石原都知事 辞任会見
「徴兵制」も 自説延々
都知事辞職、次期衆院選出馬の意向を表明した石原氏。
25日午後3時からの緊急会見で、改憲論や官僚攻撃、国の財政への不満などを、延々50分近く。
知事の途中辞職で説明を求められても、まともな説明をせず
「都民のためにもっと大きな仕事をしようとしているのだから、理解してくれる」と強弁。
「国政の矛盾の最たるものは、占領軍が一方的に与えた醜い日本語でつづられた憲法だ」と、現行憲法を無効とする自説を展開。
さらに、「今の若者にシャンとしてもらうために、自衛隊でも、警察でも、海外協力隊でも、連帯責任をおって無償行為を経験したほうがいい」と、「徴兵制」導入まで口にしました。
「国民への最後のご奉公」と胸を張る石原氏、深刻な国民生活を立て直す視点は、一切見られません。
(しんぶん赤旗(HP毎日更新)日刊紙2012年10月26日(金)よりネコ型編。)
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汚染水 建屋で被ばく
元作業員、東電などを初告発
東京電力福島第1原発事故の緊急作業についていた元作業員が、年間被曝限度線量を超えないよう必要な措置をとらなかったのは、労働安全衛生法などに違反するとして、東電と、作業を請け負った関電工を労働基準監督署に告発(申告)する準備を進めています。
作業関係者が東電などを告発するのは初めてです。(山本眞直)
告発するのは、いわき市の東電関連会社(2次下請け)に所属していた男性(46)。
男性は、「作業員に被曝だけを押し付け、危険手当もピンはねしたあげく使い捨てするやり方は、原発の廃炉作業にとっても見過ごせない。 東電や元受けに責任を取らせたい」と話しています。
状況・データ↓↓
2011年3月24日の3号機原子炉タービン建屋地下の配電盤に電源ケーブルを敷設する緊急作業などで20ミリシーベルトを被曝。
東電が発注し、関電工が元請となり現場作業を指揮。
高濃度の汚染水にくるぶしまで浸かっての作業では、3人の作業員らが最大200ミリシーベルトを被曝。
男性は、たまり水の危険性を察知、作業を拒否したものの現場にとどまる。
関電工は、放射線測定、汚染水の状況を確認せずに作業を開始し、線量計の警報音を無視して作業を継続させた。
同時刻に作業を予定していた別チームは、現場の空間線量を毎時400ミリシーベルトと測定し、作業員を撤収させている。
弁護団は、この作業命令は、1年間の被曝限度を容易に超える被曝を生じさせうるものであると指摘。
(東電・関電工)両社は、労働安全衛生法及び電離放射線障害防止規則に違反するとして、
①罰則の適用
②線量管理の徹底や放射線防護策の充実
など、適切な措置を求めるとしている。
「死と隣り合わせの戦場さながらの原発に送り込まれ、
ずさんな放射線管理で浴びてはならない放射線被曝を強いられた」(状況詳細)
作業前の打ち合わせで、放射線管理員からは、「少々線量が高いが作業に支障をきたす状況ではない」と説明されました。
しかし、作業開始して数分も経たないうちに20ミリシーベルトに設定しておいた線量計の警報音が次々に鳴り出したのです。
電源喪失でタービン建屋地下は真っ暗闇。ヘッドランプの光でわずかに浮かび上がるのは、あるはずもない汚染水と不気味に立ち上る湯気。
男性は「たまり水に触れることは100%ご法度、これは常識だ。関電工は、危険を承知で作業を継続した」
男性によれば、関電工の監督役の社員は、鳴り響く警報音を「誤作動もある」と無視。
作業チームは
①配電盤の位置確認、②ケーブル接続 ③通電確認 ④不安定なケーブルの固定 ⑤接続の最終確認
と、計5回入ったといいます。
男性と同僚作業員は、「ふざけるな」との思いから地下への立ち入りを拒否。柱の影に身を隠しましたが、被曝は避けられなかったといいます。
この間、現場に近づいた別の作業チームは、放射線量を測定、毎時400ミリシーベルトを確認し、「退避だ!」と叫び、即座に撤収しました。
「使い捨て」
被ばく線量が高まった男性は、作業をはずされ、広野火力発電所、東電柏崎刈羽原発、福井県の敦賀原発、青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設などを「たらい回し」にされました。
男性は5歳児の子育て中で、「いわきに帰ってほしい」と妻が強く希望していることもあり県内勤務を会社に申し出ましたが、「仕事先がない」と事実上解雇されました。
今、いわき市周辺の除染作業で生計をつないでいます。
男性はこみ上げる思いを抑え込むように語りました。
「心配していた通り被ばく線量が高くなり、会社は『仕事先がない』と使い捨てに出た。東電や関電工が現場の安全管理をまともにしていれば、被曝は避けられた」
(しんぶん赤旗(HP毎日更新)日刊紙2012年10月26日(金)よりネコ型編。)
