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「プラズマテレビ」と「液晶テレビ」はどう違うか?

2007年03月02日 | テレビ
薄型テレビ(うすがたてれび)は、テレビ受像機の種類の一つであり、一般的にはフラットパネルディスプレイを使ったテレビの事である。

概略
以前のテレビはブラウン管を使ったものが主流だったが、大画面になるにしたがってその奥行きが大きくなってしまうという欠点があった。そこで、奥行きの小さい「薄型テレビ」の開発が進められ、2003年からの地上デジタル放送の開始と相まって現在普及が進んでいる。低価格化されているが、ブラウン管テレビと比べるとまだ高価。なお日本国内では既にブラウン管テレビの製造を完全終了しており、今後は地デジ対応薄型テレビのみを生産する。

2003年から2006年にかけての薄型テレビの主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」である。一般的に液晶テレビは小画面~大画面(~65V型)、プラズマテレビは大画面のみ(32V型~103V型)の製品である。この2つは外見はほとんど変わらないが構造は全く異なり、一長一短がある。またほとんどの製品は地上デジタル・アナログ放送やBS・110度CSデジタル放送のチューナーを内蔵している。また、リアプロジェクションテレビもあるが日本国内では少数にとどまっている。現在は有機ELやSEDなどが新たな薄型テレビの方式として研究開発が進められている。

デジタルカメラ・DVDレコーダーと合わせて、「デジタル家電」、「デジタル三種の神器」とも呼ばれる。

一般家庭でも「壁掛け」が可能だが、重量の点がネックとなっている。32型で20kg前後、50型以上では60kgを超える薄型テレビを壁に掛ける場合、多くの日本の一般住宅で石膏ボード等の比較的低強度の壁材が使用されるため、大がかりな取り付け・補強工事が必要になる。またテレビの位置を自由に移動できなくなるなどの理由もあり、これまでと同じくテレビスタンドに設置する場合が多い。

近年は一般家庭のみならず、公共施設・航空機・鉄道車両・自動車などにおいて広く用いられるようになっている。

液晶テレビ
テレビ画面に、液晶を用いたディスプレイ(液晶ディスプレイ、略称『LCD』)を使用したテレビ。

1982年、エプソンが世界で初めて液晶ディスプレイ(反射型1.2型)を使用したテレビ付きデジタル時計を販売。その後1984年には、TFTカラー液晶(透過型2.1型)を採用したポケットテレビ(商品名:テレビアン)を販売。最初に比較的大型の民生用商品の市場投入をしたのはシャープであり、当時の商品「ウィンドウ」は1995年の日経優秀製品・サービス賞で産業新聞・最優秀賞に選ばれている(なお、後継の「AQUOS」は2001年に同賞に選ばれている。また、ウィンドウはマイクロソフトから「ウィンドウという商品名は使うな」とクレームをつけられたことがある)。現在日本では多くのメーカーが発売し、韓国のサムスンも参入するなど競争が激しくなっている。

長所
同サイズのプラズマテレビにくらべると最大消費電力が低い
低反射性(光沢処理がされている場合はこの限りでない)
比較的長寿命
小型(薄型)化が可能
小型でも解像度を高くできる
バックライトにLEDを用いたり、CCFLの工夫により、プラズマより色域を広く取れる(NTCS比を超える色域を越える色域が表現できるようになった)

短所
年間消費電力量が高い(暗い画面でもバックライトが点灯しつづけるため、暗い画面では画素が発光しないプラズマに比べ、消費が大きくなる)
応答速度が遅く、速い動きのあるシーンでは残像感がある。液晶テレビの一番のネック。動画で解像度が低くなる。また液晶は原理上(ホールド型)、応答速度を極限まで上げられた場合でも残像感を無くすことは出来ない。この欠点を補うため「倍速表示」「黒挿入」「バックライトブリンク」等の技術が用いられ、解消しつつある。特に2007年以降は、倍速表示をするモデルが増えてきて、プラズマの優位性はほとんどなくなってきている。
※応答速度:画面の色が「黒→白→黒」と変化する時にかかる時間。単位は「ms(ミリセカンド)」で、1msは1000分の1秒。中間階調から黒または白への移行時間が更に遅い。このため、応答速度として人間が感知できないほどの短時間が記載されていても、実際に映像を見ると残像が見られるといった問題が発生する。
コントラストが低い。
※コントラスト:最も明るい部分と暗い部分の比のことで、「1200:1」などと表される。その差が低いと黒が真っ黒、白は真っ白にならない。メーカー公表の数値は真正面から見たもの。
同一画面での白と黒との差とは限らないので注意が必要。あくまでも最も明るい部分と、バックライトを暗くして黒表示を行った部分との比である。例えば表示モードでダイナミックの白と、映画モードの黒。

