日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

久しぶりに書くこと

2009-05-07 08:49:51 | Weblog
僕が長らく日記を書かなかったのは、大した理由ではありません。

春風邪(?)が長引いているというのもありますが、第一の理由は、あんまり書くことが無かったからで(笑)、アクセス数を気にするアルファーブロガーでもあるまいし、情報を大量に入手・整理する作業に没頭してコンスタントに書いていくのは、無理がたたるだけだと判断して休眠していました。

GW中は、先月職場を切られた下請けの方が飲みにさそってくれてくれたり、前の会社の人らと食事会があったり、それなりに有意義に過ごすことができました。

前の会社の人は、もう2年近く仕事を探しても見つからないようです。「どこも安い」とぼやいていましたが、「今仕事を辞めても、今以上楽に稼げる仕事は見つからないよ」という当時の僕の忠告を思い出してくれましたが、もう遅いです。僕に会社を辞める相談をした人は、僕の言うことを聞かずに、たいがい転職に失敗しています。

気が付いてみれば、少なくない人数の知人がたくさん失業者になっていたりしますが、一体この国はどうなってしまうのでしょうか。

昨日のNHKスペシャル「35歳を救え」じゃないですけど、42歳も救って欲しいですし(笑)、あらゆる年齢層が困っているワケで、若い人間を優先して使う求職者の年齢差別も、いい加減にしてもらいたいと思います。

番組では、職業訓練に投資したイギリスに、投資した金額の倍の税収が出たことと日本において同様の結果が出るというシミュレーションを強調していましたが、需要不足の時代に、またもや供給サイドの経済政策を行おうとしているのが、NHKの間抜けなところで、リーマンショック以前の比較的景気のいい時代のイギリスの例など出されても何にもならないわけです。

やはりNHKの経済音痴報道は死ぬまで直らないのかと思ってしまいますが、いくら職業訓練をしようが、不景気すぎて仕事が無いのならどうしようもないでしょうに。

話は変わりますが、今年の衆議院選挙はとても大事な選挙になるので、「皆さん自民党には決して投票しないように」といっても、これだけ偏向報道が多いと、国民の投票意識は見事に揺さぶられてしまいましたし、野党は相当頑張らないと勝てないと思います。

ここ20年の金持ち減税と、金持ちから金も借りたくないという意識が、長期不況の一番の原因なのに、麻生首相の目線は、「下々の皆さんの目線と同じ高さで政策を行います」ってな具合の(笑)、目線の高いところにありますし、ほんの僅かな景気浮揚策で、選挙前には何度も騙されてしまうのが、日本人の悲しいところでしょう。

「やはり民主党には任せられない」とか、「保守だから自民党に入れる」とかいう観念に戻ってしまった人はたくさんいるでしょうが、やや社民的で非常に目線の低かった田中角栄という政治家は自民党でも亜流であったわけで、その心地よい亜流の流れを持つ政治家は、今の自民党のような福田派の流れでは決してないわけです。

民主党の元自民党議員の多くが、旧田中派の経世会出身で、綿貫民輔、亀井静香という地方重視の政治家が国民新党を結成して、民主党と野党で共闘していることが、どうして分からないのでしょうか。

てなことを、僕が毎日考えているかと言えば、まったく反対にNintendo DSで遊んでばかりいるのですが(笑)、このまま先が読めてしまう将来ばかり心配し続けられるほど、人間の大脳は丈夫ではありません。

「明日をのみ思い煩(わずら)うな」というイエス・キリストの言葉通り、人間は、今日一日の心配事だけ考えていればよいワケで、それ以上の能力は持ち合わせていません。

人間の悩み事というのは、心配するような事が起こらなかったら心配しただけ無駄ですし、心配するような事に確実性が高かったり、実際に起きてしまえば、前もって準備するだけだったり、順繰りに対処するだけなので、まだ起きてもいない心配事をする時間は、大脳の作業として本当に無駄なわけです。(判るかな?)

さて、仕事始めまでまだ時間があるので、またNintendo DSでもやって遊んでますかい。