久しぶりに買い物に行ったら懐かしい人に出あった。
私より年上なのに少年のような笑顔。
「あんた、頑張ってるね。観光交流プラザでお猿の親子の写真を見たよ」と言ってくれた。
「版画、頑張ってますか」と尋ねると、
「ちょっと待って。丁度良かった。車に持ってるから・・・」と言って
絵葉書にした木版画集を下さった。
家に帰って、じっくり拝見し、この方の木版画の素晴らしさが分かった気がした。
細部まで手を抜かない丁寧さ・・・緻密さ・・・
年齢を重ねても常に初々しく真摯だったこの方の生き様が現れていると感じた。
この絵ハガキは使わずに大事にとっておきたいと思い、
その足で、同じ版画集を買いに「てくの屋」に行った。
色刷りの他の版画集もあったので、それも買って来た。
「個展を開いてください」とお礼も兼ねてハガキを出した。