫型のドローンを作って偽映像を投写させようと発想するセンスが洒落てる!
その発想力がルパンを世界一の大泥棒たらしめてるんだろうな。

ルパンは予定通り作戦を決行したものの、
無粋に乗り込んできた全員同じ女性の顔(変装)をしている謎の集団に宝石を奪われてしまい、
集団の首領と思われる女性メルセデスが、予告にも登場した
「トモエに教えを乞うた割にはがっかりだね」というセリフを残して去っていきます。
そしてルパンは次元たちに、トモエが自分の母親であり、宝石を盗み出した張本人であることを明かすのでした。

つまり、第一話は予告の内容を詳しく紹介するエピソードだったわけですが、
アジトでの生活風景もあり、変装した上での一般人?との交流もあり、
ルパン&次元の喫煙(昔話)シーンもあり、一味だけでなく銭形と八咫烏の仕事ぶりも見られ、
お宝を奪い合う敵とのアクションシーンもあり、そして五ェ門もちゃんと登場する!!
盛りだくさんの内容で、「そうだよ!!こういうエピソードが見たかったんだよー!!」と泣きそうになりました(笑)。
本当に楽しかったー。大満足の初回でした。

エンディング曲も今回から変わりましたね!
前半の「MILK TEA」も可愛かったけど、新曲「BITTER RAIN」は
ルパンの過去と向き合うシリアスな雰囲気にピッタリ合ってます!

来週は予告でもわからない一歩進んだ内容が見られると思うので、今から楽しみです!

第14話 蜃気楼の女たち (2022年1月15日25:55放送)

負傷し入院した花屋のマティアが無事であることを確認し安心するルパン。
不二子がメルセデス・カミロ率いる「エルヴィラ」という組織が宝石を横取りしたことを突き止め、
一味は「エルヴィラ」の次のターゲットであるメキシコの銀行バンコ・アルバンへと向かう。
ルパンが黙っていないだろうと銭形たちも駆けつける中、「エルヴィラ」は装甲車で銀行に乗り込んでくる。

放送前にトンガの大規模噴火の影響で津波(潮位変化)の警報・注意報が出ていたので、
今回の放送は延期かな?と思っていましたが、予定どおりの時間で放送されました。
楽しみにしていたのでありがたいのと同時に、世界各地に大きな被害が出ないことを祈るばかり。

本編では、申し訳なさそうにマティアちゃんのお見舞いに来たルパン。
「あんなにお店に来てくれたのも理由があったのね」と言われてたけど、
ルパンは仕事だけじゃなくて、マティアちゃんに会いたい気持ちもあったんじゃないかなー。

アルベールの時もそうだったけど、
自分の過去の出来事となると、ルパンは押し黙りがちですよね。
メキシコまでの移動中、信号が変わったのに気付かなかったり、
(散々五ェ門に食べさせられたから)蕎麦以外が食いてぇなー!とごまかしたり。
でも次元と五ェ門は冗談を取り合わず真剣に心配してるのが分かります。
(次元が途中で運転を変わっていたり、車の走る眺めが変わって長旅だとわかる描写が良かったです。
 焚き火がはぜる音も心地いい。)

そして、ルパンによってトモエが厳格な教育係で、命がけでルパンを守る母親のような存在であり、
幼い頃に宝石を盗んだ際にルパンを撃とうとして?始末されたことが明らかになります。
実の母親ではなく育ての親のような存在であることはだいたい予想がついてましたが、
次元の口から「俺はてっきり…」「お前のルーツがわかるのかと思ったよ」
まさか生みの親を出すつもりじゃ…とやきもきしていた視聴者を代弁するようなセリフが出てくることで
うまいこと告知と内容の間を埋めるクッションになってるなと思いました。
次元ですら期待しちゃうんだから、私たちがやきもきしても仕方ない(笑)。
次元に塩入りコーヒーを渡した後、トモエが時折忘れた頃にコーヒーに塩を入れて、
ルパンが油断しないよう注意喚起してたことを語る場面も好きでした。

銀行強盗を成功させた「エルヴィラ」のアジトに乗り込み、お宝を取り戻したルパン。
メルセデスがルパンと同じくトモエに教えを請うた一人であることが判明しますが、
ルパンはメルセデスを殺さずに銭形のとっつあんに引き渡します。

「俺はルパン三世だぜ? 当然目の前のお宝の価値は把握してる
 俺にとっちゃ女はとびきりのお宝なんだよ」

暗闇でいつも通りの太刀捌きを見せる五ェ門も
見事にルパンに変装していた次元も良かったけど
(今回は前半と違ってルパンの姿で「俺の相棒」と自分を語ってるのもホッとした!)
手下を鮮やかに蹴倒す不二子ちゃんをメルセデスより一枚上手の女に見せているところも好感!
(その後に黙々と金庫の中身を盗んでる姿も良し!)

