ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

第7回課題提出,今回の「あなたの声」は「参らせ候」

2019-05-15 14:03:28 | 古文書
解読実践コース第6回課題が返ってきました。
あいかわらず・・・です。
「A」はとれても,間違いはたくさん・・・。

先生は,
「今回はなかなかの難物(!)でしたね。
 よく対応しましたが,
 今回も正解をもとにくずし字を把握し直してみましょうね。」
と優しいお言葉をくださいました。

第7回はもう少し間違いが少ないのではないかと思っているのですが,どうでしょうか。


さて,またまた,「あなたの声」

「参らせ候」

先日,兵庫県立歴史博物館の「五大浮世絵師展」に行ってきました。
古文書をある程度読めるようになると,
浮世絵の絵だけではなく,文字を読みたくなります。

今回は,幸い,絵から5センチ,10センチといった近さから見ることができたので,
ゆっくりとはりついて見て(読んで)きました。
(その場では,わからなかった字は適当に飛ばして読み,
 家に帰ってから,図録の解説文で復習です。)

そのなかで,???だったのが,
喜多川歌麿「五人美人愛敬競 兵庫屋花妻」の美女が読んでいた手紙です。
「人まねきらい・・・」と読んでいきましたが,
「   」(すみません。パソコンで書けません。)が,
「参らせ候」なのです。
???
きっと,
「参らせ候」と言ったら,「参らせ候」です。
理屈抜きで覚えましょう。・・・というところでしょうか。

古文書を読んでいくのは楽しいですが,
難しいです。

追伸
「富嶽三十六景」といえば,「北斎」と誰でも知っていますが,
このたび,「富嶽三十六景」には,
「北斎改為一筆」とか「前北斎為一筆」と署名されていることを発見しました。
北斎は何度も名前を変えていますが,
正確には「為一」の時の絵なんでしょうね。


今日,第7回,提出します。

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2 コメント

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女筆と南海トラフ (YAPI)
2019-07-21 23:24:13
色々あってご無沙汰しました。順調に?古文書講座を受講されているようで何よりです。私も元気にやってます。
ATSUさんは最近、南海トラフ地震、特に安政地震に興味を持たれて史料を集めておられること、ブログで楽しく拝見していました。私も感化されて?歴史地震に興味が向いていました。

そうしたら、先日、南海トラフ地震(といっても宝永地震<1707>)の被害を記録した史料をあるところで見つけました。その史料が宝永地震の津波の新発見史料として地方紙で大きく扱われました。専門家の方の「初めて見る貴重な資料」とのコメントがあり、『日本地震史料』や『新収日本地震史料』などにも載ってないことを調べたようです。この成り行きに自分でも驚いています。これからは、史料批判など(どの程度信頼できる史料なのかとか、書いたのはどんな人物かとか)調べることは沢山あります。研究の続きを歴史地震の専門家がやってくださり、防災に少しでも貢献できれば嬉しいのですが。というわけで、専門家でもないものが、偶然から歴史地震に関わってしまい何だか疲れました。

この記事と離れたコメントになってしまいましたが、「参らせ候」って女性が書いた文字ですよね。多分。江戸時代は男と女で手紙の言葉と文字が違っていたので、出来れば男女両方の手紙を読めるようになりたいものです。男のくずし字を学ぶのには色んな本が出てますが、女性の文字(女筆)を学ぶのに適した本は少ない印象です。私は吉田豊さんの『古文書 女筆入門』(柏書房)という本で学んでいます。読んでいるうちに女筆に大分慣れてきました。学ぶことが沢山あって大変です。

長文失礼しました。
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YAPIさま,すごいですね!尊敬します! (ATSU)
2019-07-22 10:41:29
YAPIさま,こんにちは!
本当にお久しぶりですね。
もう・・・このブログ,・・・忘れ去られたのかと・・・思っていましたが,失礼いたしました。
YAPIさま,すごいですね!がんばっておられますね!尊敬します!
地震に興味を持った理由の一つが私にあるとしたら,そんな嬉しいことはないです。
私はYAPI様ほど古文書が読めませんし,新史料を見つけ出すなんてことできませんが,私なりに,ぼちぼち古文書やっています。
NHKの方もぼちぼちですが,地震の論文(あくまで,嘉永7年南海トラフ地震の時の網干,です。)で1級インストラクターに挑戦しようなんて,(あくまで「挑戦」)無謀な計画を立て,でも,それなりに少しずつやっています。ただし,この論文について,ブログに詳しいことを書くのはやめました。1年後(?)提出して,「はい,残念でした。」となってから,発表(?)したいと思っています。

女筆ですが,今,兵庫県立歴史博物館でも「へんがおの世界」とは別に,少しだけ展示しています。
私にはまだまだ女筆は・・・です。それよりも,今やっている古文書解読の力を伸ばしてからでないと,と思います。

YAPIさま,また是非お越しください。
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