New colon cancer culprit found in gut microbiome
June 24, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/06/150624071026.htm
結腸癌と腸内細菌叢/微生物叢
フソバクテリウム属/Fusobacterium
プロビデンシア属/Providencia
フソバクテリウム属は以前も結腸癌を引き起こすグループとして関係付けられたが、
プロビデンシア属が結腸癌と関連付けられたのは初めてである
腸の微生物叢で起きる大きな変化の調査は、研究者が特定の細菌の役割を分類して同定することを助ける可能性がある
さらに、結腸癌の組織に存在すると予測される微生物遺伝子に「ビルレンス機能」が豊富であることを示すことにより、臨床家clinicianはこの徴候を、腸での細菌の変化が患者の健康にとってどんな意味があるのかを発見するために使うことができるだろう
しかし現段階では、確実な因果関係を決定することはできない
http://dx.doi.org/10.1186/s13073-015-0177-8
Virulence genes are a signature of the microbiome in the colorectal tumor microenvironment.
ビルレンス遺伝子は、結腸直腸腫瘍の微小環境における微生物叢の徴候である
ビルレンス
[英] virulence
[同義語] 【毒力,菌力】
微生物が宿主に感染し病気を起こす能力を総括的に表した言葉。
Discovery promises new treatments to thwart colon cancer
Giving patients 'good' gut bacteria could help prevent or slow progression of colorectal cancer
June 19, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/06/150619141609.htm
結腸癌の悪性度にAIM2が関与する
AIM2は結腸癌でしばしば変異し、
小腸癌でも半分で変異することが以前わかっている
AIM2を欠損させると腸内細菌叢が悪化し、
幹細胞の増殖と腫瘍の発生が増加したが、
腸内細菌を移植することで回避された
http://dx.doi.org/10.1016/j.cell.2015.06.001
Critical Role for the DNA Sensor AIM2 in Stem Cell Proliferation and Cancer.
AIM2は自然免疫センサー/innate immune sensor
欠損すると腸の幹細胞が制御不能の増殖が起きやすくなり、
異常なWntシグナルが癌幹細胞の集団を拡大した
p-Akt↑
c-Myc↑
Metabolic link between bacterial 'biofilms' and colon cancer found
May 7, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/05/150507122655.htm
結腸癌細胞と腸内細菌バイオフィルムはお互いに促進し合う
上行結腸ascending colonの癌の周囲には、ほとんどの場合、バイオフィルムbiofilmという細菌複合体がある
N1, N12-ジアセチルスペルミン/N1, N12-diacetylspermineというポリアミンは、
腫瘍とバイオフィルム両方で高濃度だった
結腸癌も細菌も、
N1, N12-ジアセチルスペルミンで増殖が促進される
細菌バイオフィルムが慢性炎症を誘導→結腸癌の増殖→ポリアミン産生↑→細菌増殖
サンプル切除24時間前の抗生物質で、バイオフィルムはなくなり、
N1, N12-ジアセチルスペルミンは著しく減少した
spermine (sper′mēn).
スペルミン; N, N′- bis(3-aminopropyl)-1,4-diaminobutane
(ある種の細菌に認められるポリアミン.ある種のウイルスでは核酸に関連している.ヒトの精子に存在.細胞や組織の増殖に重要).
June 24, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/06/150624071026.htm
結腸癌と腸内細菌叢/微生物叢
フソバクテリウム属/Fusobacterium
プロビデンシア属/Providencia
フソバクテリウム属は以前も結腸癌を引き起こすグループとして関係付けられたが、
プロビデンシア属が結腸癌と関連付けられたのは初めてである
腸の微生物叢で起きる大きな変化の調査は、研究者が特定の細菌の役割を分類して同定することを助ける可能性がある
さらに、結腸癌の組織に存在すると予測される微生物遺伝子に「ビルレンス機能」が豊富であることを示すことにより、臨床家clinicianはこの徴候を、腸での細菌の変化が患者の健康にとってどんな意味があるのかを発見するために使うことができるだろう
しかし現段階では、確実な因果関係を決定することはできない
http://dx.doi.org/10.1186/s13073-015-0177-8
Virulence genes are a signature of the microbiome in the colorectal tumor microenvironment.
ビルレンス遺伝子は、結腸直腸腫瘍の微小環境における微生物叢の徴候である
ビルレンス
[英] virulence
[同義語] 【毒力,菌力】
微生物が宿主に感染し病気を起こす能力を総括的に表した言葉。
Discovery promises new treatments to thwart colon cancer
Giving patients 'good' gut bacteria could help prevent or slow progression of colorectal cancer
June 19, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/06/150619141609.htm
結腸癌の悪性度にAIM2が関与する
AIM2は結腸癌でしばしば変異し、
小腸癌でも半分で変異することが以前わかっている
AIM2を欠損させると腸内細菌叢が悪化し、
幹細胞の増殖と腫瘍の発生が増加したが、
腸内細菌を移植することで回避された
http://dx.doi.org/10.1016/j.cell.2015.06.001
Critical Role for the DNA Sensor AIM2 in Stem Cell Proliferation and Cancer.
AIM2は自然免疫センサー/innate immune sensor
欠損すると腸の幹細胞が制御不能の増殖が起きやすくなり、
異常なWntシグナルが癌幹細胞の集団を拡大した
p-Akt↑
c-Myc↑
Metabolic link between bacterial 'biofilms' and colon cancer found
May 7, 2015
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/05/150507122655.htm
結腸癌細胞と腸内細菌バイオフィルムはお互いに促進し合う
上行結腸ascending colonの癌の周囲には、ほとんどの場合、バイオフィルムbiofilmという細菌複合体がある
N1, N12-ジアセチルスペルミン/N1, N12-diacetylspermineというポリアミンは、
腫瘍とバイオフィルム両方で高濃度だった
結腸癌も細菌も、
N1, N12-ジアセチルスペルミンで増殖が促進される
細菌バイオフィルムが慢性炎症を誘導→結腸癌の増殖→ポリアミン産生↑→細菌増殖
サンプル切除24時間前の抗生物質で、バイオフィルムはなくなり、
N1, N12-ジアセチルスペルミンは著しく減少した
spermine (sper′mēn).
スペルミン; N, N′- bis(3-aminopropyl)-1,4-diaminobutane
(ある種の細菌に認められるポリアミン.ある種のウイルスでは核酸に関連している.ヒトの精子に存在.細胞や組織の増殖に重要).