トモエがもし生きているんだとしたらメルセデスは接触しているはずだし、
殺さずに泳がせた方が、トモエの情報を集めやすいかもしれませんね。
それに、ルパンにとっては「妹」に当たるし、
女という以上に生き延びさせる価値のある存在なのかも。

最後に、メルセデス宛のトモエからの手紙の内容…

When deceiving someone, take not double but triple measures.
Never let your guard down. Mercedes, surpass lupin III.

人を欺く時は二重三重に策を
決して油断せぬこと
メルセデス、ルパン三世を超えなさい

主人公の育ての親が敵となって立ちはだかる、という物語も割と定番ですが、
果たしてトモエは生きているのか… 宝石を出品したのはトモエ自身なのか…
何故メルセデスを敵としてルパンと対抗させるのか…
そして何故屋敷から宝石を盗んだのか… まだまだ謎が多いですね。

ところで、銭形のとっつあんにアリーという部下が増えて頼りになる上司感が増してるし
防弾チョッキで銃撃戦に参加してる姿もかっこ良かったなー。

来週は再び次元回!
「次元の命を救った町医者 今彼女に幸せが訪れようとしていた」
今回も神回確定だな。

 

第15話 祝福の鐘に響けよ、銃声 (2022年1月22日深夜放送)

新しいターゲットが、フランスのフェルナン伯爵が一族の伝統に則り結婚式に花嫁に渡すという宝石
「マルセイユの涙」であることを知らされた次元は、計画の実行を待って欲しいと頼む。
伯爵の花嫁ミレーヌは、かつて次元の命を救った医者であり、
身代金を手に入れても人質を返さない営利誘拐のプロ、ジャッカルが彼女を狙っていた。
次元は結婚式を控えたミレーヌをひっそりと見守り始める。

見終わった瞬間、なんだか胸がすっきりせず、
なんなんだ、せっかくの次元回だというのにこの消化不良感…と自己分析してみた結果、
だいたい以下の結論にまとまりました。

ルパンからミレーヌと「マルセイユの涙」のことを聞いた次元は
ジャッカル一味と対決し、結婚式の最中に迷いを抱える伯爵の背中を押し?事態を収めます。
一方で、実はミレーヌは次元の相棒であるルパンの目に止まるよう
意図的に「マルセイユの涙」の情報をネット上に流し、
結婚前に次元を一目見るために、そばにおびき寄せていたことがわかります。
そして最終的にはその報酬としてルパンに宝石を手渡すのでした…。

いやいや… 白衣の医者で新郎に聖女とか呼ばれてるけどさ…
その宝石!家に伝わるもので実質お前だけのものじゃないだろー!
昔の男に会いたいからって旦那の贈り物をすぐ渡してんじゃねーよっ!!

「インベーダー金庫は開いたか」のキャサリンも宝石をネタに、
ルパンたちに挑戦を仕掛けてきたけど、夫は亡くなって自分も病気で床に臥していて、
おそらく子供もいないから、残された宝石を彼らに渡そうとしたのはわかる。
(それがインベーター金庫に挑戦!となるのがいかにもPT.2のエピソードだけど。)
でもあんたの花婿生きてるし、子供が出来たらその宝石を譲ることになるよね?
しかも、仲良くなって結婚する相手からもらったばかりの贈り物だよね? 自分勝手すぎるでしょあーた。

納得いかないのはそれだけじゃない。
ミレーヌって病気で両親を失い孤児となった生い立ちから、
貧しい人々のために診療所を営みたいという、向上心と良心のある医師だと思いますが、
そんな道徳的とも言っていい人が、銃を持った重体の男を助けて自分の家に担ぎこみ
その患者がちょっとはぐらかして抵抗を表してるのにキスを迫ってる姿を見た時点で、
割とどん引きしてしまいました…。
普通、プライベートで面倒を見ているとはいえ、医者が職業倫理的に患者に手を出すかね…
勝手に肩の古傷にも触れてるしさー。無断でお触りして非常にけしからん!

