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nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

綾瀬駅

2011-09-15 | 
東京メトロとJR東日本の接続駅綾瀬駅、この駅は千代田線開業時に国鉄から営団に移管されていらい、国鉄JRの駅にはカウントされない特殊な扱いの駅となってます。
みどりの窓口ので発券できるきっぷに制限があったり、クレジットカードが使えなかったり、イオカードが使えない時期があったりしました。

東京メトロの「千代田線綾瀬北千住間の運賃」や「北千住・綾瀬間の取り扱い」が詳しいのですが、運賃計算上では特例のオンパレードような駅です。
千代田線の北千住綾瀬間はJR東日本常磐線との二重戸籍区間のため、JR地下鉄両方の乗車券で乗車可能で、地下鉄とJRの運賃境界は北千住となっています。

北千住綾瀬間の運賃は、JR地下鉄双方の安い方の運賃を適用し、JRはこの区間のみの乗車券を発券しないという取り決めがあります。北千住綾瀬両駅発着の乗車券で乗り越す場合は、この区間の乗車券の発券とみなされないとJRは解釈しています。
もう一つ重要なことがあって、常磐快速線の北千住綾瀬間を千代田線と同じとみなす特例はなく、あくまで常磐緩行線と千代田線のみが地下鉄とJRの双方の乗車券で乗車可能です。

さて、いよいよ本題に入りますが、北千住綾瀬間の快速線の乗車券類はどうすればいいのかという疑問があります。
これは極めてレアケースなのですが、綾瀬発着の常磐線松戸以遠までの定期券回数券を持っている人間が、たまに松戸方面から北千住まで行きたい場合、綾瀬北千住間の回数券が有ると運賃精算の必用がなく便利です。
この場合、常磐緩行線に乗車すれば特に問題がなく、北千住綾瀬間は東京メトロ発行の回数券(区間が入っていない130円の回数券)を使用すれば良いわけです。ところが綾瀬発着亀有松戸方面のJR乗車券で常磐快速線に乗車し北千住駅で下車する場合、窓口で精算すれば問題ないのですが、事前に購入できるる乗車券類が有りません。
この問題を東京メトロの駅員に聞いてみたところ、厳密には東京メトロの回数券で常磐快速線に乗車できないのだが、昔は有った北千住駅の常磐快速線と千代田線の改札が今はないため、チェックする方法はないとのことでした。
回答になっていない気がしますが、現実問題として東京メトロの北千住綾瀬間の乗車券で常磐快速線に乗車しても、大きな実害は無いため放置されているのかもしれません。

ところで、JRは北千住綾瀬間の乗車券の発券をしない事になっているはずですが、この区間の運賃である130円のJRの乗車券で北千住駅から入場して、綾瀬駅で普通に改札から出れるそうです。武蔵野線などを経由する大回りルートの可能性も有るため自動改札を通れるのだと考えられます。


この駅、1969年の高架化までは200m北千住寄りにありました。この頃、常磐線の我孫子までの複々線化工事が始まっていたのですが、1971年の千代田線開業までは、上野行きの電車が綾瀬駅に停車していたはずです。詳しいことはわからないのですが、今の常磐緩行千代田線ホームに上野方面の電車が停車していていたのではないかと思います。千代田線の開業直前は聞くところによると、快速線にホームを仮設して上野行きの各駅停車が停車していたらしいのです。今の綾瀬駅の快速線にはホームがあった痕跡などまったく有りませんが、どんな構造だったのだろうかと思います。
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2 コメント

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Unknown (kisomitake)
2011-09-15 14:16:54
北千住~綾瀬間で、区間変更、別途片道の運賃額は、旅客営業規則で「JRではこの区間の乗車券類を発売しない」とある以上、東京メトロの乗車券、あるいは東京メトロの運賃額が適用されます。

つまり、快速線を走る電車(つまり快速電車など)に乗車中、併用で綾瀬~北千住間を東京メトロの乗車券でも乗車できることとなります。
但しこの場合は、綾瀬発北千住着(又はその逆・今は金額表示ですね)の場合で、綾瀬から北千住を経てそのまま千代田線や日比谷線への駅に至る乗車券(又はその逆)ですと、微妙なところです。

綾瀬発、北千住着の大回り乗車でも、東京メトロの乗車券で乗れます。

ただ私がこの区間がらみで疑問に思うことは、綾瀬発、北千住着で経由地指定の大回り乗車券。
これがどうなるのか、やっぱり規則で「この区間は発売しない」とある以上、経由地指定でも発売出来ないでしょうね。
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Unknown (stakenaka)
2011-09-17 22:58:20
北千住綾瀬間の区間変更の運賃精算は、乗車券を発行しないため旅客営業規則に抵触しないと、JR東日本は考えているようです。
このとき適用されるのが、JR地下鉄双方の運賃の安い方ではあるのは、旅客営業規則で定められていますが、JRの運賃として徴収しているのか、地下鉄の運賃として徴収しているのか判断は難しいところです。

地下鉄の一日乗車券で、亀有方面へ乗り越した場合、運賃区分は綾瀬になるようです。ただ北千住で快速線に乗り換えて松戸方面へ向かった場合は、北千住が運賃区分になると思われます。綾瀬発着の千代田線、日比谷線方面の定期券も同様の扱いではないかと思います。

これらの特例は、メトロの路線を利便性のため、JRの乗車券で乗れるようにしているだけで、JRの路線をメトロの乗車券で乗れるわけではないと解釈すればわかりやすいと考えています。
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