スゴ~イ

約1週間ぶりのブログです。

早いもので、もう今年も
1週間ちょっとで終わりなのですね…

今年1年を振り返ると、
ほとんどの時間を翻訳修業に費やしていました。

今年の苦労が来年に繋がるといいのですが…

え~本日、先日応募した『字幕翻訳コンテスト』の
結果が発表されました。

私の順位は、114/279位…

字幕翻訳に初挑戦して楽しく訳せたのですが、
やはり字幕翻訳の勉強をしている方はスゴイ!!!

字数制限のないコンテストだったのですが、
勉強をされている方は字数制限を守り、
実に簡潔に訳しています。
(上位20名の方の訳文がwebで公開中。)

私が修業している出版翻訳も、
単に英語→日本語に訳せばOKというものではなく、
非常に奥が深くて難しいのですが、
字幕翻訳には『字数制限』というものがあるので、
出版翻訳以上に難しいと思います。

私は、『簡潔に述べる』という事が苦手なので、
字幕翻訳には向いていないかも…。

面白そうなんですけどね。

字幕翻訳といえば、まず戸田奈津子さんが
思い浮かぶと思います。

翻訳のジャンルは違いますが、
私が尊敬している翻訳者の1人です。

皆さんは、野口尊子さんという翻訳者を
ご存知でしょうか?

私、この方も非常に尊敬しています。

アメリカの人気ドラマ『FRIENDS』の
字幕と吹替の翻訳者です。

野口尊子さんの字幕or吹替は、
映像の観客と同じタイミングで笑えるんですよね。

素人の私が言うのもなんですが、
これってスゴイと思うんです。

出版翻訳でもアメリカのギャグを訳出するのは
非常に難しいです。

アメリカ人と日本人の笑いのツボは違いますから、
かなりの工夫を要する場合があります。

『FRIENDS』の登場人物の1人、
チャンドラーはよくくだらないギャグを言うのですが、
それを野口尊子さんは字数制限があるなか、
うまく日本人の笑いのツボに合わせて訳して
いらっしゃるんですよね。

英語のセリフと日本語のセリフを比べて
随分かけ離れてしまっているように思える箇所も、
実はキチンと英語のセリフのニュアンスは守られているのです。

『どうやったらこんなに面白い訳にたどりつくんだ?』と、
いつもDVDを観ながら考えちゃいます。

『FRIENDS』が日本でも人気が出た理由の1つに、
“野口尊子さんの翻訳が素晴らしいから”
というのもあるのではないでしょうかねぇ?

まぁ、今回の字幕翻訳コンテストの成績はイマイチ(イマニ?)
でしたが、また機会があったら挑戦してみようと思っています

因みに、この字幕翻訳コンテストの上位3名に
賞品(今回はDVD)が出たのですが、『レーティング賞』という、
言わば参加賞の様なもの(映画のペア鑑賞券)が抽選で20名に
プレゼントされました。

この20名に私の名が載っておりました…。

実は、この『レーティング賞』をいただくのは3回目。
(過去2回は『ジョーク翻訳コンテスト』で参加。)

毎回賞品は違いますが、
3回連続で参加賞ばかりもらってしまう私って一体…

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