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ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

江戸幕府の財政

2015-12-24 14:02:36 | JMOOC
現在,JMOOCでは,「歌舞伎の経済学」を一応受講中。
「一応」の理由は,登録はしているけど,
他のことに忙しかったりで,
あまり,いやほとんど,勉強をしていない・・・ということです。

用事をしながら,ちょこっと聞いているだけなので,きっと,最後までいかないでしょう。

でもその中でおもしろかったこと。

江戸幕府の財政。

幕府の財政 支出は,
①1730年頃(享保の改革の頃);73万両(人件費が約30万両 約4割)
②1844年頃(天保の飢饉の後);213万両  約3倍に

収入は,
①1730年頃;年貢収入は,50万両(収入の約8割)
      両替商からの借り上げは,3万両
      貨幣改鋳益は,収入の1%
②1844年頃;年貢収入は,65万両
      両替商からの借り上げは,70万両(収入の約3割)   
      貨幣改鋳益は,86万両(収入の約4割)

だそうです。


ちなみに,今日,来年度予算案を閣議決定
NHKニュースによると,
一般会計の総額は,過去最大の96兆7218億円だそうです。
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田中優子『カムイ伝講義』:江戸時代を考え直す

2015-11-09 06:39:32 | JMOOC
江戸時代とはどんな時代であったのか,歴史の教科書や参考書,歴史学者が書いた本,小説,今までいくつか読んだ。
でも,この本では,江戸時代の人間,生きていた人々や生活が見えてきた気がした。(読書メーター:ATSUより)

田中優子『カムイ伝講義』の感想です。


江戸時代の百姓というと,「生きぬよう,死なぬよう」のイメージが大きいです。
かつて,搾取されていた農民,を学んだものとしては,「生きぬよう」が強烈でした。
しかし,中世との比較で考える時,近世は,「死なぬよう」が大きいことを改めて思いました。

たとえば,綿花を栽培します。
新しい技術を学びます。
農業書がつくられます。
その本を読んだり,試行錯誤します。
字が読める者は字を教えます。
みんなで,綿づくりを考えます。
これが農民の一面です。
搾取されるだけではありません。
一揆を起こすだけではありません。
綿花を作るだけではありません。
それを流通のルートにのせなければなりません。
農民は綿花を作っても,着物までつくるわけではありませんから。
分業がされているのです。
江戸時代ってすごいですね。

ただ,明治になり,産業革命が入ってきたり,外国の安価な綿が入ってくると,
日本の綿花は急速に廃れたそうです。

江戸時代を考え直さなくてはいけませんね。

JMOOC・1月開講予定の田中優子氏の「江戸文化入門」,楽しみにしています。
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再学習「日本中世の自由と平等」

2015-10-09 05:59:08 | JMOOC
一昨日,最終レポートを終え,昨日,結果を見ました。

やっぱり,満点というわけにはいきませんが,すごく勉強になりました。


学生時代,私は文学部史学科に行き損ねて,(というか,点が足りないからあきらめて,)教育学部に行き,その中で歴史を学びました。

サークルでは,歴史と歴史教育について史学科の先輩に教えてもらったり,仲間と勉強したり,討論したりしました。

当時はまだ歴史学はマルクスが主流でした。でも,そろそろ網野善彦氏が出てきて,有名になってきた頃でした。

私は,「おもしろい」と網野氏の本を読んで,史学科の先輩に話しました。
その先輩は「あれは歴史ではない」と言ったことを今でも覚えています。


それから歴史に関係する仕事をしてきましたが,(一度退職し,10年ほどのブランクを経て,現在の多少歴史に関係ある仕事を非正規ですが,在宅でしています。)学生時代のような「歴史学」からは遠ざかっていました。

その間,世の中は変化し,マルクスは過去のこととなり,網野氏は巨匠(?)となり,先輩は大学教授となっていました。

そして,昨年4月,JMOOCを知り,本郷和人氏の「日本中世の自由と平等」を受講し,歴史熱が再燃!
久しぶりに歴史学にひたり,酔い,JMOOCだけでは飽きたらず,歴博ボランティアをはじめるようになりました。


つまらない私の独り言におつきあいくださり,ありがとうございました。


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『戦いの日本史 武士の時代をよみなおす』

2015-06-22 06:59:46 | JMOOC
JMOOCで本郷先生の講座が9月に還ってくる。

単純な私は,本郷和人先生の本を読みたくなり,図書館で『戦いの日本史 武士の時代をよみなおす』で借りてきて一気に読んだ。

以下,感想

霜月騒動は,御家人対御内人ではなく,統治派と権益派。
信長に天皇は必要ではなく,秀吉には必要だった。なぜなら,小牧・長久手で家康を滅ぼせなかったから,というか,全面戦争を回避したから。
「天下」とは何か,信長の天下と他の戦国大名の天下の意味は違う。
・・・本郷節,炸裂!!読みやすく,わかりやすかった。JMOOCでの話とかぶる部分もあり,私にとっては本郷説の再確認となった。 (読書メーター)

本郷先生の本は,ほかに『天皇はなぜ生き残ったか』『武士とはなにか 中世の王権を読み解く』を購入。
読むぞ!!と思っていたけど,歴博の大先輩のお話しから,先に半藤一利『昭和史』を読もうかな?・・と。でも,とっても長編だし,近現代は得意じゃないから読めるかしら?

やっぱり,日本中世史はおもしろい
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本郷先生の「日本中世の自由と平等」が還ってくる!

2015-06-10 09:58:26 | JMOOC
本郷先生の「日本中世の自由と平等」が還ってきます。

JMOOCのFacebookで見つけました。

講義は前と同じですが,課題はかわるそうです。

もちろんディスカッションもあるでしょう。

本当は続編が欲しいです。前の時の「同窓会?」して欲しいです。でも,還ってきた「日本中世の自由と平等」のディスカッションで「同窓会&新しい仲間」ができますね。

早速,受講申し込みをしました。9月8日開講予定だそうです。

最近,実用的というか若い人の就職向きというか,そんな講座が多いから,ちょっと寂しかったのですが,今回のお話し,むちゃくちゃテンション上がりました。

ちなみに,「大航海時代の日本」が終わってからは,夕方洗濯物をたたみながら,「日本中世の自由と平等」を聞いています。まだ,第1週「網野善彦の二倍史学」が終わったところです。
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