トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

居酒屋お夏(一)岡本さとる

2016-02-17 05:53:47 | 本 2016年
行人坂を上りきると
美味そうな匂いが漂う

化粧っ気のない
毒舌女将
お夏のいる居酒屋

美味い酒と
料理を出してくれる

料理人は清次

いろいろな問題が持ち上がるが
解決の場所に現れる
不思議な女

テレビ時代劇の脚本を手がける
岡本さんの作
場面が目に浮かぶ

時代劇に出てきてた
松坂慶子の紫頭巾を思い描いてしまう…

「けちな飯」

ヤクザな男新吉
時々お夏のお店にやってくる

親分から人殺しをして男を上げろ
みたいに命令される

本当はそんなことやりたくないんだなあ

しぶしぶ引き受けてしまう

それを助けたのは謎の天女

「おちゃけ」

私は頭が悪くのろまでおたふくが
口癖になっているおのぶ

彼女には敬太郎という
性悪な異母兄がいた

彼はおのぶを売り飛ばそうとしていた

彼女を守るのは
浪人で絵描きの信二郎

おちゃけですよと
おのぶはいつも信二郎に
お茶を出していた

「朝粥」

名店である下駄屋廣田屋
丁稚奉公から婿養子になった六兵衛

早々と隠居し
夫婦でお夏の店に
粥を食べに来ていた

ところが妻のおのぶに先立たれ
魂が抜けてしまった六兵衛

彼を再出発させたのは?

「二人で二合」

夜鷹のおすが
大道芸人の瀬兵衛

二人は二合の酒を分け合って飲んでいた

ある日二人は知り合いの夜鷹が
殺される現場を見てしまう

怯えて暮す二人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする