★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

『クレオパトラな女たち』にツッコむ。

2012-06-08 01:38:34 | 観る
1日おいて具体的に不満やったとこがはっきりしてきたところで、1人ツッコミ大会開催~。(*゜∀゜)人(゜∀゜*)

無駄に長いぜ。でもそれだけこのドラマを愛してたってことだぜ。(中盤くらいまでは)


まず、ドラマのメインテーマ「美容整形」はどこ行ったん?(「・д・。 )(「。・д・)゛キョロキョロっていう。

元々はこのドラマ、なぜ女性(ときに男性)は身体にメスを入れてまで美や若さを追い求めるのかってことを考えるドラマやったんちごたっけ?

整形手術を望む人の中には、単純に綺麗になりたーい!セクスィーになりたーい!ってだけじゃなく、中には切実な事情を抱えてる人達もたくさんいて、

そういう人達を見つめていく中で、整形という手段に訴えることの良し悪しを検証していこうってことやったんちごたっけか??

少なくともたぶん4話くらいまではそういうテーマの元に描かれてた気がするんやけど。(って言うても1~3話観てへんし分からんけど)

それが最終回には、そんなテーマほぼ空気と化してたよねぇ。。。

最終回のタイトル「美しいとは?」とかもう何のこっちゃやで。┐(-д-`)┌

もちろん他の要素入れるなとは言わんけど、さすがにメインテーマを放棄したらあかんやろって思いますた。


次に、ミネタとイチイ先生。

このドラマの2つ目の大きなテーマは、ミネタが女性不信をどう克服していくかってことやったと思うんですけど。

なんでその為にこの二人を(最終的に引き離すとはいえ)くっつける必要があったのかしらと。

ミネタが女性嫌いを克服するのに、不倫要素なんて全くもって全然いらんかったと思うのです。

せめて二人があそこまで惹かれ合うに至る丁寧な描写があれば、まだちょっとは理解もでけたか。。。いや、やっぱないな!

不倫して失踪した母にあれだけ深いトラウマを持ってたミネタが家庭のある女性とどうこうなってまうって、どう考えてもおかしいし。

百歩譲ってそういう女性に惹かれることがあったとしても、今まで女の子と付き合ったこともない男がいきなりあんな軽々と一線を越えてまうとかまぢであり得へんし。

その矛盾を取り繕おうとした挙句ミネタに出させた結論が、子供が独り立ちするまで待つ!とかもうお口ポッカーンですよ。。。

そんなもん待てるわけないやん。女にしたって待ってほしくもないわ。

ってかたとえ二人が待てたとしても、知らん男に想いを寄せながらしょうがなしに成人するまで傍にいる母親を持った子供がまともに育つ訳ないし。

ただ子供の傍におったらええってもんちゃうのは分かり切ったことやのに、一体何なのそれはって感じ。

ミネタがすっかりアホの子みたいになってて哀しかったです。。。

イチイせんせにしたってですよ、ののてぃ達が知ってるクールで強い彼女ならきっと、家族と真っ向からちゃんと向き合って何らかの決着をつけられたと思うの。

あんなろくに何の働きかけもしないまま、まるっぽ投げ出して男に走るなんて、そんなんうちらのイチイせんせとちっがーーーう!←何その勝手な思い入れ

この二人が無理くりくっつけられたことで何より納得行かへんかったのは、せっかくええ感じに仕上がってきてたミネタ・イチイせんせのキャラクターが、

すっかり台無しにされてしまったってことやったなぁと。


んーそうねぇ、、、ミネタがイチイ先生の意外に弱い面を見て、生まれて初めてほのかな恋心を抱くってとこまではまだ納得でけた気はする。

問題はそっから先ですよ!

自分のトラウマから考えて想いを伝えることはできひんけど、イチイ先生がもがき苦しんでる現状を何とか突破できるよう、全力でサポートしてあげて、

それによってイチイ先生はあの家族から解放されるなり、新たな関係を築いていく。

ミネタの想いには気づかずにor気づかないふりをして。

一方のミネタは、片思いとはいえ人を愛することを生まれて初めて知って、新しい人間関係を築けるようになる。

・・・例えばこんな感じの展開やったら全然受け入れられたのに~~~。

でまぁ願わくばですね、そっからミネタは既存の恋愛観に囚われず、言うなれば人間愛にでも目覚めてですね、ふとずっと傍で支え続けてくれてたユウくんの存在に目をやる。

・・・的なエンディングやったらもう言うことなかったなぁ!そしたら余裕でスピンオフ作れるやん??←ノンストップ妄想


最後に、ラストの人生うまくいかないもんですねぇ的な大団円?

