トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

モッキンポット師の後始末 井上ひさし

2013-07-16 07:37:58 | 本 2013年
昭和47年の作品
図書館で借りた
予約待ち
なぜ?
最近何かでおすすめされていたっけ?
自分もなぜ読む気になったか忘れてる・・・

ようやく来た本は表紙が真っ赤
もうボロボロ
裏表紙には書庫と記載
書庫に入っていたのに最近人気が出てきたから
出してきたってこと?

内容は予約待ちが当然と思うほど
おもしろかった

物語は小松という男の語り口調で進んでいく
小松・・・仙台の孤児院から上京
S大学文学部仏文科にモッキンポット神父による
推薦入学?
聖パウロ学生寮に入寮

彼が数々の問題をおこし
そのたびモッキンポット師が後始末をする
簡単に言えばそういう話

モッキンポット師
なぜか関西弁
それが読んでいて不思議と心地いい
作者のうまいところ

数々の事件は
貧困からくるものなのだ
食糧衣料の調達のために
頭を使い
悪知恵が働く

銭湯が休みの時
寮の風呂を貸して起きる事件は
思わず声を出して笑ってしまった

そして落ちも
笑えまんな~~
愛すべきモッキンポット師!!

井上ひさし氏は仙台の孤児院にいたということだから
モデルは本人・・・




コメント
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