ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

夏芝居

2009年08月14日 | NATURA

「納涼歌舞伎」と銘打った8月の歌舞伎座興行も、今年で20年目になるらしい。もう、そんなに経つのか。
勘九郎(現・勘三郎)、八十助(現・三津五郎)、児太郎(現・福助)、橋之助ら二十代から三十代の若手俳優たちの挑戦も、今やすっかり劇界の恒例行事に。継続は力。実に立派なことだと思う。
たまたま「筋書」(プログラム)のバックナンバーを引っ張り出して見たところ、興行の名称が、平成4年は「八月納涼花形歌舞伎」、翌平成5年から「八月納涼歌舞伎」、そして平成19年から「八月納涼大歌舞伎」。「花形歌舞伎」から「大歌舞伎」へ、こんなところからも20年間という歳月が実感される。

毎年8月は3部制興行、それもすっかり定着した。
で、昨日、第1部と第2部を見物してきた。
中では『六歌仙』を「遍照」から「黒主」まで五段通しで、しかも三津五郎で見ることができて嬉しかった。今、とにかく舞踊物の大曲という大曲、名作という名作すべてをこの三津五郎で見てみたいという願望が、私にはある。
他、『天保遊侠録』『豊志賀の死』『船弁慶』と出たが、全般に安定した出来だったかと。橋之助はいつのまにやら随分芸格を上げてきてるし、勘太郎のこのところの進境著しいことも実感できたし。
第3部は未見だが、見た範囲内で言うと、今年の納涼歌舞伎はなかなか密度が高くていい感じ。

さて本日は、夜の会合がありまして。今から出かけるところ。


camera: Fuji NATURA BLACK F1.9  film: Fuji SUPERIA Venus400

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