二人が惹かれ合うような描写が間にあれば納得出来るけど、
(第9話「漆黒のダイヤモンド」の回想シーンのように断片的でもいい)
ただただミレーヌが男連れ込んだ性的にガツガツしてるだけの女に見えて、
本当なら「ウホホッ!キスシーンだぁ!」って喜ぶはずがゲンナリ…。
優しい目が…ってなんだよ! 説得力なさすぎだろ!
あんたの態度(描写)じゃ体目的だと思われても仕方ないよ!
伯爵との仲の良さもイマイチ伝わってこないし、
毎回毎回助ける男全員に手ェ出しとるんかお前は!とつっこみたくなる。
…まあ、欲望に倫理もクソもないと言ったらもちろんそうですし、
今まで(次元を利用する目的以外で)ガツガツしてる女性キャラがいなかったせいかもしれないですが、
次元には(後々騙されるとしても)女性も憧れるような素敵な女性に惚れてほしいじゃないですか!!!
私たちが大好きな!!!あの次元にはっ!!!!!!

「エンジェル・ハート」のリョウと香の出会いが非常にこのエピソードと似ているので、
見終わった後に思い返していたのですが、同じように孤独を共有できる患者だとしても、
眠っている傍らで生きてくれるよう囁きかけ、涙し祈る香くらいの距離感で見守るのが
まだ正しい医療従事者だと思うんですがね…。真面目すぎ?

他にも「大地の子」一心と看護師の月梅も思い出したんですが、
当時素性の知れない囚人だった一心が月梅たち医療団の乗っている溝に嵌ったトラックを助けたり、
破傷風で死にかけた一心を、囚人へのワクチン使用を反対する同僚に月梅が意見して命を救ったり、
所在不明だった一心の居場所を月梅が密かに家族に教えてあげたりと、
こういう思いやりの積み重ねの末に結ばれるわけです。心のやり取りがあってこそ愛は実っていく。
お互いが医師と患者の立場であってもね。
次元がすずらんの花瓶の水を替えてあげてミレーヌが喜ぶ様子とかね、そんな些細なことでもいい。
アニメの1エピソードで時間が限られている中でも、その表現は断片的にでも描写できたと思うんですよ。
「シェイクスピアを知っているかい?」でもあったでしょ!
一緒に馬に乗ったりてんとう虫になろうね!なんて話してる描写が!!
あんなちょっと笑っちゃうようなもんでも今思うと実は大事なんですよ!!!!

それに、新郎の会話(友人との会話や次元との会話)って必要でしたかね?

海外の投稿で、次元が新郎に「悩みながら迷いながらそれでもそばに居続けるんだ」って言うところについて
「唯一そばに居続けると決めたのがルパンだったんだねー」って書いていた方がいて、
そうかー、その解釈いいねーと思ったけど、
多分書いてる方は単に女のそばを離れて闇社会に戻るかどうかの選択のことを意味してたと思う。
あの回想時にルパンと出会っていたかは明言されていないけど
(個人的には出会っていないと思う。出会っていたらもっと潔くなっているはず)
これまで次元の言動を見てきた視聴者は特に「選択はとうの昔に済んでいる」と銃を取るシーンだけでも
その真意は伝わるので、新郎とのやりとりは必ずしも必要ないと思うし、
宴会に患者が集まるシーンも、次元が見守る現在の彼女が丁寧に診察する様子が描かれていて
愛される医者であることが伝われば必要なかったんじゃないかね。
その分、次元とミレーヌが親密になっていく経過をわずかでも加えて欲しかった。マジで。
そもそも、なんで伯爵は見知らぬ次元相手にペラペラしゃべってんだ?ってのも謎ですし。

ちなみに、冒頭で次元が書こうとしていた手紙は、
結婚祝いでも招待状の返事でもなく、
・部屋に幼いミレーネの写真が貼ってある
・窓辺にすずらんを活けていた花瓶がある
ことから、傷が癒えて家を出て行く時の書き置き(つまり回想)だと確信しております。
やっぱり何も残さず黙って出て行ったんだね。

大塚明夫さんに交代して初めての次元の過去女回なので
恋愛関係をがっつり描くつもりで作られたのだろうなということはよくわかります。
次元だけを注目していると、女性に対していつも受け身で積極性はない。
今回に関しても、恩義を感じて身を守っているようにも取れるので、そう解釈すれば多少救われるけど(笑)。
その生業と生き方ゆえ、どんな相手でも結局は自分から去っていくことを常に決めていて、
絶対に(ルパンたち以外の)誰かのものにはならないところに、
男性にも女性にも人気があるんでしょうね。

なんだか見ているとこっぱずかしいくらいだけど、
「できるかどうかで悩むヤツはみんな棺の中に消えていった」
ってセリフは、うじうじ悩んでいる時に思い出したいし、
「死ぬ時はこいつ(コンバットマグナム)とふたりきりがいい」
みたいなことを言い残して私も事切れてみたい!と憧れます(笑)。
(でもルパンと出会った後なら、このセリフもちょっと変わってそうな気がする。)

