都民芸術フェスティバルの季節が来た。オーケストラ公演のC席1800円は不変。物価の優等生だな。
本日は読売日響。小林研一郎指揮。
グリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(vn:藤川真弓)と交響曲第5番。
小林研一郎のチャイコフスキーの5番、いわゆる「コバケンのチャイ5」との呼び名で定着しているクラシック音楽界の名物商品。これでもかとばかり緩急強弱の幅を大きくとり、思いのたけを全てさらけ出したかのような、激しく熱く、時にねちっこい、実に大胆な演奏。ここまで思いのまま自在な表現ができるとは、もはや名人芸。聴衆熱狂、ブラボーの嵐。
これを私が聴くのは5年ぶり3度目だが、私には5年に1度くらいで十分かなという感もあり(指揮者の芸風があまり好みではないので)、しかし5年に1度くらいはこういうものが無性に聴きたくなる時もあり(笑)。
アンコールに、ハンガリー舞曲第1番。どことなく演歌調なのがコバケンさんらしいか(笑)。
camera: Ricoh R1s film: Agfa VISTA400