今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

テツとの相談

2016年10月26日 | (故)テツ 


やあ、テツ
そっちの暮らしはどうだい
こっちは毎日ぽっかり穴が空いたままだ
何しろ、すべてがお前中心の生活だったからな

お前がハナやクモの所に行ってから1ヶ月
いまだに自分のふとした行動に
お前と暮らした証(あかし)が残ったままだ

時間(とき)は無情で
少しづつ
それらが消えて思い出になろうとしている

でも、まだ
お前との思い出を語ろうなどと
そんな気にはなれないな
お前の記憶は
あの日で止まったままなんだから




亡くなる前日の朝、様子がおかしかった


よほど苦しかったのか、何かを悟ったのか、涙を流していた
(この日の夜、嘔吐を繰り返して危篤状態に)



ところでテツよ、今日はお前に相談があるんだ
他ならぬ仲間のニャンコたちのこと
「おかあさん」は、お前もよく知っているよな
ああ、もちろん彼女も元気だ

みんなちゃんとご飯食べてるし
自由を謳歌した生活を送っているよ
でも、このままずっと続くとも思えない
この世がどんなに怖いところか
知らないだけだからね

正直、お前がいなくなった今、
我が家に引き取るかどうか悩んでるんだ

何しろ我々夫婦は高齢なんでね
彼らを引き取れば、看取られるのは我々の方かもだ

それに二人ともまだ仕事持ちだし
チビギャング(孫たち)も時折やって来るし

どうかな?
お前の仲間たちは
我が家に来て幸せになれるかな

なあ、テツ



ん?





テツ?


















「ぐだぐだ言ってないで、しっかりせんかい!」

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大好きオーラ復活

2016年10月25日 | シャッポ
最近のシャッポは、また店の中や周辺にいることが増えてきました。
      
          店内の日陰で休むシャッポ

食事以外はSCの外に出ていくようになって、危ないので探しては店の周辺に戻し続けた結果です。
      
     最近はSCの外を探していると、中の草むらで寝てたりして・・

特に夜は、店裏の駐車場でひとしきり遊んであげます。
足元でじゃれついて、本当はまだまだ子供で遊びたい盛りなんだな。

で、店を閉めた後は配達用の軽トラの荷台に置いたダンボール箱で寝かしつけて。
まあ、人間の赤ちゃんと同じです。

      
   昼間も箱の中がお気に入り(夜は後ろに見える軽トラの荷台で)

そんなことを繰り返しているうちに、あのシャッポの大好きオーラが復活してきました。
何の要求がなくても、目を細めたりしばたたかせたりしてこっちをじーっと見ています。
本当に癒されるんだな、これが。

ニャーとの大好きオーラの共演も。
二匹の微妙な距離感は相変わらずですが、でもお互いに認め合ってはいるようです。

      
            シャッポ得意のポーズ
  顔には"勲章"の傷がたくさんあるけど、実はおっとりした甘えん坊


寒くなってきました。当地でも最低気温が10℃を切ることも。
ニャンコは気温が10℃以上あっても、前日より急激に気温が下がると凍死することがある、というネット記事を読みました。この時期何よりも大切なことは、とにかく食べ物を潤沢に取って体力をつけることだそうです。


そう言えば昨日の帰り道の運転中、道端に子猫を発見。
道路を渡ろうと様子を伺っていました。
後続の車が多かったので止まるわけにもいかずやりすごしたのですが、あのニャンコも気になります。
これから寒くなる折、食べ物はあるのかな。

そしてもう一匹、ダイフクのことも何とかしなければ。






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おかあさん、ゴロンゴロン

2016年10月23日 | (故)みう(おかあさん)
またまた変なタイトルでおかあさんの近況です。

寒くなってきたので寝床の箱を設置しました。
といっても昨年のお古のダンボール箱です。
新しく格好いいのを作っても入らないので、ソトチビとの思い出の残った箱で毛布だけ変えました。
      
  おかあさんの暮らしは、トイレ、メシ、寝床、そして一応世話付です
        (しかも冬になるとホッカイロ暖房付)

天気が良ければ相変わらず玄関で番猫、人がいればリビングに挨拶。
      


たまに中で食事をします。
      
          各部屋の点検も怠りません。
     最近は2階に直行、どうも気になることがあるようです
             テツの臭いかも
        (おかあさん、テツはもういないんだよ)

仕事が休みの日、庭に出ると寄ってきて得意のデレデレ。
       ゴロン
         ゴロン
           場所を変えてまたゴロン

かつてテツにしていたように、今度はこっちに向かってデレデレします。

外出するときはお見送りとお出迎え。
我が家の守り神となったおかあさんです。

      
           寒い日は一日中寝床の中


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エサやりおばさん

2016年10月22日 | ノラたちの幸せを願って
先日来店したお客さんがニャーとシャッポを見て、
「あらぁ、あなた達ここにいたのォ。 まぁ、首輪までつけてもらって、よかったねぇ」
と感慨深げだったとのこと。
何でもその人によると二匹は、野良猫の生息地として知られる春の道ではなく、反対方向にある公園池の近辺で昨年の春に生まれたらしい。その場所にはエサやりおばさんもいて、そのときはたくさんの子猫が生まれたけど今はほとんど見ないそうだ。

      
         ニャー(右)とシャッポ(9/26の記事より再掲)

二匹のおかげで、お店に少しづつニャンコ情報網ができつつあります。


昨日は野良猫達の過酷な実態について少し書きました。
ノラへのエサやりについての問題提起は、ネット上でも本当に多い。以前にやっていたテレビ番組の調査によると、確か77%の人がエサやりに反対との結果だった。