それにしてもやっぱり、花婿からもらった宝石で元カレおびき寄せる女の感覚が怖い…
いくら相手が次元でも、結婚前に逃げていった男の顔をそんなに見たくなるもんかね…
その時の大切な思い出さえあれば、何度も何度もかみしめて味わえると思うけどね。私なんかは。
勝手に出て行かれて納得いってなかったんですかね。

ルパンは情報を得て、次元が動き出した後に
何らかの理由でミレーヌと連絡を取って待ち合わせしたと思うんですが、
その途中段階でもしかしたら、真相を次元に話したかもしれない。
実は彼女は元々宝石を渡すつもりで情報を蒔いたんだ、とか。
次元はあんな人ですから直接は会わないと決めたのかも。
だとしてもですよ。
ルパンはともかく、(ここで描写される限りでの)あの女に本気で惚れてたんだとしたら、がっかりだよ次元。

何より納得いかないのが、この女性をズルいところのないいかにも清純ないい聖女だと演出しているところ
「マルセイユの涙」を受け取ったルパンと微笑みあってたけど、
何を、プラトニック・ラブです、夫にも聖女と言われてます、みたいな顔してんだよお前!!!
そこは苦渋の選択だったんじゃないのかよ!
「夫からもらったものだけど、どうしても彼の顔がもう一度見たかった。
 辛いけど、だけど、今の私に渡せる一番大事なものはこれしかないんです」…じゃないのかよ!

不二子は自分が強かであることを自信を持って自覚して人を利用するからいい女に見えるのかもしれないけど、
患者にホイホイ手を出し悪気なくもらったばかりの宝石をホイホイ渡す悪女じゃん!B****じゃん!
(描かれている限りで言えばです。)

もう一度聞くけど、本当にいい女なのかね? いい女って何かね??
聖女にしたいの? 悪女にしたいの? それとも聖女に見えて実は悪女なのが色っぽいって言いたいの?
どれがいいのかはっきり決めて!! ヒロインを魅力的に描いてくれよ!!!!

みんな平気なのか? 私は思い出すたびに胃が痛いくらいなのに(笑)。
もう当分見直したくない。過去の次元回を繰り返し見てこの記憶を遠くへ追いやりたい(笑)。

来週は五ェ門スーパーモデル回(?)だ!
絶対面白いはず!(涙) でも期待して裏切られるのが怖い!

第16話 サムライ・コレクション (2022年1月29日深夜放送)

その作品が闇オークションで高値で取引されているカリスマデザイナー、
ギャビーのミューズ(スターモデル)に氷山の上で修行中だった五ェ門が選ばれる。
五ェ門がモデルのトレーニングを積む一方で、
不二子にねだられたルパンはギャビーのコレクションを盗む約束をする

先週の一件以来、新作の単発回に期待することは全くなくなったので、逆に気楽に見られた気がします。
五ェ門は修行中に意識を失ったところをギャビーに助けられ、
その恩義からモデルとして出演することを快諾したようですが、
ギャビーが見つけなかったら命が危なかったよな… 何してんだ五ェ門ー!いのちだいじに!

ギャビーが五ェ門を採用した決め手が彼の強い眼差しだったそうで…
先週といい今週といい、毎回目に惚れるのが共通項なのか?
五ェ門がモデルに選ばれるとするなら、その身のこなしや美しい姿勢が先に目に止まるんじゃないのか?
それになんでギャビーは北極?南極?まで行ってたんだ?
ルパンが乗っていた飛行機はなんで会場に用意されていたのか?

…などと、疑問点は多々ありますが、五ェ門の真面目さと義理堅さが、
マンネリにうんざりしていたギャビーの心に火をつけ、共鳴してるところは好感が持てました。
面白いかどうかと言えば、普通の回だし、
ルパンが潜入前に五ェ門がミューズだと知ってびっくり仰天する演出とか加えたりして、
もうちょっと面白くなる要素があったのではないかと思いますが、
(二次創作してる人たちの五ェ門モデルネタの方がカッコよかったり面白かったりするんだよなー
 公式はファンがどのあたりで楽しくなるのかあんまりわかってないのかな…)
私にとっては先週のような「なんでこんな女を出してくるんだ…」と思うようなヒロインじゃなくて
ホッとしたというのが正直なところ。
でも来週の脚本家は先週と同じ人のようなので… しんどいなー。

第17話 0.1秒に賭けろ (2022年2月5日深夜放送)