人生ってうまいこと行かないもんだ、なんてもっともらしいこと言うてうまいことまとめたみたくなってますたけど。

そもそもそんなこと言いたいドラマやったとはミジンコほども思ってなかったので、これまたポッカーンですた。

ってかそれ、脚本家さんがブログに書いてた愚痴やん。

悔しかった思いはとってもよくわかりますが(ののてぃだってくやしい!)、だからって何の脈略もなくそれをドラマにぶち込まれても。。。

どうせなら、見限った局やらスポンサーやらがぐぅの音も出ないような超素敵ドラマにして、見返してやってほしかったなぁ。

思えばくんくのドラマ「木更津キャッツアイ」は、低視聴率で放送当時は散々な評価でしたが、放送終了後徐々に面白さが広まり、大ブームを巻き起こしますた。

あれはやっぱり、作品をきっちり最後まで面白く作り上げるってことに徹したからこそやと思うのす。

クレオパトラ~にも、打ち切りやからって拗ねたりせず、ぜひその域に達してほすぃかった。。。


で、これはツッコミどころというか、このドラマの作り手さんが想定不可能でもしょうがなかったことやと思うんですけどー。

ユウくんがあまりに魅力的過ぎたよね!・:*:・(●´Д`●)

多分ねぇ、あんなにユウくんが魅力的じゃなかったら、ここまでミネタとイチイ先生展開に拒絶反応出ぇへんかったと思うねん。

まぁ彼らが結ばれるのはどう考えたってオカシイとは思うけど、しょうもなかったなーくらいで済んだやろなーと。

でもいかんせん、ユウくんが理想の嫁過ぎたねん!!

あんな素敵な子をないがしろにして、よう分からんノリと勢いで不倫に突入とかまずないわそれ!って思ってしもたのよねぇ。

だって美人で優しくて健気で気配り屋さんで甲斐甲斐しくて一途でさー。オマケに仕事も家事もできるねんで。

そんなええ子、どうにか報われてほしいと思うのが人間の情ってもんじゃあないでしょうか!←力説ウザイ

あの底なしの自己犠牲精神は、ともすれば重苦しいものになりがちやと思うんやけど、綾野くんが演じたユウくんのそれは不思議とそんな風には感じひんくて。

それは多分、ある意味とことん純粋で真っ直ぐなミネタに寄せるユウくんの想いが、とってもキラキラした純愛やったからやと思うの☆

で、もし演じ手が綾野くんじゃなかったら、それをあそこまで表現し切れんかったと思うのよ☆

仮に同じ台詞を他の役者さんが言うたとしても、きっとここまで心に響かへんかったと思うのよねぇ。

綾野くんの言い回し、表情、ミネタに向けるまなざしがあったからこそ、ユウという人間の魅力は成立したんやと思います☆←盲目BANZAI

あーここまで素敵なキャラ作ったんやから、どうせ話改変するなら、いっそユウくんの想いが報われるチャレンジングエンドにしてしまえば良かったのに…!←結局本音はそれ


あ、ほんまの最後に、超みみちいツッコミしていい?

工場夜景の前でミネタがユウくんを抱きしめるシーン。

ユウくんに「抱きしめて」って言われた後のミネタの「うん」。

あれ、マヌケ過ぎひん??

うん。ちゃうねんアンタ!そこはもう黙ってガバっと抱き寄せる、やろ!

凄い綺麗で哀しいくらいロマンチックな映像やったし、ユウくんの切なさとか痛いくらい伝わってきたシーンやったけど、なんか、あの「うん」はないわ。


…以上、しまいには演出にまで口出しするウザウザツッコミ大会ですたー♪

まぁたとえ打ち切りにならんかったとしても、なんとなく展開的には変わらんかったかもなーとも思うんですがぁ。

ユウくんだけじゃなく主人公や他のキャラクターも十分魅力的やったし、前半はストーリーも面白かっただけに、

打ち切りによってあんな破綻モードにシフトチェンジしてしまったかもしれないというのは、何とも残念なことだなぁと思いますた。


本日の1枚:男やったら、こんな表情された日にはハグくらい頼まれんでもするやろ。



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2 コメント

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もうね (ルナ)
2012-06-08 12:43:30
誰か!
ののてぃさんのスポンサーになってくれ~って感じですよ(笑)
本当にそう思います。
どこぞに太っ腹なスポンサーは居ないもんですかね?
GOサインを出した以上は信念持って貫いて欲しいです。
途中でやめるとかいい大人がやることじゃない。
そこは恥をかいてでも!
そうすればリアルタイムで見てなかった人も
口コミで見るようになるかもだし。

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わー! (ののてぃ。)
2012-06-09 02:03:40
ルナ様☆

スポンサーですか!w
そんなもんついた日にはもうののてぃやりたい放題ですよ…!
とりあえず、全力でユウくんを幸せにしますっ☆(*゜ο゜)ノ

番組制作は遊びやボランティアでやってる訳じゃないっていうのも分かりますが、
公共の電波で流すものを金儲けの手段とだけしか考えず、
意にそぐわないものは速攻切り捨てるってのもどうかと思いますよねー。
かえって企業イメエジ下がるわ。。。
作品のクオリティーと視聴率が必ずしも一致しないっていうのは、ほんま切ないお話ですね。。。
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