ニガイメ記

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・・・の略。

尾高/N響

2008年05月16日 | NATURA

N響定期を聴く。尾高忠明指揮。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(p:B.L.ゲルバー)
エルガー:交響曲第1番変イ長調 Op.55

尾高忠明のエルガーの1番といえば、2003年3月サントリーホールでの札幌交響楽団東京公演の名演が忘れられず、あの感動をもう一度ってことで本日NHKホールへ赴いた次第。第1楽章がやや粗かったのが残念だが、尻上がりに良くなっていき、尾高の本領が発揮された壮大な演奏。力演。
が、感動度では札響の時には及ばなかった。条件(ホールの音響、団員のモチベーション等)の違いもあるだろうけど。こういう曲では、演奏者個々の、曲に対する理解や愛も大事な要素かなと思ったりした。
ゲルバーの骨太タッチのベートーヴェンも、想定範囲内だが、まずまず良し。

尾高氏は、来年5月のN響定期で、またエルガーを振る予定。チェロ協奏曲(vc:ロバート・コーエン)&交響曲第2番とは楽しみだ。


camera: Fuji NATURA BLACK F1.9  film: Agfa VISTA100