トライアングルの部屋

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そりゃないよ よろず相談屋繁盛記 野口卓

2021-02-09 08:05:46 | 本 2021年
よろず相談屋シリーズ3作目

これが一番面白いかな

人を呪わば

信吾の実家の料理屋「宮戸屋」で
食中毒事件が発生

デマではあるのだが
そのことが瓦版で広まってしまう

その窮地を助けたのは
評判の良くない岡っ引きだった

縁かいな

相談屋への仕事の依頼
出向いてみると
面白い話をしてほしいと
作られた話ではなく
実際にあった話を聞きたいというが
相談に来た者の話をするわけにはいかない

思案の末信吾はようやく話すも
それが後日 本になって売られていた

ここでこの本の題名になってる
「そりゃないよ」が登場!!

常に初心に


信吾の名付け親で護身術の師匠である住職との会話

隣はなにを

隣に住む老人が将棋会所に
子供たちがうるさいと
苦情を言いに来る

名前も素性も知らないその男と
親しくなりたいと
酒をもって挨拶に行く信吾

さてその正体は・・・

とても二十歳とは思えない
気難しい人間のあしらい方

小説だからどうにでもなるが
と言ってしまってはおしまい

この話でうれしいのは
将棋会所で働く小僧の常吉の成長

信吾の祖母も驚くほど
以前はやる事すべて気に入らず
あの愚図と言っていたのに
あの子と呼び名が変わってる

何がきっかけで人間変わるかわからない
と言いたいのだ

老斑と書いてむかえぼくろ
50すぎた頃から
薄茶色の染みが浮きあがる
これをこう呼ぶなんて
知らなかった
なんとも嫌な言い方
コメント
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