警備会社ワンティックセキュリティーズのCEOであるワン・リンファが人物認証システム「Lシステム」を開発。
本社にある時価十数億のコレクターコインを賭けて、挑戦状を叩きつける。
お宝にたどり着く為には4つの電源ユニットを同時に停止する必要がある為、
ルパンたちは同時に電源までたどり着く為のトレーニングを始める。

ルパンに変装した一般人が押し寄せるPt.1の「どっちが勝つか三代目」や、
ル次五不の4人がタイミングを合わせるPt.2の「華麗なるチームプレー作戦」を彷彿とさせる回。
4人が同じ分量で登場するだけでホッとする…。
(個人的には仲の悪い次元と不二子が大好物)
仲間割れしても最後には集まってくる3人。五ェ門が真意を聞き出すシーンも嬉しいですね。

成功すると分かってりゃ 初めからやらねえよ
できるとわかってることをやって何の意味があるんだ
成功するかわからねえ しくじれば終わり
だからこそ 面白えんじゃねえか

リンファ女史が実は大のルパンファンであることに笑ってしまいました。LOVE ルパンシステムって!
ある意味銭形のとっつあんもルパンへの愛情が大きいし、
時には憎しみではなく愛情がルパンに挑みかかってくることもあるんですねー。
(ちなみにリンファは13話のオークション会場にも登場していました。さすがファンの嗅覚!)

ただ、あのワンティックの広告宣伝カーが、都内を走る某高収入バイトのトラックみたいで、
あれが作戦成功の鍵になってるのが生理的に受け付けられない部分も…
リンファと対面したルパンが彼女のメガネを外して「素顔の方がずっといい」って言うのも、
もうメガネを外したお前が美人みたいな描写いい加減もうやめないか?と思ったり。

次元回のトラウマが未だに残ってて、女性描写に対する警戒心がハンパない私…。

第18話・第19話 フェイクが嘘(うそ)を呼ぶ (2022年2月5日・19日深夜放送)

コトルニカ共和国のヘイゼル議員がトモエから教育を受けていたことを知り、現地に赴くルパン達。
レアアース採掘推進派として敵対勢力から睨まれているヘイゼルと対面したルパンは、
彼女の部屋に侵入し、家庭教師だったトモエとの過去を聞き出すが、
その時、何者かがUSBメモリーを投げ込み、飛び出したルパンの姿が盗撮され、ヘイゼルとの密会が報じられてしまう。(18話)

本筋のトモエ編。ヘイゼルとの会話から、トモエに実の子がいることが判明。
なんだか偶然旅行に来ていたマティアちゃんがトモエと何かしら繋がりがありそうで怪しいですが、
あんまりguessしすぎるのは面白くないのでやめておきます。
それにしても変装したルパンとマティアの「兄妹」コンビが可愛いかったで、
マティアの正体が何にしても、ルパンとの関係は拗れないで欲しいなー。

コトルニカには次元と五ェ門もついてきてたはずだけど、現地では出て来なかったですね。
ケバブのうまい店だけチェックする2人を想像するのもまた一興。
花に話しかけてたのがバレて新聞かぶって寝てるところにルパンが近寄り、
ビックリした片目だけ出てる場面が可愛かったです。

昔話の借りを返すため、ディープフェイクでヘイゼルを陥れようとしていた人物が同僚セリムであることを突き止めるルパン。
「絶対忘れたらダメ 揺るがない魂だけは」と強い決意を持っていたヘイゼルが
「何か昨日からおかしくて…」と急に迷いを打ち明けていたのがちょっと気になりました。
今後の展開に関係あるかな…。

第19話は、ヘイゼル議員の殺害容疑で銭形が逮捕され、部下の八咫烏とアリーが情報収集。
男女だからって2人の恋模様は(このシリーズでうまく恋愛模様描けないのはわかったし)正直いらねぇなー…

アリーは防犯カメラ?かパパラッチが撮影した写真に写る人影のブレスレットを見て、
マティアが事件に関与していることを確信。
宿泊するホテルに一人会いに行くアリー。
アリーがトモエの教え子の一人であるとわかり、興味を示すマティア。
この二人の腹の探り合いの会話にはワクワクしました。そして…
とうとうマティアの暗躍が明るみになり、どうなるんだ!?というところで終了。
次回は単発不二子回。またお預けかー!!

