写真同好会の写真展が昨日から始まり
今日は9時から13時まで会場当番をした。
まだPRが足りず、この間、来てくれた人はわずか。
まず、写真愛好家の〇〇さん(部員ではない)がやってきた。
この人はいつもうんちくを語る人。
「この中で〇〇さんがいいなと思った写真はどれですか?」と尋ねてみたら
「一人だけ、ダントツに上手い人がいる」と言った。
ダントツに上手い人の名前を聞いた。もちろん私ではない。
展示した作品を見比べ「ダントツ」という差が私には分からなかった。
なんだか「ダントツ」以外の人に申し訳なく、訊かなければよかったと
少々後悔した。
「この写真はこういうところが良い」というような事を今後の参考の為
聞きたかったのだが・・・。
次に中学生らしき3人の男の子がやって来た。
写真をざっと眺めたが、この子たちの目的は他にあるとみた。
ここは休日、結構、小中学生のたまり場になっている。
さてこの子たちはどうでるか?
なんとテーブルをもう一つ引き寄せ、3人で勉強を始めた。
黙々と勉強し、時々、教え合ったりしていた。
何か清々しいものを見たような気がして
おばさん(おばあさん)は、みかんをあげた。
お昼になると「ちょっとお昼ご飯を買ってきます」と言って3人は出かけ
しばらくするとそれぞれお湯の入ったカップヌードルを持って戻って来た。
お湯を入れてくれるところがあるのだと珍しく思い、家にかえって
この話をしたら「コンビニで入れてくれる」とカップ麺を食べない夫が
知っていたのに少し驚いた。
次に来たのが70代と思しき夫婦。
どちらが支えているのか分からない歩き方でやってきて
ご主人が椅子を引いて奥さんを坐らせ
テーブルを奥さんにくっ付くように動かした。
休憩の為、ここに来たのだなと思った。
奥さんは顔の表情が乏しく「パーキンソン病?」か何か患っている様子。
ご主人の方も脳卒中か何かの後遺症が幾分ある様子だった。
飲み物を飲んで休憩すると、ふたりで、なんと写真を見て下さった。
案内しようかどうしようかと迷ったが
ふたりのペースの邪魔になってはいけないという気がして
立ち入ることはしなかった。
仲睦まじい姿に心温まるものを感じた。
帰り際、お礼を言うと表情の乏しかった奥さんがかすかに笑って下さった。
最後に来た人は50前後の女性。
帰る時になって、いきなり私の名前を言った。
私の記憶に全くない人・・・。
驚いて「えっ?どなたですか?どこで会いましたか?」と
尋ねると出会った場所は教えてくれたが名前は言わなかった。
相手が覚えてくれているのに思い出せないのは失礼。
あれこれ頭を巡らせたが思い出せない。
ところが全く記憶になかったのに突然私の口から
「〇〇さんですか?」と名前が飛び出した。
自分で言って自分で驚いた。正解だった。
よくぞ、この人の名前が出てきたと不思議なほど。
「背後霊様が答えて下さったのか?」と思えるほどだ。
良かった~名前が出てきて。
会場当番、暇だったのでいろいろ人間ウォッチングができた。
今まで一番楽しかったのは
夜行の高速バスで大阪に行った時
当時は安いのが良いとわざわざバスで・・・
ただ窮屈だったのでその時1回でこりごり・・
大阪市内で下ろされたのだけど娘の所に行くのに電車に、
始発だったのでガラガラなんだけど
朝帰りのお姐さん達とかくたびれ果てててる様子の男性とか
背中に大きな籠を背負ったお婆さんとか・・・
ほんの10分ほどだけど楽しかった記憶があります。
お迎えする立場だったのですが
お客さんが少なくて、つい、こういうことに
目が向いてしまいました。(^^ゞ
夜行の高速バスに乗って始発電車で
大阪の娘さんの所へ行ったことがあるのですか。
都会の始発電車はいろいろな人間模様が
見られるでしょうね。
小説を書く人や俳優さんなどは
常に鋭く人間ウォッチングをしているのでしょうね。