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アレルギーの予防における微生物叢の役割

2015-07-18 21:47:20 | 腸内細菌
Role of microbiota in preventing allergies

July 10, 2015

http://www.sciencedaily.com/releases/2015/07/150710095244.htm


(緑がtype 3細胞)

これまで「衛生仮説」という現象の根底にある生物学的メカニズムは不明だった
今回のScienceで発表された研究は、マウスの腸で共生する微生物symbiotic intestinal microbesはアレルギー反応を阻害することにより免疫系に作用することを示した


細菌や真菌などの微生物は「タイプ3」という免疫応答を引き起こす
これらの免疫細胞は貪食phagocytosisを調整/連繋してcoordinate、微生物を殺す

しかし、あまりに大きすぎてタイプ3では扱えない感染(寄生虫やある種のアレルゲン)の場合、
その病原体の除去を(そしてアレルギー反応を)組織化するorganizeためのタイプ2細胞が出てくる


今回の研究でパスツール研究所Institut Pasteurの科学者は、微生物の攻撃で活性化されたタイプ3の細胞は、直接タイプ2細胞に作用してその活動を阻害することを示した
その結果、タイプ2はアレルギー性の免疫応答ができなくなる

 微生物叢→タイプ3─┤タイプ2→アレルギー反応


これらの結果は、微生物叢の不均衡がどのようにしてタイプ2免疫応答の悪化を引き起こすのかを説明する
タイプ2は通常は寄生虫と戦うために使われるが、アレルギー反応にもつながる

 微生物叢×→タイプ3↓─┤タイプ2↑→アレルギー反応↑


http://dx.doi.org/10.1126/science.aac4263
The microbiota regulates type 2 immunity through ROR t T cells.

人生の早い時期の共生微生物叢symbiotic microbiotaの変化または欠損は、タイプ2免疫ならびにアレルギー炎症を悪化させうる
微生物叢がどのようにタイプ2免疫を調節するかは不明だが、それは炎症性のヘルパーT細胞/Th17ならびに制御性T細胞/Tregを強く誘導する


今回我々は、微生物叢により誘導されるTregは核ホルモン受容体のRORγtを発現し、Th17細胞にもつながるlead to経路に沿って分化することを報告する

 微生物叢→RORγt+ Treg

RORγt陽性のTregsが存在しない状態では、Th2により促進される対寄生虫防御はより効率的であるが、Th2と関連する病理pathologyは悪化する

  微生物叢→RORγt+ Treg─┤Th2


ゆえに、微生物叢は「type 3」のRORγt+ TregsならびにTh17の誘導を通してtype 2免疫応答を調節し、粘膜表面での免疫応答のバランスを保つことにおいて重要なファクターとして作用する


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