狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

ロード・オブ・ウォー

2006-12-22 00:13:03 | 映画

一日曇り空、降水確率50%だったが、雨は降らなかった。

ニコラス・ケージ主演の「ロード・オブ・ウォー」を観た。実話に基づく
・・と、されている。冷戦時代のウクライナからアメリカへ移住してきた
人間が、武器商人へとなる話だが、コレが本当に「実話に基づく」ものだと
したら、アフリカ各地で起きている内戦や紛争に伴う虐殺の責任は、国連の
常任理事国と言うことになる。


即ち「アメリカ合衆国・イギリス・フランス・ロシア(旧ソビエト連邦)・
中華人民共和国」の5カ国である。なぜならばこの5カ国が一番武器を輸出
している国だからだ。表には出ない、陰の部分で世界は動いている、と
言っても過言ではないのかも知れない。


国際政治に詳しい訳ではないから、僕らは、新聞やTVや映画、雑誌からしか、
そいう情報は得られない。昨日観た「ナイロビの蜂」もアフリカで製薬会社が
エイズ患者を使い新薬を人体実験し、副作用などを調べている・・そういう
内容の映画だった。見終えて暗い気持ちにさせられた。


今夜見た「ロード・オブ・ウォー」も、見終えて気持ちが沈みました。
どうしようもない現実が、僕たちの知らない闇の部分で蠢いているのです。
高神覚昇師の「般若心経講義」の中の「黒白二鼠の例え」というのを思い
出しました。人は結局、覚昇師が言われるように「人生の無常」を感ぜず
にはおれないのでしょう。


また師は【無常の恐怖に戦慄せずにはおれないのです。
そして「求道の旅人」とならざるを得ないのです】とも言われています。
僕には、まだ難し過ぎて理解出来ないで居ます。人は最期には「信仰」に
縋るしかないのでしょうね。


人は生まれながらにして「善と悪」を兼ね備えています。
ここまでは「善が悪より勝っていた」から、罪人にならずに来ましたが
それでも「悪」は魅力的でした。辛うじて理性が悪に奔るのを押さえて
くれましたが、心の闇に住む鬼は強力です、一寸でも油断したら負けて
しまいます。



一体何が書きたいのやら、読み返しても「意味不明」です。
それでも、心に浮かんだことを素直に書きました。自分の精神のケアの
為に・・・。