ふと思い立って、東フィル定期へ。東京オペラシティ。
ペーター・シュナイダーの登場だ。しかもワーグナーを振るぞ。
ベートーヴェンの交響曲第4番とワーグナー「ニーベルングの指環」から抜粋、というプログラム。
抜粋って、どの部分をやるのかはチラシにもHPにも記載が無かったのだが、オランダのヴリーガーの編曲による、4部作からの14の主要シーンを接続して1時間強にまとめたものだった。この版による演奏は、オーケストラル・アドベンチャーと称したワールト&オランダ放送フィルのCDを所有しているので中身はわかっている。切れ目なく演奏されることでの面白さや盛り上がり効果も、確かにある。指揮者の構成力も試されるが。
それにしても、さすがは1980年代からずっとバイロイトの常連である名匠シュナイダー。見通しの良い、入念なワーグナー。高揚感も十分。愉しくて、あっという間に1時間経ってしまった。
あああ、もっとワーグナーの楽劇を存分に聴きたい気分が高まってきた。これは危険(笑)。
そういえば今年はまだ、オペラ鑑賞の予定を一つも入れてなかった。しばらくは余裕ないだろうな(苦笑)。
camera: Pentax K1000 + A50mmF1.4 film: Agfa VISTA100