トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

路地裏ビルヂング 三羽省吾

2011-09-16 06:58:00 | 本 2011年
路地裏ビルヂング
正式名称 辻堂ビルヂング
ビルディングではなくビルヂング
どうしてなのかは最後までわからず

そのビルで働く人達の人間模様

健康食品の販売会社
制服は真っ黄色のジャケット
阪神ファンみたいだと
話の最後の方ではそこの社員が虎キチ
と呼ばれている

保育園
無認可だから
認可では受け入れられない子が多い
月齢に達しない乳幼児
障害のある子
親が深夜まで働いている子など
そこで働くおばさん
50過ぎてやるべき道がみつかった!!

学習塾
有名大学を出て
就職せず
資格を取ると言って
勉強しながら塾の教師のアルバイトをしている大貫

そこに通う小学生のヤマト
母親はシングルマザー
弟を保育園に預けている

不動産屋の電話相談 セールスの窓口
町内では車上荒らし 引ったくり 侵入窃盗が多発していた
不動産屋社員の桜井は
苦情処理担当の上司がストレス発散のため
やっているのではと疑ってしまう

広告代理店
広告代理店と聞くと
格好いいイメージだが
徹夜続きで大変そう
作者の三羽さんは
広告代理店勤務だったらしいから
だいたいが近い生活をしていたのだろう

一階は度々内容が変わる料理屋
そこにいる正体不明の老人
従業員はこれまた正体がわからない外国人

このビルが道路拡張による
立ち退きの危機に!!

本の表紙は登場人物を人形で表している
裏表紙には店子たちとして
登場人物が紹介してあるが
なぜかそれは主な登場人物ではなく
脇役がほとんど

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画 ライフ | トップ | コクリコ坂から »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本 2011年」カテゴリの最新記事