S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

とても明るい笑顔に胸がしめつけられた(知覧特攻平和会館)

2013-01-08 14:24:11 | Weblog
4日から3泊4日の鹿児島・熊本。
鹿児島はレンタカーで移動。

指宿の砂風呂体験はとてもおもしろかった。砂を身体にかけられ温泉の地熱で50度ぐらい。
動けないからじっと我慢・・・・・・汗が吹き出すので身体の老廃物が出ていくような。

わたしのとなりで砂に埋まっていたおじさんは、「もうだめ、頭くらくらする」って言って
5分で砂からはいあがっていった。



二日目、知覧武家屋敷を見学したあと、知覧特攻平和会館へ。

太平洋戦争でこの地から飛び立っていった陸軍特別攻撃隊

沖縄戦で特攻戦死した隊員1036名。

遺品、遺書、そして写真。

17歳、18歳、19歳、20歳・・・・

出撃命令の出た日、明日飛び立つという若い少年たちの写真はみんな笑顔、それも心からの笑顔
一点のくもりもない笑顔ばかりだった。

出撃前夜にうでずもうをして笑っている少年、出撃20分前におにぎりを食べながら笑っている少年。

その笑顔の写真に胸がしめつけられ涙がでて・・・・

どうしてこんなに笑顔でいられたのかは、彼らはただ国の為に、この国にいる家族が平和に暮らせるように
それを信じていたから。

そういう教育をしてきた国のおそろしさというものも同時に感じた。

知覧から沖縄までの飛行3時間のたったひとりの操縦席で彼らはどんな思いだっただろうか・・


生もなく、死もなく、すでに我もない仏心のような隊員たちの心に、今現在この国に生きている自分は
頭を垂れ平和を守ることを誓うだけしかできないのだけれど・・・

死ぬことが決まっている「必殺」の特攻隊員たちにはお守りは必要なくて、胸には女学生たちがつくった
お人形がぶらさげられて笑っている。

遺書のなかに「一度死んで見るべェ」と書かれたものがあってそれはどうしようもなく切なかった・・・

たくさんの少年の母達は、どれほどの悲しみを抱えて生きただろう・・・・

国防軍などと言っている今のこの国のソーリ大臣は、この少年たちの写真の笑顔を正面から見つめるべきだ。
そしてこの子たちを産んで育てた母たちの悲しみをすべて受け止めるべきだ!(怒)


合掌

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