「徴兵制」も 自説延々
都知事辞職、次期衆院選出馬の意向を表明した石原氏。
25日午後3時からの緊急会見で、改憲論や官僚攻撃、国の財政への不満などを、延々50分近く。
知事の途中辞職で説明を求められても、まともな説明をせず
「都民のためにもっと大きな仕事をしようとしているのだから、理解してくれる」と強弁。
「国政の矛盾の最たるものは、占領軍が一方的に与えた醜い日本語でつづられた憲法だ」と、現行憲法を無効とする自説を展開。
さらに、「今の若者にシャンとしてもらうために、自衛隊でも、警察でも、海外協力隊でも、連帯責任をおって無償行為を経験したほうがいい」と、「徴兵制」導入まで口にしました。
「国民への最後のご奉公」と胸を張る石原氏、深刻な国民生活を立て直す視点は、一切見られません。
(しんぶん赤旗(HP毎日更新)日刊紙2012年10月26日(金)よりネコ型編。)
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汚染水 建屋で被ばく
元作業員、東電などを初告発
東京電力福島第1原発事故の緊急作業についていた元作業員が、年間被曝限度線量を超えないよう必要な措置をとらなかったのは、労働安全衛生法などに違反するとして、東電と、作業を請け負った関電工を労働基準監督署に告発(申告)する準備を進めています。
作業関係者が東電などを告発するのは初めてです。(山本眞直)
告発するのは、いわき市の東電関連会社(2次下請け)に所属していた男性(46)。
男性は、「作業員に被曝だけを押し付け、危険手当もピンはねしたあげく使い捨てするやり方は、原発の廃炉作業にとっても見過ごせない。 東電や元受けに責任を取らせたい」と話しています。
状況・データ↓↓
2011年3月24日の3号機原子炉タービン建屋地下の配電盤に電源ケーブルを敷設する緊急作業などで20ミリシーベルトを被曝。
東電が発注し、関電工が元請となり現場作業を指揮。
高濃度の汚染水にくるぶしまで浸かっての作業では、3人の作業員らが最大200ミリシーベルトを被曝。
男性は、たまり水の危険性を察知、作業を拒否したものの現場にとどまる。
関電工は、放射線測定、汚染水の状況を確認せずに作業を開始し、線量計の警報音を無視して作業を継続させた。
同時刻に作業を予定していた別チームは、現場の空間線量を毎時400ミリシーベルトと測定し、作業員を撤収させている。
弁護団は、この作業命令は、1年間の被曝限度を容易に超える被曝を生じさせうるものであると指摘。
(東電・関電工)両社は、労働安全衛生法及び電離放射線障害防止規則に違反するとして、
①罰則の適用
②線量管理の徹底や放射線防護策の充実
など、適切な措置を求めるとしている。
「死と隣り合わせの戦場さながらの原発に送り込まれ、
ずさんな放射線管理で浴びてはならない放射線被曝を強いられた」(状況詳細)
作業前の打ち合わせで、放射線管理員からは、「少々線量が高いが作業に支障をきたす状況ではない」と説明されました。
しかし、作業開始して数分も経たないうちに20ミリシーベルトに設定しておいた線量計の警報音が次々に鳴り出したのです。
電源喪失でタービン建屋地下は真っ暗闇。ヘッドランプの光でわずかに浮かび上がるのは、あるはずもない汚染水と不気味に立ち上る湯気。
男性は「たまり水に触れることは100%ご法度、これは常識だ。関電工は、危険を承知で作業を継続した」
男性によれば、関電工の監督役の社員は、鳴り響く警報音を「誤作動もある」と無視。
作業チームは
①配電盤の位置確認、②ケーブル接続 ③通電確認 ④不安定なケーブルの固定 ⑤接続の最終確認
と、計5回入ったといいます。
男性と同僚作業員は、「ふざけるな」との思いから地下への立ち入りを拒否。柱の影に身を隠しましたが、被曝は避けられなかったといいます。
この間、現場に近づいた別の作業チームは、放射線量を測定、毎時400ミリシーベルトを確認し、「退避だ!」と叫び、即座に撤収しました。
「使い捨て」
被ばく線量が高まった男性は、作業をはずされ、広野火力発電所、東電柏崎刈羽原発、福井県の敦賀原発、青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設などを「たらい回し」にされました。
男性は5歳児の子育て中で、「いわきに帰ってほしい」と妻が強く希望していることもあり県内勤務を会社に申し出ましたが、「仕事先がない」と事実上解雇されました。
今、いわき市周辺の除染作業で生計をつないでいます。
男性はこみ上げる思いを抑え込むように語りました。
「心配していた通り被ばく線量が高くなり、会社は『仕事先がない』と使い捨てに出た。東電や関電工が現場の安全管理をまともにしていれば、被曝は避けられた」
(しんぶん赤旗(HP毎日更新)日刊紙2012年10月26日(金)よりネコ型編。)