機械翻訳2

興味のある科学/医学ニュースを適当に翻訳していきます。

アルツハイマー病に関わる酵素を阻害するタンパク質断片

2015-08-11 08:01:56 | 
Naturally occurring protein fragment found in the brain inhibits key enzyme implicated in Alzheimer's disease

July 29, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/07/150729093106.htm

sAPPαというタンパク質断片は、 タンパク分解酵素/プロテアーゼproteolytic enzymeのBACE1を阻害する
BACE1活性の増大はAβ凝集とプラークの沈着が生じる一因である


X線小角散乱/small-angle X-ray scatteringにより、sAPPαによるBACE1活性の阻害は、おそらくタンパク質断片の独特な三次元構造によることが明らかになった

さらに、X線結晶解析/X-ray crystallographyにより、sAPPaのBACE1への結合箇所を明らかにした



http://www.j-alz.com/vol47-3
sAβPPα is a Potent Endogenous Inhibitor of BACE 1

アミロイド-βタンパク質前駆体 (AβPP) のBACE1による切断は、Aβ産生の初めの段階である

今回我々は、AβPPのα-セクレターゼ/secretaseの分解産物であるsAβPPαが、内因性で強力な直接のBACE1阻害因子であることを初めて報告する
この阻害はおそらくアロステリックなメカニズムallosteric mechanismによる


さらに、C末端の16アミノ酸がないtruncationこと以外はsAβPPαと同一であるsAβPPβが、sAβPPαとは完全に異なる構造を取り、BACE1を阻害しないことをX線小角散乱により示す


sAβPPαがBACE1を直接阻害することを確定したことにより、Aβ過剰産生と関連する病理を標的とする新たな治療法デザインにつながる可能性がある
 


最新の画像もっと見る