ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

「朝ドラの子みたいやなあ」

2015-11-21 13:59:02 | 歴博
昨日は歴博ボランティアの日でした。

あいかわらず,本来の仕事をろくにせず,
(本の整理とか・・・)
先輩ボランティアさんとお話。
昨日の午前中は,めずらしく解説希望の団体さんがなかったので,先輩ボランティアTさんと歴史話

Tさん「あんた,朝ドラの子(「あさが来た」のあさちゃんのことらしい)みたいやなあ。」
私が,「なんでどす?」じゃないけど,すぐにTさんにいろんな事を聞くかららしい。
Tさんは,教えてくれることももちろんあるが,
「自分で調べてみ。」とか「それは知らんかった。」と言ってくれる。


で,新しく,わかったこと

まず,以前書いた
「熊野勧進十界曼荼羅には地獄はあっても極楽はありません。」の
念仏さえ唱えれば,極楽に行けるなんて,
「そんなに頑張らなくても,みんな極楽浄土に行けるんじゃないですか?」の件

Tさん曰く,
「あんた,阿弥陀仏1つだけをひたすら信じて,毎日毎日念仏唱えていられるか?」
そりゃそうです。


先日,一乗寺に行った話から・・・
三重塔古い順
①法起寺  ②薬師寺東塔  ③④当麻寺東塔西塔  ⑤一乗寺
ちなみに薬師寺の東塔は,一見,六重塔に見える。
それは,裳階(もこし)があるから。
ちなみに,漢字は?と聞くと,「自分で調べてみ」とのこと。
なんと,高校の教科書に載っていました。(山川・詳細日本史)

あと,国分寺の話
国分寺には,僧20人
国分尼寺には,僧10人いたらしい。
一番大きな国分寺は,武蔵国らしい。
またまた,山川の教科書を見ると,
「大事業であるため,諸国ではなかなか完成せず,のちに地方豪族の協力を求めている。」と欄外に書いてありました。


そうこう話ばかりしていた時,案内をしていた職員の方が私たちの所に来て,
「高田屋嘉兵衛のことを書いた小説ってなんでした?」
え,え・・・っと,
司馬遼太郎の『菜の花の沖』です。
お客さんに聞かれたらしい。
高田屋嘉兵衛は兵庫県・淡路島の人。
北前船でも有名ですが,高校の教科書的に言うと,
「ゴローウニン事件」で有名。
今読んでいる本(村井早苗『キリシタン禁制と民衆の宗教』:寺請制度が知りたくて・・・)が読み終わったら,
図書館で借りて読んでみます。

やっぱり私は「朝ドラの子?」


PS.昨日の歴博ボランティアの時,
 私のことを「朝ドラの子」と言ってくれたボランティアの大先輩Tさんが極楽浄土に行かれたことを聞きました。
 「体調悪いから1ヶ月ほど休みます。」と言って,お休みされていたTさんは,そのまま歴博に戻ってこられませんでした。
 知識だけでなく,たくさんのことをTさんから教わりました。
 ショックです。
 たった1年しか,ご一緒できませんでしたが,本当にお世話になりました。
 今,私がTさんにできる恩返しは,しっかり勉強することですよね。
 次の特別展までに,「妖怪」の勉強をします。  
 ありがとうございました。  (2016年7月9日追記)


コメント
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