ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

過去の城めぐり(完) ~ 愛知・岐阜編 ~ (その1)

2008年04月12日 | 歴史もの
 今回は2006年3月に行った愛知&岐阜の旅日記を記載します。
 とうとう過去の旅日記のストックもなくなってしまいました。
 この旅に行って以来、ほとんど旅行には行ってないですね(松本に1回クラシックを聴きに行ったくらい)。そろそろ、城めぐりの禁断症状が出てきていますね。


 (旅日記その7 2006年3月17日&18日 愛知・岐阜の旅)

 さて、今回の一人旅は「気分転換の旅。国宝犬山城訪問」だ。
 新しい会社に入って7ヶ月が過ぎて色々と悩み事も増えてきたので頭をスッキリさせるために、総額3万円以内で回れて、まだ行った事がない土地と言う事で名古屋(愛知県)を選らんだ。
 今回はゆっくりするのが目的なので、犬山温泉で温泉につかり、国宝の犬山城だけでも見ることができれば良いと言う今までにないゆったりとした工程のプランを立てた。

 1日目) 岡崎城 → 名古屋城 → 犬山温泉
 2日目) 犬山城

 今回、犬山城に行くことによって、松本城、彦根城、姫路城の4大国宝城を制覇することになるので、城めぐりフリークとしては、ひとつの区切りになる旅だ。


(1)3月17日 金曜日 

 ①岡崎城

 7時25分の新幹線に乗るために6時30分に自宅を出発。雨がぱらつく少し寒い憂鬱な天気だったが、東海地方は晴れの予報で気温も18度くらいとの事だったので、コートは着ずにトレーナーにGパンと言う軽装で新幹線に飛び乗った。

 東海道新幹線に乗る時は必ず食べる「ヒレかつピラフ弁当」がなぜか売っていなかったので1,100円の「幕の内弁当」を食べながら名古屋に向かった(東海道新幹線に乗るのは1年ぶりくらいだったので弁当のラインナップも変わってしまったのかも?)。

 平日の朝の新幹線は予想通り出張支度のサラリーマンばかりで、私服の私は妙に浮いてしまったが、新聞を読んでいるうちに名古屋に到着(約1時間半)。
 通勤ラッシュの名古屋駅の中を3分くらい歩いて、生まれて初めて乗る名鉄の名古屋駅に移動。すぐに豊橋行きの急行電車が来たので乗車。岡崎城のある東岡崎駅には30分くらいで到着した。

 東岡崎はナカナカ大きな都市で、年末に行った福岡の小倉に良く似た感じの川のある街で、やたらと保険会社があるのが印象的だった(城下町はどこも似ているのかもしれない。残念ながら駅前には恒例のサラ金ビルがあった)。

 晴れているが強烈な春一番が吹く街並を5分くらい歩くと、広い土手が印象的な川が出現(乙川と言うらしい)。川の向こうに城がありそうな森が見えたので、歩いて近づくと古い感じの黒と白の小ぶりな天守閣が見えてきた。ここが徳川家康の生まれたことで有名な岡崎城のようだ(家康が生まれた時には天守閣はなかったらしく、1592年に城代として入った田中吉政が本格的に城を整備したとの事。その後、本多家が入り東海道の宿場町として発展したとの事)。
 全国の他の城と同様に城跡は公園になっていて、観光客や遠足らしき幼稚園児の団体が来ていてにぎわっていた(突風で帽子を飛ばされそうな園児が泣き喚いていたが・・)。

 天守閣に登ろうとすると有名な徳川家康の「人生とは重き荷を・・」の大きな碑が立っていて、精神的に落ち込んでいた自分には非常にタメになる格言だった(迷わずお土産屋で1000円のレプリカを購入した。自宅に飾っている)。これだけで「来てよかった」と言う感じだ。

 200円払って3層5階の天守閣に入ったが、中は普通のビルと同じ鉄筋コンクリート作りで、戦国時代関連の展示物もあまりないし、人もいなくて寂しい感じだった。途中に小倉城と同じようにジオラマと立体画像を使った岡崎の街の説明コーナーがあったが4分くらいで終わって拍子抜けだった(このアトラクションは結構見かけるが同じ業者が作っているのかな?ビジオラマと言うらしい)。

 天守閣の最上階には全国のお城の写真が張ってあるだけで、全く古さを感じさせないのは凄く残念だったが、川を中心とした岡崎の町の全景を見下ろせる眺めはナカナカの物だった(一応恒例の天守閣ゴロリはやりました)。

 突風で砂が目に入ってつらくなったので5分くらいで最上階から下りて「三河武士のやかた家康館」のある二の丸方面に向かったのだが、21日の新装オープンの為に工事をやっていて入ることができなかった。残念(城廻はこの工事中のパターンが多い。名古屋は駅ビルを始め耐震工事中のビルが多くてビックリしてしまった)。

 売店で本多忠勝の小冊子を買って、「徳川家康像」と「本多忠勝像」を幼稚園児と一緒に眺めながら岡崎城を後にした。約1時間半の滞在だったが、家康の含蓄のある言葉を目にしただけでも満足の行く岡崎城訪問だった。

 (その2に続く)
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