自分は言うまでもなくノラの味方の一人だけど、エサやりに反対する人の気持ちもわかる。
もしそれがニャンコじゃなくてゴキブリだったら、自分も反対するだろうし。

でもやはり、目の前で死にかけて助けを求めているニャンコを見捨てろと言うのは、何かおかしい。 そう教わった子供が大きくなったら・・、最近の凶悪犯罪ニュースを見るにつけ不安にもなる。エサを与えたなら、(そのニャンコに対する)全ての責任を持つべきだという議論も、そうだろうか。

その一匹が死ねば、(そのニャンコが将来生産する)不幸なニャンコ達の数を減らすことができる。そういう理屈なのだが、それでいいのだろうか。

ここはひとつ、感情論ではなく建設的にいってみよう。

今はひと昔前と違ってノラの救済活動をしている人や団体も多いから、とりあえずの急場を助けてあげて、あとはそういったボランティアの人達に託すよう推奨する、というのはどうだろうか。

「エサやり禁止」の看板を立てるのではなく、「野良猫を見つけたらまず助けてあげて、○○○まで連絡下さい」と告知する。(○○○は保健所ではない)

確かにノラの数を減らすことは、彼等自身にとってもいいことだ。しかし、だとしても、殺処分なんてもってのほかじゃないか。 殺処分や実験に使われる猫たちの哀しげな表情を集めた写真集、それをまともに見れる人なんていないだろう。100歩譲って、増えすぎた野生動物を対象に狩猟を認めても、ニャンコを殺してはいけないのです。何故なら、ノラをこの世に生んだのは我々人間だから。

そもそも、野良猫にエサを与える人が非難されること自体おかしいのだ。
非難されるべきは、安易にニャンコを捨てた人達だろう。
ブリーダーや一部のペットショップは利益目的でニャンコを"生産"して、でも売れ残ったら、一体どうするのか。

ノラを生み出すこの社会の仕組み、人間のエゴを放置したまま、このエサやり賛否の議論を何回繰り返しても、結論なんて出るはずもないのです。

私の理想;
◆全国各地にシェルター(200㎡以上)を作って、すべてのノラ達がそこで暮らす。
◆ブリーダーの人達はシェルターのスタッフになる。
◆ペットショップではシェルターの元ノラ達を販売する。
(避妊、去勢手術前の猫は販売しない)
◆ニャンコの飼育は免許登録制とする。
◆運営資金は売上と国市町村の補助金でまかなう。


・・・こりゃ確かに簡単ではないな。ペットショップだけでなく猫カフェとか関連業界の問題もあるし、動物実験なくして新薬が開発できるかと言われたら答えを知らないし。

でもとにかく、できることから始めてみよう。
ただ、犬猫を器物とする日本の法律は何とかしてほしいな。


※昨日は当地役所の、ノラ達の避妊去勢の取り組みについて不満を述べてしまいましたが、役所が動物愛護団体とともに野良猫の保護、里親探しに一役買っているのも事実なので書き加えておきます。また、ほとんどのブリーダーやペットショップの人達も、(もちろんニャンコが好きだから)一匹残さず最後まで面倒みていることと確信しています。

      
           二匹は今日も穏やかに過ごしています
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ノラと家猫の分かれ道

2016年10月21日 | ノラたちの幸せを願って
先日の日が暮れた頃、バス通りの向こう側の歩道にシャッポを発見。
彼もこちらに気づいて、左右も確認せずに道を渡って来ました。
しかし何故か道の真ん中で立ち止まって後ろを振り返っています。
左右20mくらいのところには車が来ていて・・。
慌てて道に出てシャッポを抱き上げ、歩道に避難して事なきを得ました。

シャッポが心残りだった理由は、
向こうの歩道の植栽帯の中で子猫が鳴き続けていたからでした。

      
       このブログに何回も出てくる危険なバス通り
     子猫は夜の通りの、向こうの植栽帯の中で鳴いていた


その声はもうかわいそうなくらい潰れていて・・。
急いでシャッポを店に戻し、店にいたK君の助けを借りて子猫を探しました。

子猫の声も消えた中を探すこと30分、K君がスマホのライトで子猫を発見。
しかし子猫は植栽帯の中を逃げ回り、結局、見失ってしまった。
その後は残念ながら、その子猫の消息は不明のままです。

   *****************************************

野生動物の世界では、1才になるまでの生存率が20%にも満たないそうです。
人間社会で生きる野良猫の場合はもっと低く、成長しても彼等の平均寿命は3才程度とも。
(家猫の場合は最近の報告で15才。)
何とも過酷な、ノラニャンコの宿命です。

野良猫が本来の野生動物と違う点、それは、いい人間とめぐり会えるかどうかで彼らの運命が決まること。

あのバス通りの片隅で必死に鳴いて救いを求めながら、でも人が怖くて逃げてしまう子猫の哀しい性。そんなニャンコが、この社会には数え切れないほどいるんだね。

このブログを始めたことで、そういったノラを救うたくさんのボランティアの方たちがいることも知った。本当に頭が下がるし、自分も何かしなければという思いも強くした。

先日、市で行っているノラの避妊手術(無料)の申し込みを辞退しました。
担当の人と話して感じたのは、彼等は野良猫を少なくして住民の生活を快適にすることが目的なんです。

だからノラの気持ちなんて考えない。(何しろ法律上は器物だし。)
担当の人には申し訳ないが、そんな取り組みにニャーやシャッポやおかあさんを任せるわけにはいかないと思えたのです。


みんなには幸せになってもらわないと。
短い期間だったけど、目一杯我々を癒してくれたチビに報いるためにも。

          
     K君によると、見失った子猫はチビに似ていたそうです

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