第20話 二人の悪女 (2022年2月26日深夜放送)

かつてコンビを組んだことのあるアメリアと久々に再会した不二子。
彼女と共にIT企業の金庫室に入り込むも、侵入がばれて失敗した経験があるため難色を示すが、
カルト教団アヨン教の教祖の持つネックレスを奪うため、協力することに。

初めてリアタイで見ずに、翌日配信でチェックしました。
この方がCM終わるの待つ必要ないし、いいかもね…

不二子が女性の仕事仲間と組むのは稀なので、その点だけでも純粋に楽しめましたが、
実はアメリアが今回の仕事を計画し不二子に協力を求めたのにはわけがあり、
さらに彼女はごく個人的な秘密も抱えていて、
そのことは(飴をなめている)再会した直後でもほのめかされていたりと、
細かく伏線を作ってるところがうまく出来てて好感が持てました。
Pt.6の中でも一番安心して見られる単発回かも。
次元が「どんなやつなんだ、不二子と仲良くできる女ってのは」と訊いてたように、
見ている方も常々どんな女友達がいるのか疑問に思っていたので、
アメリアみたいなお調子者で不二子に負けない人心掌握術に長けた友達がいると知って、
ちょっと安心したり嬉しくなっちゃいました。
今回だけの登場だとしたらもったいないなー。

パンツ一丁&足の指で闇サイトをハッキングしてるルパンにも笑った。
下手したら中(下品で失礼)まで見えそうで怖いw
「ズボン履いたよー見て見て!」じゃなくて初めから履いとけよっw 
その他、舞台はロンドンじゃないけど前半のサントラに入ってる歌モノFoggy Loveが流れて嬉しかったです。

第21話 うたかたの島へようこそ (2022年3月5日深夜放送)

かつてコンビを組んだことのあるアメリアと久々に再会した不二子。
船との衝突で跳ね橋が故障し、事故で首を痛めたルパンは小さな村ミトンで立ち往生することに。
妄想大好きな村のカフェ店員ムルーは、暇を持て余す美しい不二子に見惚れ、
愛を求めて陸地に上がった人魚だと妄想する。
さらには不二子と会話する次元と五ェ門を見ると、不二子を奪い合うミュージシャンと苦学生だと思い込み…

初見の時は、ムルーの妄想があまりに単純すぎて見るのが恥ずかしかったんですが、
思い出すとジワジワ面白くなってきて、結局このPt.6で一番見直してるかもしれない(笑)。
現実では見られない「不二子に愛を告白する次元と五ェ門」が見られるのはとても美味しい(笑)。
不二子に一目惚れした次元が世界中巡って追いかけてきた、とムルーが妄想してる場面が、
実は前の仕事の分け前に文句をつけている最中っていうギャップもまた面白い(笑)。
五ェ門が不二子のヒモになろうとしてる苦学生っていう設定も笑ってしまう。

ミトンには愛の成就をもたらす幻の古代魚マーメイドフィッシュの伝説があり、
暇すぎて釣りを始めた次元と五右衛門は、不二子の為にマーメイドフィッシュを捕まえようとしているとムルーに誤解されます。
LINE POP2のコラボ企画で釣りイベントがあったのはここに関連させてたんですかねー。
頑張ったなー釣りイベント。すでに懐かしい…。

不二子から話を聞いたルパンも古代魚探しに乗り出しますが、
ムルーは人魚である不二子が愛を成就させないと泡沫になって消えてしまうのではないかと心配し、
マーメイドフィッシュをネタにルパン&次元&五ェ門を誘い出し、
姿を見せない不二子に自分の作ったシナリオで愛の告白をさせるのでした…。この全力告白場面も見もの(笑) 
(白いスーツでキメた次元が「サムライジャック」の白次元じゃないか!と話題に。)

ちなみに、次元が街角で買っていた花束が途中で消えてたので、
どこに行ったのかと思ったら、ルパンのベッドサイドに飾ってありました!
あれはマダムへのプレゼントじゃないんや、ムルー。サル顔のおじさんの為なんだわ。
すっかり花に親しみを感じちゃってるっぽい次元。
第13話の「俺からの気持ち」のお返しなのかもしれないですね。
あとマティアとお別れしてちょっと寂しそうなルパンに対する気遣いでもあるのかも。優しいね。

第22話 私のママの記憶 (2022年3月12日深夜放送)

フィン・クラークは、レヴォンランドにある自分の生家であるダニエル・シグルドソンの家を訪ねる。
母マリエルがなぜ16歳でアメリカから離れた国で一人自分を生んだのか、父親は誰なのか。
母の残した日記と、ダニエルの家で見つかった家庭教師トモエの授業を録音したカセットを頼りに
産後に亡くなった母の隠された秘密を追い求める。

単発回のように見せて実はトモエ絡みの話なんだろうなーと思ってました。
謎を散りばめさせて次回以降に興味を引きつけるような不穏なエピソードでしたね。
正直ルパンで素人が殺しあうようなシリアスな話を見るのはあまりいい気持ちはしませんが、
気になる矛盾を早くスッキリさせて欲しい、とは思います。
私が気になったのは以下の通り。

・フィンの祖父(ステファン?)は何者?

