日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

参議院は良識の府、衆議院は代議士の府

2014-11-15 18:43:19 | Weblog
昨日、三宅洋平さんと話しましたが、参議院について少し。

参議院の前身であった貴族院は日本から姿を消していますが、イギリスではまだ残っているそうです。永久就職の無報酬職だそうですが、彼らは、ずっと政策を研究しているので、政策で分からないことがあれば貴族院に聞きに行けばたいがいのことは分かると言われているそうです。

現在の日本の参議院は俗に「良識の府」と呼ばれています。これは貴族院の名残りなのかも知れませんが、任期が6年と長いことから衆議院議員よりも政策を勉強する時間が長い政治家が多いのが、そう呼ばれている理由のようです。

逆に衆議院議員は、選挙に忙しくて法律を勉強する暇がない。しかし、権力欲は強いので、ねじれ国会で彼らの邪魔をする参議院を、自民党は何度もつぶすチャンスをうかがわせていました。山本一太などは、何度も潰すと言っていました。

私に言わせれば、二院制でねじれ国会があったからこそ、第一次安倍内閣の暴走を止められたのです。国家公務員の数が多いので、参議院が無駄だなどと言うのは、そうとう乱暴な考え方だと思います。潰すなら、昔青木参議院議長が言っていたように、衆議院の方を潰した方がいいと私は思います。

現在は第一次安倍内閣が、ねじれ国会解消で暴走し、今月の解散総選挙後も安泰と呼ばれていますが、第24回参院選(2016年7月)は、とても重要になります。

逆に衆議院議員は、代議士と言われています。参議院議員は代議士ではありません。

これも貴族院と対比させた名残りなのですが、貴族のための代弁ではなく、庶民の権利を代弁するから、代議士なのです。

今の自民党のように、経団連の代弁や、アメリカの代弁をするどころか便宜まで無限大に聞いているようでは、衆議院議員は、もはや代議士ではなくなっています。

やはり、立候補する人は誰でもいいという訳ではない。口下手な庶民の代弁ができる、弁舌の立つ代議士が求められていると思います。

昨日の山田正彦 第二期炉端政治塾 三宅洋平さんが講師

2014-11-15 18:38:33 | Weblog
昨日は、第二期炉端政治塾のスタート日でした。講師は、三宅洋平さん。

三宅洋平さんと、朝6時近くまで政治議論をしていました。ニュージシャンだからという予想に反して、物凄く博学なのでびっくりしました。彼が同年代から多くの支持が得られた理由が分かりました。面白かったあ。

11月14日(金)のつぶやき

2014-11-15 03:25:22 | Weblog

安倍は、消費税10%を再来年に引き伸ばしにするといっているわけで、元に戻すとは言っていません。今の8%が相当キツイのです。消費税で自営業者が本格的に怒り出すのは、来年の確定申告になってからでしょう。だから、傷の浅い今のうちに解散するしかないのです。

1 件 リツイートされました