トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ

2016-01-24 14:56:27 | 本 2016年
物語が二つ

いなか、の、すとーかー

題名が
全部ひらがなである事と
この句読点の意味は?

陶芸家の石居透
東京の美大で勉強し
実家のある小椚村に戻ってきて
仕事をしている

新幹線で四時間半
どこにある村の設定?

「発展途上の若者たち」というテレビ番組で紹介され
人気が出る
情熱大陸みたいな番組か?

紹介されて仕事が増えたのはいいが
トラブルが・・・

ストーカー状態のファンの女性
こういう精神の人は相手が
自分に気があると信じてしまうのが怖い

小学校からの友人すうすけ
いろいろな意味で助けてくれるが
この人も裏があるのかと思ってしまう

同じく小学校からのつきあいの果穂
親同士も仲がいい
お兄ちゃんと慕ってくれるが
いい年して
血の繋がりもないのに
お兄ちゃんと呼ぶなんて気持ち悪い

題名通り
度々起きる田舎でのストーカー被害

納期が迫るのにノイローゼ状態の透

二つ目はそのまま本のタイトルにもなっている
ウォーク・イン・クローゼット

主人公の早希
二十代後半OL

この年頃の合コンや恋愛事情
一人暮らしの生活などが興味深い

小学校の時
転校してきた女の子「だりあ」

彼女は芸能界で活躍中

今でも時々付き合いあり

映画「ピンクとグレー」を観たばかりという事もあり
芸能界の裏事情的な
美しくない部分が怖い

波乱の幼少期を過ごした「だりあ」は
大人になっても波乱の道を歩むんだなあ

それに比べたら早希の人生は
なんと穏やかに感じること

このままで行ったら
片思いの相手から
告白して男友達に格下げになったユーヤとも
いい感じになりそうな気配・・・








映画「ピンクとグレー」







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする