S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

きのう、終戦の日に。

2012-08-16 14:47:40 | Weblog
終戦の日のきのう、NHKの「終戦、なぜ早く決められなかったのか」を見ていた。

広島、長崎、そしてシベリア抑留、沖縄戦・・・・この犠牲は避けられたのではないか?

日本のその頃の指導者がもっとはやく戦争を終わらせる方向にかじを切っていたなら、
日本の傷はこんなに深くならなかった。

ソ連が参戦することは、もう5月の時点でわかっていたという資料が見つかった。

見ていて、なんだか無性に切なくなった。

なぜ、こんな無策の人たちが国を引っ張っていたのか・・と。

正しいことを言う人たちはいつも虐げられる。

そして、犠牲になるのはいつも弱い市井の国民だ。
それがものすごく腹立たしい。


この番組を見ていて思ったこと、

今の日本の状況にそっくり、同じあやまちを繰り返している。

誰も責任を負うことをしなかった先の戦争。

誰も責任を負おうとしない、今の原発事故。

犠牲になるのは、いつも弱い市井の人たち。
それがものすごく悔しい。


反省をしないから、また同じあやまちを繰り返す。

もうたくさんだな、と思った。


大江健三郎さんが脱原発デモで言っていたけれど、「わたしたちは侮辱のなかに生きている」
終戦の日、そのことを痛感した。


14日に東京に行っていたので、スカイツリーにのぼった。
ものすごい人・・・

けれどここもあの戦争では焼け野原になったところだ。