ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

過去の城めぐり(完) ~ 愛知・岐阜編 ~ (その4)

2008年04月18日 | 歴史もの
(その3からの続き)

 ④犬山温泉

 17時少し過ぎに名古屋駅に到着。少し待って犬山方面行きの急行電車に乗ったが、全て指定席とのことだったので指定席券代を車掌に払って空いている席に座った。約40分で犬山遊園駅に到着。車窓から夕日をバックにした犬山城が見えたので戦国っぽい雰囲気になっていたのだが、ホームに降り立つと大きなサルの銅像が出迎えてくれた(日本モンキーパークがあるかららしい)。

 手前の犬山駅でほとんどの人が降りて、犬山遊園で降りたのは私1人だけだったのは不思議だったが、犬山遊園は完全な観光地らしく、この時期のしかも平日に温泉に来るような人間はあまりいないようだ(愛・地球博の時はどこの温泉も満員だったらしい)。

 犬山城を視界に入れながら木曽川沿いを目的地のホテルを目指して歩いたのだが、途中のホテルが何軒かつぶれていたので嫌な雰囲気になりかけていたのだが、「歓迎・○○様」と言う私の名前を書いた張り紙を目にして嫌な気分も吹っ飛んでしまった(今まで何十件のホテルに泊まったが、歓迎の張り紙が張られていたのは初めての経験)。
 張り紙は、会社名が3枚くらい、個人名が10枚くらい張られていたので、金曜日なのにかなり繁盛しているようだ(みんな車で来るか、犬山駅から送迎バスで来るらしい)。

 入り口にはスリッパが50足くらい並べられていて壮観だったが、下駄箱に「○○様・素泊まり」「○○様食事付き」とか書いた紙が張られていたのはゲンナりしてしまった(楽天経由で予約して素泊まり7,500円だからこの扱いはしょうがないかも。普通は食事付きで1人15,000円くらいするようだ)。

 フロントでおばさん(温泉ホテルだと和服をイメージしていたが、みんな洋服だった)に夕食が食べられる店の場所を尋ねたところ犬山駅の方に行かないとないとの事。出前もダメでホテルのレストランも予約がないとダメとの事だったので、3階の部屋に一旦入って、少し休んでから食事に行くことにした(おばさんが部屋まで案内してくれたのは温泉ホテルっぽかった)。

 部屋は6畳くらいの畳部屋で既にフトンが引かれていたが、ふすまを開けると窓辺にイスが2つ置いてある洋風スペース(トイレもここ)があって、広さ的には3人くらい充分泊まれる部屋だった(3階なのに隣が厨房で少しうるさかったのが少し不満)。素泊まりとしては充分すぎる部屋だった。

 お茶を飲んで10分くらい休んでから夕食のためにホテルを出た。結構車が通っている車道沿いを歩いていると、サラリーマンらしい団体客を乗せたホテルのマイクロバスとすれ違った。さっき厨房で見た見事な料理はこの団体の晩飯だろう)。

 フロントのおばさんに聞いたラーメン屋も、ひつまぶし屋もシャッターが閉まっていたので、そのまま犬山駅方面に歩いていったのだが、白木屋とかの飲み屋しかなくて、結局イトーヨーカドーの惣菜コーナーでコロッケやから揚げを買ってホテルで食べた。去年の沼田城訪問の時と同じパターンだ(駅前にラーメン屋が10軒くらいある街があったが、昼ラーメンを食べたのでパスした)。

 さびしい夕食を取った後しばらくしてから1階の大浴場に移動。天然温泉で露天風呂もあるらしいので今回の旅の楽しみのひとつだ。まだ20時くらいだったので予想通り誰も風呂に入っていなくて、のんびりと湯船につかることができた(後から2人入ってきたけど)。
 せっかく来たので露天風呂にも入ろうとしたのだが、露天風呂までの通路(約50m)は風が強く吹き込んでいて一瞬で鳥肌が立ってしまうような状況だったので、露天風呂の手前で引き返して大浴場の湯船につかることにした。残念。

 充分暖まったので30分くらいで大浴場を出て、部屋に帰ってそのままテレビを見ながら寝ることにしたのだが、部屋のエアコンのモーターの音がうるさくて、結局熟睡することなくうつらうつらしているうちに朝を迎えてしまった。なんかホテル運が最近悪いな(エアコンのコンセントまで抜いたのにブーンブーンとうるさかった。ひょっとして隣りの厨房の冷蔵庫か何かの音か?)。

(その5に続く)
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