ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

やんそんす

2008年11月12日 | TC-1

「NHK音楽祭」ってことでNHKホールへ。お手頃価格の3階席にて。

マリス・ヤンソンス指揮:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。
このコンビでの来日は、このところ2年に一度ほどの頻度であり、私ももう何度も聴いた。
とても良い音を出すオケだし、巧いし、つくづく感心する。
ヤンソンスの指揮は、構えが大きく、たっぷり鳴らし、流麗さの中の細部の仕上げも上々。特に傑出した個性は感じられないのだが、統率力に秀でた良い仕事っぷりで、毎回必ず一流オケの良い響きを愉しませてくれる。

●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(vn独奏:ジュリアン・ラクリン)
●ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
●R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28

今回はブラームスも美しくて良かったが、何といっても「ティル~」が無類の面白さ。こちらの想定を超えた多彩な表現が次々繰り出される。場面展開の鮮やかさも実に見事なもの。
アンコール2曲あって、終演は9時半。
さすがは世界のトップランクのオケ、ってことで今回も満足。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji REALA ACE100