日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ストレッサーと、ストレスを分けて考える。

2010-12-03 11:33:13 | Weblog
皆さんは、ストレスに対して、どのように考えていらっしゃいますか?

ホンマでっかTVの澤口先生がいうように、一般にストレスといわれているものは、ストレッサー(ストレス要因)と、結果としてのストレスに分けて考えなくてはならないものと思われます。

確かに、ストレスと言うものを、な~んにも考えていないのが世間の困ったところで。

まず、ストレスの原因であるストレッサー(ストレス要因)については、物理的、生物的、化学的、精神的なものの4つに分類できるといわれています。

1、物理的ストレッサーは、気温や天候、騒音などの環境的なもの。

2、生物的ストレッサーは、病原菌の侵入、過労、栄養不足など。

3、また、化学的ストレッサーは、薬物など。

4、精神的ストレッサーは、人間関係など精神的苦痛。

つまり、空調が整備されておらず、ホコリやニオイのキツイ職場で働いている人で、何かしら持病をかかえながら長時間労働を続けて、日頃服用している薬に難点があり、人間関係の劣悪な環境で生活したり、自分の良心にそぐわない仕事を続けていれば、ストレス要因MAXで誰でも鬱病にかかってしまうでしょう。

これらをごっちゃにしてしまえば、要因の分からないことがさらにストレスになってくるわけです。

そのためにも一つ一つ、ストレッサーを解決していかなくてはなりませんが、一人一人の日本人が、人間性を大切にすることを重要事項に持ってこられるようにならないと、今の人でなしの社会で実際にそれを行うのは難しいでしょう。

期待できるのは、個人でできる精神的な防衛法ですが。

まず、長年のデフレで、どこの職場もキツイ仕事をさせないと利益が出せないという収支優先が重要事項ですから、これについては一日やるべきことをやっていれば、それ以上のことができないと割り切るわけです。

イエスキリストも、明日をのみ思い煩うなと言っているくらいですから、人間は今日の今の瞬間ベストをつくせば良いわけで、無駄な悩みで、やみくもにストレスを付帯させないことです。

あとは、自分の能力を過大評価しないこと。

無理のきく若いうちならまだしも、年齢的に身体や精神が衰えてくるのは当たり前なことですが、それに気が付かずに競争社会の競走馬であり続けているのは、利口な人間がやることかどうかということです。

会社に大きく損害を与えてしまうような重要なミスをしないようにして、能力の80%くらい保っていれば、細かいことは怒られてもオッケーくらいに思っていればいいわけです。

人間関係のストレッサーについては、上司からの怒られ方も問題で、ストレスのたまりやすい人間は、たいがい怒られやすい場所に自分を配置しています。

叱責から逃れられない場合は、これから叱責を受けるという心の防御をしておいた上で、相手の職務遂行に主体的に満足度を与えたり、無駄に説教好きな責任者のいる場所からは、なるべく体をうつしておくなりして、ストレッサーから逃れられればいいわけです。

いちばんの悪い例は、学校の虐められっ子なわけですが、ノーガードで何の回避もせずでは、ドラクエでいうところの会心の一撃を受けてしまうわけです。

物理的なストレッサーについては、仕事上の重要なミスをしないように、それを先回りしてやり込めていけばいいだけです。

最後に、どこへ行ってもストレッサーの多い世の中ですが、どうしてもというなら転職というのも無きにしもあらずです。

黄金伝説のように1万円生活ができるなんていうのは、かえって最強の能力なのですが、何百万円も給与が下がってしまう待遇ダウンに見合うだけの、節約能力が自分に備わっているなら転職もアリでしょう。

その能力がないと、生活苦がそれ以上のストレッサーとなって自分を襲ってくるからです。

これらを施行した上で、個人の能力の限界を超えてしまえば、ストレス解消で酒をのむなり、腕のいい精神科に診てもらえばいいのですが、これは結果としてのストレスの対処法でしょう。

精神科に行っても薬の処方で、精神をアゲ状態にするだけで完治する人が少ないところをみると、あくまでストレッサーを回避することの方が優先でしょう。

社会全体でストレスをなくする手段は、国民新党の支持率を現在のゼロパーセントから、なるべく引き上げていくことなんですけれどね。

それには、国民新党の政策を読め!、もっと努力しろといいたいです(笑)