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開票日から‘独裁者‘ / 「橋下氏と対決、共産党だけ」’時事放談’で野中広務元幹事長

2011-12-11 | 橋下維新の会 ・地方政治 / 共産叩かれ記
“ 橋下氏と対決、共産党だけ ”

 「体はって選挙やろうなんて気迫はまったくない」


 4日、放映されたTBS番組「時事放談」で、自民党の野中広務元幹事長が大阪ダブル選での自民党や民主党の選挙姿勢を、こう嘆く一幕がありました。

 番組で野中氏は、両党のこんな姿勢を「政党が支持をしながら、政党の人が選挙事務所におらないんですよ」と大嘆き。「(大阪に)応援に行ってね。本当に選挙事務所に政党の人が府議会議員も市議会議員も、そして国会議員はもちろんおらない」「今度、ビラまいてやっとったのは共産党ぐらいで、他そういうことで動いている団体というのは私、見たことがない」と訴えました。
 結局、橋下氏の独裁と正面から対決しているのが共産党しかない―。野中氏の目には、そう映ったようです。


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 橋下氏 開票日から ‘‘独裁者‘‘    しんぶん赤旗より

 「教育基本条例案」
 「職員基本条例案」

十分議論せず、公報にも書かず
 当選したら「民意」だと押し付け


大阪市

 「職員基本条例案、教育基本条例案に府庁総務部、教育委員会は猛抵抗してきた。有権者の判断を行政組織はしっかり受け止めなければならない」。
当確の報をうけたあと、マイクを向けられた橋下氏はこう述べ、さらに
「反対論を出し尽くした上で有権者が出した結論は重い」と重ねました。


 橋下氏の弁によれば、「反対論が出ることは承知の上で条例案を出した。府総務部、教育委員会には反論の場を与えた。それを受けての有権者の判断だ」。

 「反対論を出し尽くした」といっても府総務部、教育委員会と「維新の会」府議団の意見交換は1回だけ。橋下氏は2条例案について「選挙公報」には書かず、「維新の会」のビラではわずか数行です。 「教育基本条例案」に盛り込まれている3年連続定員割れの府立高校の廃校や学力テスト結果の学校別公表など具体的な中身はいっさい触れていません。府議会での実質的議論もこれからです。「反対論を出し尽くした」などとは到底言えません。

 にもかかわらず橋下氏は、大阪市議会で否決された2条例案を今度は市長提案で出すとし、「民意を無視する職員は市役所を去ってもらう」と絶対服従を強いようとしています。「職員基本条例案」は、市民のために仕事をしようとする職員は職務命令違反や最低評価にし、クビにできるというもの。市職員を市民「全体の奉仕者」から「1人の奉仕者」にしようとする憲法違反の横暴です。

 
 橋下氏の得票は75万票で、マスコミは橋下氏の「圧勝」と報じましたが、得票率は6割、有権者の4割以下です。平松邦夫候補には52万人余が投票しています。「選挙で勝ったからすべて従え」というのは乱暴な言い分です。
 「民意は二つあったと言える」という立命館大学の村上弘教授は、橋下氏の「大阪都構想」についても「十分説明していない」とし、「これでは民意の支持を得られたとは言えない」と指摘しています(11月29日付「東京」)。

 大阪商工会議所会頭の佐藤茂雄(しげたか)氏は2条例案について、「とくに詳しくはないが、教育は一番大切だ」とし、「厳しい経営をしてきた者としては、重ねて兼聴(多くの人の意見を聞くこと)の精神の尊さを言いたい」と語っています(11月29日付「毎日」)。

 橋下氏はまた同夜の会見で、 「補助金を徹底的に見直す」「無駄か無駄じゃないか、判断の決定権を民意で我々が得た。市長である僕と知事である松井(一郎)さんに期待がある。府庁でやったやり方をそのままやる」と述べ、独裁政治宣言をしています。橋下氏が府庁でやってきたのは、文化、福祉、医療、教育、中小企業、商店街などの府民向け施策の切り捨てです。
 橋下氏は「話し合いをしても解決ができないということであればもう一度民意を問うこともある」と市議会リコールもちらつかせます。

 同志社大学の真山達志政策学部長が次のように語っています。

 「何かを話し合って決めていくという環境が大阪からなくなるのは非常に恐ろしい。いろいろな組織や団体、政党が少しでも声を上げて暴走しないようにチェックすべきだ」(11月29日付「東京」)。

撤回求め7日集会

 「反独裁」でかつてない府民の共同が広がった今回の大阪ダブル選。7日には2条例案の撤回を求める府民共同の集会(中ノ島公会堂)が開かれます。独裁を許さないたたかいが新たなスタートを切っています。


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