サントリーホールへ。
日フィルの定期演奏会。
飯守泰次郎が客演してのワーグナー名曲集。
前半は、タンホイザー序曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲&「愛の死」。後半は「ニーベルングの指環」から、いろいろ。ソプラノに緑川まり。
ま、飯守ファンにはお馴染みのプログラムですね。
全体的には、まあまあでした・・・。
飯守氏の指揮も手兵シティフィルを振る時のようには、やりたいことを伝えきれなかったのか、私には少しもどかしさも。
後にいくほど演奏の密度が上がっていった印象。後半の後半あたりから、ジークフリートのラインの旅、葬送行進曲、そしてブリュンヒルデの自己犠牲・・・だんだんこちらも夢中になっていった。
緑川さんは、イゾルデよりブリュンヒルデが良い。飯守&緑川の「自己犠牲」は、既に相当回数を重ねてきているし、今や“当り芸”といった感。今回もまだキンキンした無理ある発声があったとはいえ、役になりきっての堂々たる表現はさすが、板についている。
そういえば来年はシティフィル名物の「オーケストラル・オペラ」シリーズ再開、9月に「トリスタンとイゾルデ」。イゾルデはもちろん緑川まり、とのこと。
camera: Minolta TC-1 film: Fuji SUPERIA Venus400