影の表示ができず画面が平面的。
※影:は色の変化ではなく明るさの変化である。しかし光源をバックライトに依存している液晶ディスプレイは、画素ごとの明るさを変化させることができない。そのため液晶ディスプレイは、本来は明るさの変化である影を忠実に再現することができない。液晶ディスプレイは画素ごとの明るさを変化させられないため、影を黒色や灰色という色で表示することにより再現しようとしているが、明るさの変化がないこと、および本来の黒・灰色部分との競合により、元の画と比較するとどうしても平面的で奥行きの無い画像になってしまう。これは液晶ディスプレイの構造上の問題点である。
視野角が狭い。
※視野角:画面の正面から視点を上下左右に移動したときに、色が変化せずに画面が見える範囲を角度で表したもので、メーカー公表の数値は、コントラスト比10:1または5:1が確保できる角度である。コントラスト比10:1は、内容の判別は可能であるが鑑賞に堪えうる画質ではない。そのため、視野角170度などとカタログに表記されていても、実際に鑑賞に堪えうる視野角は大幅に小さい。
実際の商品では液晶の視野角依存性を視野角補償フィルムと呼ばれる高分子異方性フィルムである程度補償している。

同サイズのブラウン管(ハイビジョン管、通常管を問わず)に比べて高価である。
大型化が困難。
これらの短所は克服されつつあるので短所は少なくなってきている。が、「応答速度」「コントラスト」「視野角」に関して各メーカーが公表している数値はあくまで参考値であるため、実際に自分の目で映像を確認してみることが重要。

解像度
液晶テレビの解像度は、16:9タイプの場合、以下の3種類が存在する。

フルハイビジョン
横1920ピクセル・縦1080ピクセルの画素を持つ。
ハイビジョン本来の画質を再現できる。ラインアップの下限は長らく37V型であったが、2006年にはシャープが初のフルハイビジョン対応32V型を開発・発売した。
2007年現在、30V型未満ではフルハイビジョン対応モデルは存在しない。
標準ハイビジョン
横1366ピクセル・縦768ピクセルの画素を持つ。
現在のハイビジョン対応液晶テレビは、この解像度が主流である。
標準
横854ピクセル・縦480ピクセルの画素を持つ。
現在ではほとんど見かけない。

主なメーカーのブランド名
シャープ・・・・・AQUOS(アクオス)
ソニー・・・・・・BRAVIA(ブラビア)
パナソニック・・・VIERA(ビエラ)
東芝・・・・・・・REGZA(レグザ)
日立・・・・・・・Wooo(ウー)
ビクター・・・・・EXE(エグゼ)
三菱・・・・・・・REAL(リアル)
サンヨー・・・・・CAPUJO(カプージョ)
EIZO・・・・・・・FORIS.TV(フォリス)
富士通ゼネラル・・・・・・・AVIAMO(アビアーモ)

プラズマテレビ
プラズマディスプレイを使用したテレビ。

1992年、富士通の篠田傳が世界で初めてプラズマディスプレイを使用したテレビを開発。「愛」の文字を表示させる。1993年に富士通ゼネラルが世界で初めてプラズマディスプレイを商品化(21インチサイズ)。1996年には富士通、富士通ゼネラルが世界初となる業務用42インチフルカラーPDPを開発、1997年9月には富士通ゼネラルが業務用42型ワイドプラズマディスプレイ、民生用42インチワイドタイプ(16:9画面)のプラズマテレビを同年11月に発売すると発表。 1997年12月にパイオニアが世界初の50型高精細ワイドプラズマテレビ「PDP-501HD」を発売した。日本における主なメーカーは、パナソニック・パイオニア・日立・ビクター・富士通ゼネラル・サンヨーなど。

長所
大画面・低コスト(特に大型になればなるほど、液晶よりも安い)
年間消費電力量が低い
自己発光なので、視野角が広い
応答速度が速く、アクション映画などでも動きがなめらか(*ガンマ特性がフラットなので、比較的簡単な回路で忠実な階調性能を実現できる

短所
最大消費電力が高い
画素の滑らかさに欠ける(同じサイズ、解像度のLCDと比べるとプラズマは、画素と画素の間の仕切りが見えてしまうので、滑らかさに欠けてしまう)
寿命がLCDに比べると比較的短い。また、修理は不可能でパネルを交換する以外方法が無い。(LCDは機種によっては、バックパネルのみの交換で済む場合もある)
小型化・高精細化が困難(小型・フルハイビジョン対応モデルの発売が液晶より遅れている)
諧調表示に、PWMと呼ばれる変調方式を用いているために、疑似輪郭と呼ばれる動画残像発生したり、色割れが発生する。
静止画表示時には、PWM変調が絵の一部が揺らぎとして見えてしまうので、向かない。
構造上、予備放電の発光が必要なため、液晶とは性質の違う黒浮きが目立つ場合がある。
ブラウン管TV同様に画面焼けが起き易い(4:3映像をそのまま表示すると画面の両側に黒い帯ができる)
バックライトと透過フィルター両面で調整が出来るLCDに比べると色域が狭くなりがちである。
CRTと同様に、ちらつき(フリッカー)が気になる。

