ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

広汎性発達障害の☆くんと予想外の出来事 2

2008-10-22 17:44:16 | 発達障害児に教える基本
☆くんのお母さんは、療育やパソコン、本などから得た知識で(虹色教室にも通ってきてくれていますし)
さまざまな困った場面を何とか乗り越えてきました。

が、最近になって予想もしなかった事態にぶつかって
本当に困っています!

という相談を受けました。
予想もしなかった事態というのは、
☆くんが少し高いところからとびおりた拍子に足をねんざしてして
しまったことです。
お医者さんから、「もうすっかり歩けるようになっていますよ」と
太鼓判を押してもらっても、
足をぐねった時の恐怖が蘇るのか、
決して歩こうとせず、どこへ行くのもハイハイで、
トイレもひとりで行けなくなっていました。
虹色教室にもお父さんにおぶわれてやってきました。

「幼稚園をずっとお休みしてきたので、明日から通わせようと
思っているんですが、トイレにも一人で行けない状態で、
先生に迷惑がかかるのでは…」と心配されていました。

私はやわらかいひざ掛けを床に敷いて、
「ねぇ、☆くん。道路はかたいから、足が痛いかなぁって心配だったんだね。
でも、この上なら、ちっとも痛くないと思うよ。
ちょっと立ってみようか?」
と誘いました。
するとまるで聞こえていないかのように無視しています。
しばらく☆くんと積み木で遊んだあとで、
ダンボのぬいぐるみを持って来て、足にハンカチの包帯を巻いて見せました。
「ぞうさんがね、ねんざしちゃったんだって。歩けないよ~って言っているよ」
「でも、とびおりてなかった!」と☆くん。
「☆くんが、教室に来る前にとんで、ねんざしたの」
「ふ~ん」
「歩けないよ~って言ってるけど、お医者さんはだいじょうぶって言ってるの。
ちょっとここで立ってごらんって言ってあげようか?」
「ぞうさん!ちょっと、ここで立ってごらん」
☆くんは、ダンボに声をかけました。


引っ張りますが、次回に続きます~・

にほんブログ村 教育ブログへ


web拍手を送る

最新の画像もっと見る