フィンの祖父は、トモエが「古い知り合いが紹介してくれた」家庭教師だと電話で説明していましたが、
カセットテープの中で、トモエ自身がマリエルに母(つまりフィンの祖母)の
「生まれるまでの2年の間家庭教師だった」と語っています。
だとしたら、夫である祖父はトモエを直接知ってるはず。
じゃあなんで「知り合いが紹介してくれた」なんて言うんだ?
それにマリエルにトモエのことではなく「ドクターはよくしてくださるかい?」と訊いてるのも謎。

・ダニエルとアンナはどこまで真実を知ってるのか?

マリエルの世話をするために受け入れたのなら、
ダニエルとアンナは彼女がどんな事情で妊娠しながら「留学」の名目で遠くまでやってきたのか聞かされているはず。
アンナは認知症?を患っているような状態だけど、
ダニエルにもっと訊けばいいのにフィンがあまり当時のことを問いかけないのが不思議。

・トモエは何故マリエルに彼氏=アレンと思いこませようとするのか

マリエルは明らかにアメフト部のショーンに好意を持っていたはずなのに、
トモエはマリエルにアレンが元々の彼氏だと信じこませようとしている。
マリエルに乱暴を働いたアレンを擁護するためにも思えるけど、
キャサリンに殺される前のショーンとアレンの会話を聞いた限りでは、
アレンは濡れ衣を着せられてるんじゃないかとも思う。

・キャサリンは何故ショーンとアレンを殺したのか?

トモエの発言によると、キャサリンはマリエルの親友だったらしいが、
ショーンとアレンを撃ち殺して「先生、褒めてくれますか?」と言い残して自分も自殺している。
つまりキャサリンもトモエの教え子ということになり、2人を殺すことで褒めてもらえると思っているらしい。
何故トモエが、キャサリンを使ってショーンとアレンを殺させる必要があったのか?
フィンの祖父が娘の相手を殺すためにトモエに依頼したとか?
現場の動画を見たマティアが「失敗したんだ」と呟いているのも気になる。
実はキャサリンの行動はトモエの思惑とは違っていたのかもしれない。

ちなみに、ルパンのPCの画面上に表示されているマリエルのプロフィールには
「7月7日ボストン生まれ、3月13日レヴォンランド没(16歳)」と書かれており、
邸宅の画像、おそらく封鎖された学校の画像、3人分の墓石の画像が表示されていた。
墓はショーン、アレン、キャサリンのものだろう。

・マティアはフィンを殺すつもりなのか?

トモエの足取りを知るためにルパンがフィンを追跡するのはわかるが、
マティアまでレヴォンランドに来ているということは、
フィンを始末しようとしているのではないか?
「狙った獲物は必ず殺すの。あなたにはそれができる。あなたは特別だから」
とはトモエがマティアに言った言葉なんだろうけど、
実際マティアが特別というより、特別と思わされているんだろうなという気はする。
あと、なんで線路を歩いていて電車に轢かれ?てもふんわりしてるのかも謎。笑

来週のタイトルは「愛しの魔女の記憶」。
そろそろ不二子がトモエ関連の話に絡んでくるんじゃないか。
あのオークションの話も不二子が持ちかけたんだし、トモエと接点があってもなんらおかしくない。
第13話でルパンに「(宝石を盗んだ)その人、どんな人だったの?」と訊くシーンがあったけど、
なんだか探りを入れるような訊き方だったしなぁ。

第23話 愛しの魔女の記憶 (2022年3月19日深夜放送)

レヴォンランドで銭形と遭遇したルパン。
部下のアリアンナがレコーダーに残した伝言を聞くとその中の「永遠の愛」という言葉に反応し、
突然我を忘れて次元や五ェ門、銭形に発砲する。
そこに現れたマティアに促され、トモエの元へと向かうルパン。
次元と五ェ門はその足取りを辿るべくロンドンのモリアーティの元を訪ね、
銭形はトモエの謎に近づくべく、獄中のメルセデスを訪れる。