近年のプラズマテレビ
松下電器産業やパイオニアの2006年モデルプラズマテレビでは、フルハイビジョンと呼ばれる横1920画素×縦1080画素の表示能力をもつものがある。フルハイビジョンモデルは最小で50インチではあるものの、従来プラズマテレビが苦手とされていた高精細化に向けて一歩前進した。また、消費電力面でも液晶テレビと大きな差は無くなりつつある。

プラズマテレビのコントラスト
プラズマテレビは画素の発光に蛍光ガスを用いる関係上、大型家電店などの明るい照明下では黒が濃い紫色などに見えてしまうことがある。だが、家庭の照明下では十分に黒く表示される。特に部屋を暗くした場合のコントラストは液晶テレビの比ではない。

主なメーカーのブランド名
パナソニック・・・・VIERA(ビエラ)
日立・・・・・・・・Wooo(ウー)
パイオニア・・・・・purevison(ピュアビジョン)、ELITE(エリート)
富士通ゼネラル・・・Plasmavision(プラズマビジョン)AVIAMO(アビアーモ)
ビクター・・・・・・EXE(エグゼ)
サンヨー・・・・・・CAPUJO(カプージョ)

リアプロジェクションテレビ
テレビの画面の後ろから映像を投影するテレビ。詳細はリアプロジェクションテレビを参照。日本では「大型テレビは液晶か、プラズマか」と言われていた中で、2004年にエプソンが「LIVING STATION」を発売したことから注目されるようになる。

特徴としては液晶、プラズマテレビよりも価格が安いことがあげられる。簡単に大画面化できるので、製造コストが非常に安く済み、欧米等の海外では、液晶・プラズマに劣らないほどの人気を博している。“プロジェクション”の名が示す通り、後部から前面のスクリーンへの投影により映像を表示するので、液晶・プラズマよりも画像が滑らかである。 ただし、将来他方式の商品の低価格化が進んだ場合、価格の優位性を維持できない可能性がある。[要出典]また、定期的にランプを交換する必要があるものの、ランプさえ交換すれば長く使える。視野角も狭く、量販店では非常に暗くて使いものにならないと思われがちであるが、一般家庭の光量でも十分に明るい。 使用される部品点数が少ないために故障し難く、大きさの割に重量が軽い。日本における主なメーカーは、エプソン・ソニー・三菱電機・日本ビクターなど。

ブラウン管方式よりは薄いものの、フラットパネルを使ったものよりは奥行きがあり、薄型テレビの範疇に入るか否かは意見が分かれる。

薄型ブラウン管テレビ
薄型ブラウン管を使用したテレビ。 最近では三星が薄型ブラウン管テレビを販売している。

薄型ブラウン管テレビの特徴としては

高コントラスト
色彩表示能力、応答速度に優れる
端の方が歪む
があげられる。

有機ELDテレビ
有機ELディスプレイを使用したテレビ。2006年10月現在では商品化はされておらず、エプソンが2007年に発売するとしている。

特徴を有機ELから参照すると、他の製品よりもさらに薄くできる、低電圧、低消費電力、視野角が広い、高画質と魅力的な項目が並ぶが、寿命の短さ、価格の高さ、大型化の難しさがネックとなっている。

 SEDテレビ
SEディスプレイを使用したテレビ。基本原理はブラウン管と同じで、キヤノンと東芝が共同開発した。2006年10月現在では商品化はされておらず、前述した2社の合弁会社「SED株式会社」が2007年秋以降に製品を出すことになっている。

特徴は、高画質と低消費電力。液晶・プラズマテレビの省スペース性とブラウン管テレビの高画質を併せ持つ、次世代の薄型テレビとして期待が高まっている。

注:SED株式会社は、既存の宇宙技術開発株式会社 (Space Engineering Development Co.,Ltd.) とは別会社。



我が家でも、そろそろ「薄型テレビ」が欲しいなぁ~・・・何かを買いたい僕。
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「大阪ルール」という本に、関西人の僕も感心しきり。

2007年03月02日 | 本・雑誌・漫画
大阪ルール

中経出版

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「関西人」の僕が読んでも納得!細かいところまで、「大阪人」を観察した末にできた本。大阪に転勤する予定の方、必読書。読みやすく分かりやすい。
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フリーコミック誌が出た!!!!!

2007年03月02日 | 本・雑誌・漫画
「コミック・ガンボ」。週刊誌である。首都圏のみの。広告ページがそれほどある訳でもなく、値段は0円。どうやって儲けているのだろう。江川達也の対談なんかもあったりして、中身はちゃんとしている。「フリーマガジン」「フリーDVD」は今まであったが・・・何でも「フリー」の時代に入るのだろうか?
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