あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

感動の1日

2013年08月05日 | 日記
豊後大野市緒方町に住む中学校・高校と同級生だったAちゃんのお宅を夫と訪問させて頂いた。
朝8時に家を出る。9時ごろ待ち合わせの『緒方町道の駅』到着。
少し早く着いたので『東洋のナイヤガラ』と呼ばれる『原尻の滝』見学。
雨の後の所為か、以前来た時より水量豊か。
昨年、秋に行った本物の『ナイヤガラの滝』を思い出したりした。








迎えに来てくれたAちゃんの車の後をついて山間の道を行く。
とても山深いところだとかねがね聞いていた。
結婚直後の手紙には「あまりに山の奥なので、実家に帰るにも、どう帰って良いのか分からない。一人では帰れない」と心細そうなことが書かれていた。
しかし、予想に反して整備された広い道が続く。
・・・が、途中から道は狭くなった。

そしてついにAちゃんのお宅、到着!









笑顔でAちゃんとご主人が迎えてくれた。

明治元年に建てられたというお家はご夫妻の手で見事に再生されていて素晴らしかった。
ご主人手作りの1枚板の立派なテーブルがあちこち。
丸太の木材を買って一人でコツコツ仕上げたようだった。
重厚な立派な仕上がりにわが夫婦ただただ感銘。











炊事場の『三和かまど』も懐かしい。この家にマッチしていておしゃれ。




Aちゃんは別府に温泉付きの立派なお家も持っている。
その家にも行ったことがあるが、Aちゃんの家づくりのセンスには脱帽。
↓これはストーブ。なんと風呂釜(五右衛門風呂)で作ったとの事。




Aちゃんのご主人とうちの夫は初対面だったが、年が同じということもありすぐに打ち解け、話が弾む。
血色よく肌が艶々しているAちゃんのご主人、夢を持った人特有の輝きが体全体からにじみ出ていた。
エネルギッシュで素晴らしい人だと思った。

美味しい昼食を頂き、その後、家のすぐそばの畑でブルーベリーの収獲。
ブルーベリー摘み初体験。摘みながら食べる。まさに新鮮そのもの。おいしい。




ブルーベリー畑の傍には椎茸栽培のハウス。




そこから見下ろすところにもいくつも・・・





これ全部Aちゃんの家のシイタケ栽培のハウス。これ以外にも山の奥でも栽培しているとの事。
ご主人が退職後、計画して始めた仕事。
なんと規模の大きい思い切ったことを始めたことだろう。
それに賛同し協力する妻のAちゃんがまた肝っ玉奥さんだ。

ご主人の運転する車に乗せてもらって珍しい所をあちこち案内していただいた。

『国境の長いトンネルを抜けるとそこは・・・宮崎県だった』







↑こちらが宮崎県高千穂方面。雨上がりで靄がかかっていて眺望が効かなかったが高千穂の神々の霊気を頂いた気分になる。ここで引き返す。

大分県側。



廃校になった尾平小学校跡地にも行ってみた。




尾平鉱山跡。錫の採掘がおこなわれていたらしい。名前は知っていたが来るのは初めて。



奥嶽川の渓谷を歩く。空気が瑞々しい。






赤松の林が見える









右端近くの高いところが『祖母山』山頂。左寄りの高いところが『天狗岩』。中ほどは『障子岩』だったかな?


杉の大木が林立する神社にも行ってみた。




道にヘリコプターの着陸の目印が3ヶ所くらいあった。
地面にも目立つように描かれている。
災害時に供え準備しているのだろう


帰りにAちゃんの家の裏に咲いていた百合の花を切ってご主人が持たせてくれた。



Aちゃんのお家の玄関にも生けてあった百合の花。
私も真似して頂いた百合を我が家の玄関に生けてみた。(実はこの花瓶(?)は我が家の傘立て)



二人の前向きな夢のある生き方に触れ、とても心揺さぶられた1日だった。
帰りの車の中、「同級生(同じ年齢の人)があんなに生き生きしている姿を見てどう思った?」と夫に訊くと
「すごいなあ。尊敬する」と夫は答えた。
「椎茸の収獲が忙しい時期に今度手伝いに行こう」と夫。

最近、なんだか年をとったなあなど感じ、切り開くというより守りに入っていた私の消極的思考。
夢を持ってまだまだ突き進もうとしているAちゃん夫婦。
この二人の生き方は我が夫婦にとって驚異且つ新鮮な息吹きだった。

Aちゃんとご主人様、素晴らしい1日をありがとうございました。



※帰りの車の中、私の携帯に先日一緒にモデルオーディションを受けた友達から電話。
 「結果通知が来た」との事。見事『合格!』。嬉しい!共に喜ぶ。
 家に帰ると私の結果も届いていた。見事『落選!』予想通り。順当なり。
 この結果を息子に話すとゲラゲラ笑って「お母さんにはこういう小さなステージは合わないよ。吉本のような大きな ステージを狙った方が似合うよ」と言う。モデルと言うよりお笑い向き?(;_;)
 友達がモデルとして晴れ舞台に立つ日を楽しみにして私は応援隊とカメラマンに徹しよう!
 また楽しみができた。