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2014年10月28日

2014-10-29 23:34:47 | 医学

新たな臨床試験データ:
多発性硬化症の候補薬は、潰瘍性大腸炎でも有望

New clinical trial data:
Multiple sclerosis drug candidate also shows promise for ulcerative colitis



潰瘍性大腸炎の候補薬RPC1063に関する新しい臨床データが本日発表された。RPC1063はスクリップス研究所(The Scripps Research Institute; TSRI)で最初に発見されて合成された新薬であり、スフィンゴシン-1-リン酸の受容体1(S1P1)に対するアゴニストである。

RPC1063は現在、中度から重度の活動性潰瘍性大腸炎の患者199例で第2相試験中である。最新の結果によれば、RPC1063を1mgで8週間投与した患者の16.4パーセントが臨床的寛解に至った(プラセボ群は6.2パーセント)。

「RPC1063はすでに多発性硬化症で著しい効能と安全性を示しているが、潰瘍性大腸炎の患者でも有望さを示したことに我々は喜んでいる」、TSRIの教授であるヒュー・ローゼンは言う。彼はEdロバーツ教授と共に、RPC-1063を発見した研究チームを指揮してきた。

RPC1063を開発するReceptos社(サンディエゴ)のスポンサーによる臨床試験は、おおむね良好な忍容性を示した。



候補薬RPC1063は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)分子ライブラリをTSRIフロリダの分子スクリーニング・センターで分析する中から得られた。用いたアッセイ・テクノロジーはラ・ホーヤにあるローゼン研究室によるものである。TSRIはReceptos社に化合物のライセンスを供与し、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けるべくRPC1063を開発している。

今回のポジティブな結果から、Receptos社は潰瘍性大腸炎の第3相試験、クローン病の第2相試験を開始する予定である。加えて、RPC1063は多発性硬化症の第3相試験中である。

記事出典:
上記の記事は、スクリップス研究所によって提供される素材に基づく。

http://www.sciencedaily.com/releases/2014/10/141028082135.htm

<コメント>
RPC1063というスフィンゴシン-1-リン酸Sphingosine-1-Phosphate; S1P)の作用を調節する新薬がIBD治療薬として開発中という記事です。

今年9月には多発性硬化症に対する第2相試験の結果も出ています。同様の機序を持つフィンゴリモドFingolimod)が既に多発性硬化症の治療薬として国内での承認を受けています


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