ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

新訂版 幕末下級武士の絵日記

2019-07-08 12:06:44 | 日記 本
気がつけば,10日以上更新していません。
ばたばたしていると,すぐに日が過ぎていくものです。
現代人は,忙しいです。

それでも,そんな合間に,ちょっと読んでいる本です。

大岡 敏昭 『新訂版 幕末下級武士の絵日記』



絵日記の主人公であり,書いた人物は,
尾崎石城

この本は,文久元年6月(1861年)から約2年間の石城の絵日記『石城日記 七巻』
をもとに書かれています。(日記そのものではありません。現代文です。)

石城は,独身。2度目の咎めにより,強制隠居。
江戸から,忍藩に戻り,
養子の進夫婦と同居。
下級武士で家は決して広くないのに,6畳の書斎を充ててもらい,
友人の下級武士や中級武士,
寺の和尚や料亭の女将たちと飲んでいる。
でも,絵心があるので,
日記だけでなく,行燈に絵を描いたり,
なんと,「石城真蹟画」が忍東照宮有・行田郷土博物館に残っている。
本もたくさん持っていた。・・・中国の古典?その解説書,
日記には408冊の本の名前を書いている。
売る前に,本の名前を日記に書きあげている。
(もちろんこちらは残っていません。)

うらやましいほどのんびり・・・
(でも,強制隠居・・・か。)

うらやましい・・・といいたいが,
養子の進は,
和宮の行列の警護もしている。
和宮が京から江戸への道中,中山道の熊谷宿を通る時だ。
石城の家にも緊張が走る。
やっぱり,幕末。

この本を読んでいると,
ほかにも食事や家の中の様子もわかる。
なんせ,もとは絵日記で,
本には表紙のようなカラーの石城の絵日記の絵が載せられているので,
とってもわかりやすい。

実は,まだ半分しか読んでいませんが,
おもしろいです!




コメント (2)
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