ますます複雑になってきた第23話。
アリーの言葉で覚醒したルパンは(マインドパレス的な場所と思われる空間で)トモエと対面。
今回の場面写真に写っている次元の帽子や五ェ門の斬鉄剣は彼らの存在の象徴だと思うので、
仲間は記憶の裏側に回ってしまってるのでしょうね。
「俺はてめえの相棒だぞ 忘れるわけはねえよな?」
「某をよく見ろ ルパン!」
という呼びかけが泣ける。

そしてついにルパンは(Part.2にも出てきたアジトの外観の)屋敷にいるトモエの元にたどり着きます。
ここにいるトモエは年齢を重ねた姿。
彼女は自分が本当の母親であることをルパン一世から口止めされていて、
母親である証の宝石を盗んで2人で屋敷を出ようとしたところ、幼いルパンに拒否されたため、
彼を取り戻そうと、教え子となる女たちにルパンに近づいて本当の記憶にたどり着くように
それぞれの言語でキーワードとなる花言葉を伝えるよう仕組んでいた、ということが明らかに。

このキーワード、確かに各回のヒロインがルパンの目の前で発言しています。
(全部見直す元気はないけど、例えば「サムライ・コレクション」でもデザイナーのギャビーが
 「忘れてはならない、私の心は燃えていると五ェ門に向かって言ってますが、
 後ろにいるルパンの方が「あ?」と反応しています。
 「二人の悪女」でも終盤、アメリアが不二子に抱きつきながら
 「忘れちゃいけないのは、あなたといつまでも一緒っていう気持ちと発言して、ルパンが「ん?」と反応してます。)

しかし、本当にトモエが実の母親かねぇ…
前半のマインドパレスっぽい場面のセリフを見る限り、
ルパンに惚れ込んで執着している赤の他人が母親のフリをしているようにしか思えない。
というか、仮に他人を操って死なせるようなトモエがルパンの母親だとしたら普通にガッカリだ。

それに「息子」を取り戻したいのなら何故マティアやメルセデスに殺させる必要があるんだろう。
裏切られて今は恨んでいるということなのか? 今もって矛盾することが多い。

もしくは、一世や二世になんらかの恨みを持っているため、
ルパン一族を絶やそうと躍起になってるのではないか。

そして先週苦い後味を残したアメフト部2人の殺人事件はなんだったのか。
フィンもキャサリンも花言葉っぽい言葉はつぶやいてなかったような。
(ところでフィンという名前が男性的なのも気になるんだよなー。)

なんにしても、だんだんこの重苦しさに気疲れしてしてきました…
最近「SHERLOCK」のS4を見直してたので、当時のあの重苦しさに対する疲労感を思い出しながら。
トモエってユーラスみたいなところあるしさ。
次回の後味も悪くなりそうで… どうか気持ち良く終わってくれることを願うばかり。
私がルパン三世のTVシリーズに求めてたのって、もっとワクワクするような物語だったんだけどな…
という、なまじPt.5で期待が大きくなってしまった寂しさもあったりして。

ところで、ルパンを正気に戻そうとキスした不二子はトモエとは関わりなさそうですね。
それはそれでホッとした。不二子は不二子自身の意思でルパンの近くにいてほしい。

第24話 悪党が愛すもの (2022年3月23日深夜放送)

出生の秘密がトモエの目の前でマティアと相対するルパン。
そこに追ってきた次元&五ェ門&不二子が現れる。
不二子はルパンを正気に戻そうと平手打ちを食らわすが、
実はすでに正気を取り戻したルパンと一味がトモエの持ち出した
「母親である証拠」の隠し場所を聞き出すための芝居だった…

最終回。結局、トモエはルパンの実の母親ではなく、
彼の才能に魅了されて母親だと思い込ませようとしていたことがわかったわけです。
マティアはその洗脳のために使われた「道具」の一人であるため、
トモエに対してもルパンに対しても殺意を抱いてるってことなんですね。

アリーの言葉を食らって一時本当に記憶が不確かになったルパンが、
一味の呼びかけで正気を取り戻すあたりは「そうでなくっちゃ!」と嬉しくなりましたが、
まぁ、嬉しかったのはそこらへんだけですかね…

ルパンがマティアに対して本気で拳の対決をしてたのも、
見ていた視聴者の中にはショックを受けていた方もいたみたいですが
悪党の先輩として、性別関係なく真っ向勝負を受けて立ったんだろうなと想像できました。

「人間ってのはどんな教育を受けてこようが 最後の教師は自分自身だ」

マティアの将来を慮ってのセリフには優しさを感じます。

文字数もなくなってきたので、全話鑑賞メモはここで終了ですが、
最後の振り返りは好きなエピソードも含めて別途記事にしたいと思っています。
お読みいただきありがとうございました!


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